・線の修正


アンチエイリアスについては大体理解していただけたかと思いますので、つづきまして線の修正についてお話しようかと思います。
さて、仮にアンチエイリアスをマスターしたからといって、必ずしもドット絵が綺麗になる・・・とは限りません。
アンチエイリアスとは単なるドット間のギザの処理であって、もともとからガタガタに見える線だと綺麗にはなるはずもありません。
例えばこんなカンジ・・・↓

ちなみにこれは円を描いたつもり。
線がガタついているため、円にはまったく見えません。
では、線をガタガタしているように見せないためにはどういうドットの置き方をしていけばよいのでしょうか。
結論はとっても簡単・・・
規則正しくドットを置いていけばよい、それだけのことです。
規則正しいドットとは、極端に言うと直線のこと。

左から1ドットのみで構成された斜めの直線、2ドットのみの直線、3ドットのみ、4ドット、6ドット、縦の直線。
見てわかるとおり、これら直線は当然の如くドット数が一定してます。
この「一定している」というのが今回の味噌、というかポイント。
では曲線の場合はどうなのか?
曲線というのは、細かく見ると、実は単にいろんな直線の集まりでできていることがわかります。
ということは・・・?
曲線の中のその直線部分のドットを一定させてやると、理屈としては綺麗な曲線になるはずですね。
では上で紹介した直線をすべて使って曲線を描いてみましょう。

ちょっと例えの線が短すぎたので、直線の集まりっていうか、ホントにただの曲線になってしまいましたが、言ってることは理解してもらえましたか?
今回の例に限らず曲線を描く場合のコツといたしましては、ドット数は徐々に増やしたり減らしたりすること。
例えば、2ドットの線の次は3ドット、4ドット、5・・・というカンジに1ドットづつ線を長くしていくとか、そんなカンジ。
では、線の修正を軽く理解したところで、最初の円をちゃんと描いてみましょう。

まずはガーっと適当に描いて、4分の1部分(左上側とか)だけちまちま修正し、その形を見ながら残りの4分の3をそれと同じ曲線になるように修正していくと完成。
せっかくなのでアンチもかけてみる。

どうでしょうか?ちょっと線を修正しただけで、こんなにも最初に描いた円とは違って見えるわけです。
線をきっちり修正すると、線の形がわかりやすくなり、アンチエイリアスもかけやすくなるという利点もでてきますので、むしろアンチエイリアスよりも線の修正は重要だと言えるでしょう。


最後にちょっとだけ、初心者の方によく見られる失敗例を紹介します。

例えばこんなカンジ。
基本的には今回講座した内容どおりのことをしています・・・が!
アンチの講座内でも言ったように、決して理屈にとらわれてはいけませんw
この程度の曲線の滑らかさで満足しているようではまだまだ。
2ドットのみの直線と3ドットのみの直線の間にも、まだまだ細かい直線があることを忘れてはいけません。
例えば、2ドットと3ドットが1セットになった直線とか。

こういう直線をさらに間に入れていくことで曲線はもっと滑らかになります。