「帯広の会」分科会活動

まちづくり分科会


分 類

題     目

更新履歴

11 報 告 「春日部市藤通り」 13.04.27
10 報 告 「コープタウン北柏 防災ミニ拠点 計画」 13.04.07
報 告 「ブロークン・ウィンドウ (割れガラス)理論」と街づくり 09.10.10
8 提 案 帯広市 夏の まち中イベントの提案「都市の中の滝 09.08.11
7 報 告 ボランティア活動の限界と苦悩 09.08.11
事例紹介 行政と市民との協働による「街づくり」について 09.05.12
報 告 まちなかの水辺

08.08.28

報 告 ちよだプラットフォームスクウェア

07.11.25

報 告 帯広市の中心市街地活性化

07.09.04

紹 介 巳駒会の街づくり提案

07.07.23

方 針 まちづくり分科会の運営について  



「春日部市藤通り」

甲斐 哲  さん

 埼玉県春日部市は「クレヨンしんちゃん」や麦わら帽などで知られていますが、最近ではボクシングの内山高志、マラソンの川内優輝などの出身地として有名です。

 市のメイン通りには1kmにわたって、藤のパーゴラが連続して設置されており。今年は4月20日〜4月30日まで「藤まつりウィーク」、4月28日には「藤まつり」が開催予定です。

 23日は丁度花のピークで、藤の花のよい香りがしていました。歩道の幅は5〜6Mあり、パーゴラの部分(1.5m)は普段は、自転車や車椅子の通行スペースです。この日、訪問者は少なく特にイベントはありませんでした。

 

<概要>

・整備年度: 昭和54年・55年 区画整理事業の一環として整備
・規模 等: 藤通り約1080M、往復で2KM強
・藤の本数: 282本
・藤の種類: コクリュウフジ、シロナガフジ、クチベニフジ、
       ムラサキカピタン、アカカピタン、シロカピタン、ハゴロモニシキ等
・藤の樹齢: 約40年(15CM以上を移殖)
・主  催: 春日部TMO・春日部駅西口商店会連合会他

 



「コープタウン北柏 防災ミニ拠点 計画」

甲斐 哲  さん

 私の住んでいるコープタウン北柏(86戸)では、防災準備の一環として団地内の公園の一部に、防災時に役に立つオアシスを考え、少しずつ実行しています。

1.最初は井戸堀(深さ30m)で、ポンプ小屋をデスクのようなデザインにして、公園の管理作業の後などに、小屋を囲んで一杯ヤル「井戸端会議」の場として大活躍です。

 

2.水の備えができれば、次は火があれば炊き出し等出来ていいね、ということで、既存のベンチをかまどに改修しました。普段はベンチですがBBQパ−テーなどのイベントにも利用でき、非常時には炊き出しのかまどになります。


<かまどベンチ詳細図 →拡大

 

 既存のベンチの鉄パイプを利用して、座面の下部の周囲を耐火煉瓦で囲いかまどに改修、座面や背板はSPF材で新しくしました。 費用はBBQ備品込みで3.5万円でした。

   
<左官工事は手間が・・・大工、塗装工事は簡単>


<通常時はベンチ>


<座板を外すとかまどに>


<BBQにはもってこい>

3.防災オアシス構想


 公園にブランコを撤去した後に残された鉄製のポールがありますが、スクリーンで囲えば、シェルター(簡易トイレブースや脱衣所)になります。パーゴラや照明器具を設置する予定で、被災時にはこの公園は住民の第一避難場所になります。



<コープタウン北柏 防災オアシス構想 →拡大


「ブロークン・ウィンドウ (割れガラス)理論」と街づくり

甲斐 哲  さん

 9月5日下北沢南口商店街 吉田 圀吉(くによし)理事長から「シモキタ」の街づくりの話をお聞きしました。その中で「ブロークン。ウィンドウ理論」の話がありましたので、紹介します。「シモキタ」は落書き消し、ゴミ問題、カラス対策などでテレビにも取り上げられたことがあります。以下吉田理事長からいただいた資料の概要です。

 1980年代、ニューヨークの地下鉄では、車両や駅構内に落書きが充満し、雰囲気も治安も非常に悪く、旅行ガイドブックなどにも「地下鉄には乗らないように」という案内がありました。


吉田 圀吉 理事長

    

   地下鉄から治安対策を依頼された。ニュージャージー州もGケリング教授は、先ず「犯罪を取り締まるのではなく、落書きを消すことを薦めましたが、納得する地下鉄関係者は 殆どいなかったそうです。

   的外れだと疑問視されましたが、それでも「徹底した落書き消し」を実行しているうちに、なんとなく様子が変わってきました。次に、教授は無銭乗車のような比較的軽い犯罪の取り締まりを提起、反対者もお りましたが、行ってみると、数年後、凶悪犯罪までも3分の1に減少しました。

   教授によると、小さな犯罪(落書きで街を汚すこと)を放置しておくと、「この街は治安に関心が低い、多少のことをしても咎められない」と、次々に行為がエスカレートしてゆき、後々 、大きな犯罪を呼び込むことになる。街の治安を守ろうとするなら、先ず、小さな犯罪(落書きやポイ捨て、ゴミの放置など)の排除から取り掛かるべきという考え方です。

   ニューヨークのジュリアー二前市長も治安のため、先ず「徹底した落書き消し」を市警察に実行させた結果、数年後には、凶悪犯罪が激減た事例は有名です。この活動は 、今では、「ブロークンウィンドウズ理論」として広く実証、認知されています。(中略)

   下北の落書き消しでは、「落書き消し隊」の毎月の定期的な活動には、外部からもいろいろな人たちが参加され、皆さんは「この町を自分の故郷のように大切に思っている」のです。

    落書き消しは、民間の手でできる「防犯活動」であります。

  「消してもまた書かれる」と諦めずに「書かれたら何度でも消そう」

 下北落書き消し隊  隊長 吉田 くによし 

    南口商店街の「落書き防止活動」としては、次のように「ブロークン・ウィンドウ理論」を応用しています。

        
米国におけるBW理論の展開と 下北南口商店街における比較

            
割れ窓  →  略  奪  → 軽犯罪 → 凶悪犯罪
             落書き  →  迷惑行為 → 万引き → 窃盗、障害、殺人事件

   また落書きを消すこと、犯罪者へのメッセージ、地域へのメッセージ にマスコミを活用し、諦めず、落書きに立ち向かい、活動に参加する意欲を高めることが活動の狙いという。

 

下北沢駅南口

   ホームページによると、この理論は、街づくりに限らず、ビジネスにおいても適用できる理論であることが、紹介されています。

http://kwenchanajo.ld.infoseek.co.jp/02-b_window.htm


帯広市 夏のまちなかイベントの提案「都市の中の滝」

甲斐 哲  さん


 


ボランティア活動の限界と苦悩

報告者:大松 道照 さん


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(注)報告書内の記事は8月1日付十勝毎日新聞記事。8月4日に同社より掲載許可を得る。



行政と市民との協働による「街づくり」について

紹介者:塚田 正雄 さん




街中の雑木林の在り方についての事例紹介
 



まちなかの水辺

報告者:大松 道照 さん

<関連記事・写真:トップページニュース 参照>
 

 
 帯広では、中心街活性化のために、毎週日曜日
、歩行者天国を実施しておりますが、この度、そのイベントとして、「街中の水辺」の構想を提案し、成功裏に終了しましたので、ご報告致します。

 実は、昨年のホコ天反省会で、同じようなイベントの提案をしたところ、実現不可能な話だと相手にされない雰囲気でしたが、今年は、土木屋の同期生の協力も得られ、自信をもって、その他の関係者を探し始めることができました。

 この発想は、地球の温暖化と水資源の枯渇が課題となっているため、将来を担う子供達に水に親しみながら水資源の大切さを学ばせたい。そして、街づくりに水辺の必要性、すなわち、人間の心を潤す「水」の再認識、さらには、失われつつある日本の伝統文化でもある「精霊流し」を体験させたい、等でした。

 そのため、昼は子供達に笹舟を作って流す楽しみを、夜には老若男女が「流し灯篭」を作り、浴衣掛けで夏の夜を楽しんで貰うことがポイントで、水路構築者以外に、協力してくれる一般市民の智恵を集めることになりました。

 最も苦労したのは、100mにも及ぶ水路を10万円以内で完成させるのは至難の業でしたので、協力者には、「智恵」と「力」と「お金」を持ち寄って協力して貰いましたが、2〜3万円オーバーしてしまいました。

 1日だけの「ホコ天」で、道路封鎖の9時30分から2時間程度で設営し、21時から1時間以内に撤収できるように水路を構築しました。特に、一般道(県道)のため、中央が高く、歩道側が低いと言う傾斜もあり、中央分離帯から半分は緊急車両が何時でも通れるように空けておく(移動可能な構築はOK)ことが許可条件でしたから、尚更、大変でした。

 しかも、子供達が水を口に含んでも心配ないように、災害時に対応する自衛隊の給水車の手配も出来、水遊びに最適な条件が作れました。
 

まちづくり分科会リーダー 甲斐 哲さんのコメント

 帯広の「まちなかの水辺」のイベントは、実行予算10万円と伺いましたが、この低予算で よくあれだけのことができたものだと感心しています。特に参加した子供さんにとって忘れられない記憶になりますし、将来は彼らがイベントを引き継いでくれるものと思います。

 以前、仮設ではなく街中に 人工河川を設置したら?など勝手な意見を書いてしまいましたが、10万円ですと、コンサルFEE 設計料にも満たない事業費かと思います。

 予算があれば、川の流れだけでなく、水生植物や昆虫、それらを餌にする川魚、鳥などを呼び込めば さらにすばらしい企画になるものと思いますが、予算、開催時期、運営、管理などを考えると、実行が難しくなってしまいます。

  先進事例として、三重県名張市などは、仮設ではなくまちなかに現実の水辺を再現しようとしていますが、昔の町の流れを暗渠にして、ふたをしてしまったものを、オープンにして 昔の景観を再現しようとするものです。

 道路の狭さや駐車場不足など、さまざまな課題はあリますが、成果を待ちたいところです。新潟市なども昔は街中に小川が流れて水水しい町であったそうですが、道路拡張で暗渠にされ、乾燥した街になりました。東京の下町(墨田区など)も同じです。 

 雨の日が続くこの頃ですが、私はこの雨の水をもっと有効に利用するべきかと思います。植木の水やり、打ち水などは雨の水で十分ですし、災害時にはトイレの排水に使ったり、うまく濾過すれば飲料水にも使える可能性もあります。 

 まちなかの水辺も、いくつかの機能を重複させて企画することで、賛同者も 予算も増え、実行可能になるのでは?と思います。 



帯広市の中心市街地活性化

報告者:大松 道照 さん

まちなかの商業活動が伸び悩むなかで、商業事業者が共同して行う販売促進活動や、イベント企画などは活性化の手段として重要な活動です。特に、車道を歩行者に開放して、パレードやキャンペーンなどを実行することで、離れていた客を呼び戻す切っ掛けになります。商店街が行う七夕やクリスマスなどの定期的なイベントもマンネリ化しないような工夫が必要でしょうし、商店街とデパートが協力してイベントを盛り上げることで、相乗効果を上げる工夫が必要です。


歩行者天国(その1) 藤丸百貨店前の歩行者天国

  平原通り商店街協議会事務局の一部職員、周辺商業者、および、中心街の衰退を嘆く若者集団で組織された「帯広まちなか歩行者天国実行委員会」(委員長:商工会議所副会頭・藤丸社長)が、今年で2年目の歩行者天国を6月17日〜9月9日まで開催しています。
 なお、上記実行委員会と私も関与している「新しい藤丸を創造する会」とは、同じ時期に発足した兄弟組織であるため、出来る限り手伝いに行っています。



歩行者天国(その2) 広小路商店街の七夕祭り

歩行者天国は11時から16時までの時間帯で、9時から準備作業を始めます。七夕祭りの写真は、広小路商店街が毎年行っている事業ですが、年々閉店する店が増えたり、店舗が縮小しているため、七夕飾りも年々小規模になっています。写真は市民で賑わっているかに見えますが、市内で唯一の七夕祭りを見る家族連れが居るためで、他の日の歩行者天国では、実行委員や関係者ばかりが目立ちます。



歩行者天国(その3) 50mの長いピザ作り

 9月2日の歩行者天国のイベントです。この日は50mを越す日本一の長〜い長〜〜いピザを作って食べるイベントです。朝の9時から準備作業を手伝いましたが、この最大イベントは11時過ぎから始まりました。

 イベント開催場所は藤丸百貨店前、主催者は「歩行者天国実行委員会」ですが、各ブースは出展者の自主性に任せているので、実際は「十勝ピザ立国チーム」という別組織を編成して、そのチームに任せました。

 調理に参加した一般市民は延約400人と賑わい、NHKの全国放送になるくらい集客性がありました。最終的には、54.9m(昨年の長さは40.7m)にもなりました。関係者の調査では、世界記録はイタリアで、今年、264mだったそうです。

 発想は、ピザの材料が十勝産でまかなえることに着目し、昨年からピザによる地産地消を目指しています。この日、使われた十勝産の小麦とチーズ、それぞれ40kgと豆・トマト・コーン等新鮮な素材で味も抜群でした。

 

巳駒会の街づくり提案「帯広市中心市街地の活性化案」

紹介者:帯広市在住の大松 道照 氏

平成4年2月に巳駒会発足10周年記念事業として、スライドフォーラム「ボンジュール・トカプチ(十勝のアイヌ語)」を開催しました。その中の資料の一部を紹介 致します。
(1)商店街裏側活用案:寒風吹きすさぶ北国の冬の商店街は、商店のガラス戸の入り口を閉めて客を待つため、寒さを嫌う近年の買い物客はガラス戸を開けてまで店に入ることなく通り過ぎてしまいます。 近年徐々に寂れてゆく商店街の裏側にあった住宅が郊外に移っている事を考慮し、道路に面する「線の商店街」の裏側の使われない住宅部分を「共同整備」し、空地の広場を活用する「面の商店街」をつくることを考えた案です。



商店街裏側活用案

 

()香りのまちづくり案その周辺の街路樹を、香りを発する樹種に替えていき「香りの街づくり」を提案したものです。音による景観作りのことを「サウンド スケープ」といいますが、香りの景観作りは「スメル スケープ」、または、「フレグランド スケープ」とでも言うのでしょうか?目をつぶって歩いても、どこを歩いているか分かるという面白さもあります。

 


香りの街づくり案

()歩道活用案 デパートを中心とした広い舗道を活用したカフェテラスを作る中心街活性化を提案したものです。歩道上での営業活動はかっては禁止されていましたが、最近では、オープン カフェ等は行政でもむしろ歓迎しているようです。歩道の広さが十分な事が条件になります。

 

 

         歩道活用案




まちづくり分科会の運営について  < リーダー:甲斐 哲 >

「100選」以外に進んでおりませんので、新しい展開が望まれます。理想的には、次のようなことが考えられますが、やれるものから取り組みたいと思っております。

各地のまちづくり活動の事例収集(会員の住所を拠点として、また、全国の事例、世界の事例等の収集):  

 

 例えば、私の住んでいる柏市では、取手市我孫子市などと連携して、「JOBAN ART LINE構想」や「 HOME TOWN構想」なる活動を始めています。このような事例について、順次報告したいと思っています。会員の皆さんも自分のお住みになっている町、隣町、海外のこうした活動を紹介願えればと思います。

優れた都市景観の紹介、モデル収集(都市景観、自然環境景観、農村風景など)

「景観の日」というのがありまして、従前は10月に国土交通省主催で開催されていました。去年からは国交省・農水省・環境庁の3省庁相乗りで6月に開催されています。国の機関にあわせるということでもありませんが、

 

 A:都市景観(中心市街地や歴史的な町並み、郊外の計画、等の景観)

 B:農村景観(農村の田畑、農家の集落、棚田、温室などの農村景観)

 C:環境景観(ダムや河川、湖沼の水質浄化、風力、水力の利用等の景観)

 

等、様々な風景、景観があります。別途、SAMPLEを示します。

オリジナルな切り口を探す。

帯広のまちづくりへの提案へつなげる



(以下に景観のサンプルを示す)

農村景観(1) ナイタイ牧場  <塚田 正雄 氏>

 今日(25日)旭川地方が晴天になりました。冬季に入って初めてです。大雪山系が良く見えていましたので、写真を撮りに上士幌町というところまで行って来ました。
 午前中が良かったんですが、病院の定期健診があり、止む無く、午後2時頃から出かけました。現地に着いたのが3時頃でしたので、最初のナイタイ高原はかろうじて撮れましたが、糠平湖から見られるニペソツ山は夕陽で日陰の山になってしまいました。手前の糠平ダムは完全に日陰になり、真っ黒です。
 ナイタイ高原は今年の春に撮ったのがありますので、一緒に送ります。平地は札幌などに比べると積雪量は少なく、途中の畑はところどころ土が出ています。寒さはこれから本格的になります。


ナイタイ牧場 20061225日撮影)



ナイタイ牧場 200667日撮影)

 

都市景観(1)善光寺とおり    <甲斐 哲 氏>

   今日長野市の善光寺本堂(国宝)は(25日)1707年に再建されて、今年2007年で300年になります。これを記念して善光寺では今年色々なイベントが企画されています。また山門も大改修工事が3月待つまでに終わる予定で、新しくなった山門を見ることも出来ます。善光寺の門前には宿坊のほか、長野を代表する産物を売る店や、蕎麦屋などの店がつながり、賑わっています。
 この通りは、善光寺に向かって緩やかな勾配がありますので、山門から通りの賑わいが眺められ、人々の行き交う姿を見下ろすことが出来ます。


善光寺通り 06年5月30日

 

 環境景観 (1) 手賀沼    <甲斐 哲 氏>

  私の住んでいる柏市と隣の我孫子市の間に、「手賀沼」という沼があります。かっては、全国一汚染された沼ということで有名でしたが、汚した張本人の住民、企業、行政の努力で、今では水質が浄化され、下から67位まで上がることが出来ました。 周囲には、サイクリングードがつくられ、昨年は、第1回のトライアスロン競技会が開催され、また、この沼に流れる川にシャケが数匹見つかったという話もあるくらいです。 


手賀沼