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 ここでは気になる新聞記事についてコメントしたいと思います。著作権法上の問題で全文は紹介できませんが、必要な部分だけ記事を引用することにします。新聞はうちでとっている読売新聞が主となりますが、他の新聞に興味をひく記事があればそれについても掲載し、その際にはどの新聞の記事かを明記したいと思います。ちなみに、タイトルは必ずしも記事のものをそのまま使っているわけではありません。そして、括弧内の日付は、その記事が新聞に掲載された日付です。




 2003年07月05日

痴漢追跡の女子高生、しかし、「逮捕」したのは・・・(2003年06月01日)

 6月1日の記事によると、「埼玉県警所沢署は三十一日までに、住所不定、アルバイト(34)を県迷惑防止条例違反(痴漢行為)の現行犯で逮捕した」とあります。これだけならたいしたニュースにはならないでしょうが、話題になるのは捕まるまでの経緯です。容疑者は自転車に乗って追い抜きざまに女子高生に痴漢行為を行ったのですが、一緒にいた同級生の女子生徒が自転車で3・5キロ容疑者を追跡し、観念して自転車を降りた容疑者を「取り押さえ、駆けつけた所沢署員に引き渡した」そうです。
 さて、容疑者は現行犯で逮捕されたとありますが、現行犯逮捕とはどういうものなのでしょうか。普通の逮捕(通常逮捕といいます)をする場合は、裁判官が発行する逮捕状によって、検察官や検察事務官、警察官が行わなければなりません。しかし、例外的に逮捕状なしで逮捕できる場合があります。それが、現行犯逮捕、そして緊急逮捕です。ここでは、緊急逮捕については省略します。そこで、肝心の現行犯逮捕ですが、今まさに犯罪を行った者や犯罪を行おうとしている者の場合には、一般の人でも誰でも逮捕状なしで逮捕することができるのです。そして、一般の人が逮捕した場合には、すぐに犯人を捜査機関に引き渡さなければなりません。
 そこで、今回の事件を見てみたいのですが、事件の流れを見る限り、その女子高生が容疑者を現行犯逮捕して警察に引き渡したと考えられます。それに対して、最初に引用したように、記事では警察が容疑者を現行犯逮捕したとあるのです。しかし、そうすると、女子高生が容疑者を取り押さえたその行為は、逮捕でなければ何なのでしょうか。警察はいつ容疑者を現行犯逮捕したというのでしょうか。インターネットで検索して、いくつかの新聞社などのサイトを見てみたのですが、どれも警察が現行犯逮捕したことになっており、そこが引っかかる点ではありますが、やはりこの記事の記述には誤りがあるように思われます。





2002年12月14日(2002年11月11日)〜


2003年04月07日(2003年03月23日)〜


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