最新記事に飛ぶ。最終更新日 2004 年 7 月 4 日
このページでは、病気とは関係のない一般的な話をすることにします。私の職業は、コンピューターのソフトウェア開発なので、それが話題の中心になると思いますが、それに限らずに書くことにします。なお、このページの更新は不定期です。気が向いた時に書いて、アップすることにします。
2004 年 7 月 3 日
パソコンが使える
職業を尋ねられて、"プログラマーです" と答えると、しばしば、"パソコンが使える" という話題になる。実は、これはとても困る話題である。話をしている相手の方は、"プログラマー = パソコンが使える" と思っているらしいからである。プログラマーという立場上、エディターというソフトを使ってプログラムを入力し、Windows の場合は DOS 窓から、Unix 系の OS の場合にはシェルから、必要な場合にはコンパイルというプログラム特有の処理を行なって、プログラムを実行する。IDE (Integrated Development Environment: 統合開発環境) を使う場合には、コードを書くのはキーボードから入力せざるを得ない (プログラムの雛形を IDE が作ってくれるので楽ではあるが、カーソルの移動を矢印キーで行なわなければならない点は不便である) が、残りの作業のほとんどは、マウスクリックでできるという点で楽ではある。プログラムを作る場合にやっていることは、これだけである。つまり、プログラムを書いて、それを実行するというのは、パソコンを 100% バリバリに使いこなしているということではない。
コンピューターは、汎用目的の道具である。言い換えると、洗濯機や冷蔵庫など家庭にある電化製品には、明確に定まった目的があるが、パソコンにはそれがないということである。例えば、冷蔵庫を買うのは、ものを冷したいからであって、衣類をきれいにするために、冷蔵庫を買ってくる人はいないだろう。しかし、パソコンを衝動買いしても、何かをしたいという目的がなければ、ほこりをかぶるだけになってしまう。かなり昔の話であるが、どこかで "こんなもの買うんじゃなかった" という調査の結果を見たことがある。それによると、パソコンは、堂々第 2 位 (女性の場合、第 1 位) だった。パソコンにはそれ固有の使い道がないから、そんなものだろうと思った記憶がある。
で、思いつくままに、パソコンの使い道をリストアップしてみることにする。
私の場合、パソコンを使うのは、上の "プログラムを作る" や "ホームページを作る" (私は、ホームページを作る場合、ツールは使わずに、エディターでしこしことタグから入力している — 昔は、そうしたツールも使っていたが、吐き出される HTML が余りに汚いものだったので、使うのをやめにしてしまった、別に不自由はしていない) のと、ウェブで公開されている英語のページを翻訳する程度のもので、それ以上ではない。もちろん、仕事柄、パソコンやネットワークの設定を行なったりする場合はある。だから、表計算ソフトでマクロとかをバリバリ使ってとか、ワープロで凝った文書を作るとなると、素人同然である。
しかし、それでよいのだと思っている。パソコンを使ってやりたいことがあり、それが不自由なくこなせているのであれば、"パソコンが使える" ということなのだから。もちろん、どんなソフトでも使いこなせて、周囲の注目を引きたいというのであれば、修行の道は、限りないだろうが。そういう人には、ま、がんばってくれというだけの話だ。私は、やりたいことができたら、その時に勉強を始めても、決して、遅くはないと考えている。
ということで、第 1 回の記述はここまでとする。