Alwaysな写真館

 映画「Always三丁目の夕日」は、多くの人たちの心に深く残るものだったと思います。私にとっても・・・。
 そこで考えついたのが、「あの映画のような風景が、まだ残っている場所があるよなぁ」ということでした。
 「よしっ、じゃあカメラを持っているときに、そのような光景に出会ったら写真に撮ってホームページにアップしよう。」と自分の中で決めました。
 まだまだ残っている“昭和30年代から40年代の名残”を写真にして掲載していきます。なかなか更新頻度は上げられないとは思いますけど。





新橋二丁目交差点の
堀商店

建物自体がラウンドしている入り口
(階段も丸く切られている)

たぶん階段室であろう部分の
窓には凝った格子が


 2009年2月現在の新橋駅から虎ノ門方面に向かう大きな通り沿い、新橋二丁目交差点にある古いビルを見つけました。

 比較的大きなオフィスビルが建ち並ぶビル街にひときわ異彩を放っているのが、この『堀商店』が入っているビルです。

 このビルだけ見ると、まるでロンドンにでもいるかのような立派な佇まいです。

 現在も営業していて、現役バリバリのようでした。
 一目見て、「これはオールウェイズな写真館に持ってこいの建物だ」と思いましたよ。

 街を歩いている人たちは、もちろん毎日見ているのでしょうからなんとも思わないのかもしれませんが、私にはある意味“郷愁”さえ感じさせました。
 私が小さい頃には、街中にこのようなビルが何軒も建っていたような記憶があります。

 いずれも老舗で、重厚な感じでしたが、今や千葉の中心街にはそのような建物はほとんど見かけることが無くなってしまいました。

 東京には、まだまだこのような建物が残っているのでしょうね。
 東京に出かける際には、デジカメは必須であると感じました。

 まだまだ奥の方には入って行くことができませんでしたので、また訪ねる際には、オールウェイズな街並みを求めて歩き回りたいと思います。


 大通りに面している部分の入り口
 ここも凝った造りです。

 近くの細い通りからふと見える東京タワーも、電線越しに見ると、また風情があります。





川越市松江町
大正浪漫通り

石造りの立派な建物
現在はレストラン

 2008年5月5日のブログ“オトナ”の手帳に掲載いたしましたが、家族でゴールデンウィークに、埼玉県の川越市に出かけました。

 町並みは“小江戸”をうたうだけあって、江戸の風情を感じさせるものでしたが、松江町というところに、『大正浪漫通り』という一角があり、文字どおり歴史を感じさせる建造物が通り沿いに建ち並んでおりました。

 写真左上は、現在一階がお医者さんで、二階以上は、テナント募集という張り紙がされておりました。

 たいへん立派な石造りで、入り口の扉も大きくて歴史を感じさせる造りでした。

 写真左下の建物も、丸い窓とヨーロッパ調の入り口が印象的でした。
 こういう建物がたくさん通り沿いにあるなんて、実に良い通りです。

 写真右は、老舗の鰻屋さんですが、ゆがんだ窓ガラスに映る景色や光が実にレトロな雰囲気を醸し出していました。
 建物自体を見ても、鰻がおいしそうに感じられます。次回は是非、鰻も食べてみたいものです。


 老舗の鰻屋さん。
 木造三階建ての建物は見上げると圧巻。
 窓のガラスは“ゆがみ”が入っていて、紛れもなく年代物。





東京都台東区浅草の風景


店舗の上階が住居になっていて
なんだか窓と庇のコントラストに
味わいが出てます


 2008年1月26日のブログに書きましたが、浅草に寄席を見に行った際に通りの写真も撮ってきました。

 左上の写真は、浅草演芸ホール近くのちょっと裏側に入るような通りです。
 看板や、店の佇まい、通りの風情が昭和30年代のまま停止しているようです。
 で、写真に撮りました。

 左下の写真は、店舗の上がアパートになっているらしい建物なのですが、なんだか下から見上げていると、昔の空気を感じましたので、掲載してみました。

 右の写真は、道行く着物姿の女性ですが、昭和30年代には、まだまだ着物姿の女性が街中に行くと歩いていたものです。
 懐かしいので撮影しました。
 この日は、さらに4〜5人の着物姿の方と擦れ違いました。
 浅草では全く違和感がないですね。
 “粋”を感じました。

 今回浅草に行って、東京にはまだまだAlwaysな場所があるという確信を持ちましたので、今後東京に行くときには、注意してあたりをよく観察したいと思います。


 何人か道行く人の中に着物姿の方が。
 昭和30年代の頃はまだまだいらしたように思います。
 浅草ではまだお目にかかることができます。
 通り沿いのお店には、和服用のコートなどが大量に展示されていました。需要があるのですね。





千葉県茂原市本納にある
雑貨・食料品の「伊勢屋」

堂々とした佇まい

看板部分の角はラウンドしています

 千葉県茂原市の本納という場所です。
 病院への通院帰りに、遠回りして撮影してきました。

 茂原市から大網白里に向かう街道沿いに点在しているお店です。

 どれも、よく言う『看板建築』というものでしょうか。
 昔はよくあったお店のつくりです。
 残念ながら、営業中なのは、薬局と和菓子屋さんだけでした。
 でも、この街道は風情があります。
 かつては、かなり栄えていたのだな・・と感じさせてくれます。ただ、今現在は、ほとんどシャッター通りと化しているのですが。

 左の写真の「伊勢屋」さんは、ガラス戸に“はめ込まれ”ているガラスが昔のままらしく、ゆがんでいて、映り込む風景もゆがんで見えるのです。そんなことも、とても懐かしく感じました。

 街道を見回しても、歩いている人や、バス停にいる人、自転車に乗っている人、皆お年寄りばかりでした。
 ちょっと時間が止まっているような気さえしました。

 近くには、大きくて立派な神社などもあり、せっかくの立派な町並みがもったいないという感じもいたしました。
 お祭りなどは、まだひょっとして規模の大きなものも開かれているのかもしれません。
 いつもこの街道を通りかかるときには、たいへん気になる町だったので、今回撮影してまいりました。
 

 看板後ろの“格子付き”の窓がいい風情です。

 街道沿いに風格のある薬局です。


 看板の文字が消されているのですが、道の角と同じようにラウンドして作られているお店の形がいいです。

 不思議な形の建物。看板には食堂の文字が見えましたが、左側の竜宮城のような入り口の形を見ると、元々はもっと違ったお店だったのかも。


 この和菓子屋さんも、時代を感じさせます。ガラス戸は木枠です。





千葉市緑区富岡町にある
「市民センター」

 『Alwaysな写真館』開設第一弾として、割と我が家から近い公共建築物を選びました。

 市の建築物というか、バリバリ現役で使用されている建物です。
 今現在も市民が証明書を取りに来る場所なのです。

 たぶん、元の椎名村というところが、市に合併されるときに・・(40年も50年も前のことと思いますが)村役場だった建物ではないでしょうか。

 ほとんど映画のセットのように見えますが、中には回線が引かれてコンピュータがあり、一応現在の事務が行われているのです。

 この建物が存在する場所は、私が記憶する三十数年前と街道沿いの街並みはほとんど変化がありません。
 しかも、近年になって周囲の開発が驚くほど進み、周りは新しい住宅が建ち並ぶ、きれいな街に発展しています。

 この町は、すっかり取り残されており、その新しい街から、この道に入っていく信号のある交差点があるのですが、そこから先はまさにタイムスリップ・・昭和30年代くらいで止まっているのです。
 街道沿いも風景が変わらないと言いましたが、変わったのはつぶれてしまった昔ながらの商店が点在しているくらいです・・ちょっと悲しい。

 この町の小学校が街道から見えるのですが、見渡す限りの田んぼの中に建っていて、これまた風情のあるものです。

   


 近づいてみると、建物わきの柿の木に実がなっていました。
 なんだか、よけいに風情がありました。

 昔の建築にしては、屋根の造りや、窓の形などにも洋風なものが感じ取られます。

 なんか昔のドラマ撮影にも使えそうです。
 市は幕張新都心などを撮影に使ってくれと売り込んでいるようですが、こういうレトロな建物や街並みを売り込んでも良いのかも、と思いました。