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3「姉川の戦い」1570

 

金ヶ崎の戦いは浅井軍の勝利に終わった。

しかし、織田信長を討ち果たすことは

できなかった。

 

京へ生還した信長は盟友・徳川家康とともに、

浅井・朝倉に宣戦。

巧みな戦略で姉川の決戦に持ち込んだ。

 

織田・徳川軍の兵数は浅井・朝倉軍に倍し、

この圧倒的に不利な状況を、お市は、

愛する長政のため、覆さねばならなかった。

 

「優しいあの人と

 一緒に戦い続けるだけ・・・!

 第三話、姉川の戦い

 あの、藤の花を胸に」

 

朝倉義景

「あー、わしが信長討伐軍総大将、朝倉義景である

 秩序を乱す下郎、信長とその手下、家康を討て

 長政殿、お市殿、その武勇、特に期待しておるぞ」

長政

「朝倉殿が徳川を抑えているうちが勝負だ

 織田軍は数に勝るが・・・今の某は誰にも止められぬ!

 市、すまぬ

 だが、信義貫くため、某は義兄上と戦わねばならぬ」

遠藤直経

「ここを落とされるわけにはいかんぞ! 踏ん張れ!」

家康

「朝倉軍は数で勝る まずは耐えよ!」

秀吉

「長政の勢い、当たるべからず、って奴じゃな

 今、長政と戦っても馬鹿を見る 疲れんのを待とう」

家康

「このままでは数に劣る我らが不利・・・何か策は・・・

 康政、裏道より朝倉を攻めよ!

 我らは奇襲を悟られぬよう、敵前線を引きつける!」

勝家

「何と、もうここまで突破されたか!

 見事! じゃが、ここをお通しするわけには参らん」

長政

「ならば、もう一方を攻めるまで!」

物見

「流れに逆らえぬほどの急流です お気をつけを!」

長政

「義兄上、ご覚悟!」

信長

「・・・来るか」

稲葉一鉄

「信長様! 今、お助けしますぞ!」

秀吉

「今じゃ! 浅井の本陣を奪い取れ!」

孫市

「・・・お前って普通にズルいよな」

信長

「義と愛・・・長政が苦悩、死さねば癒されぬ・・・

 うぬにはすべて見えておろう?

 今は退こう いずれ追いつめる・・・」

長政

「すまぬ、市・・・また無理をさせてしまって・・・

 長政様の言葉はいつもお優しい」

孫市

「美しい・・・だのに敵だとは・・・君は俺の隣にいるべきだ」

お市

「空疎な言葉・・・伝わってませんから」

孫市

「それじゃあ、態度で示しましょう

 諦めないぜ 俺は必ず・・・」

朝倉義景

「やはり織田の下郎どもなど相手でないわ

 こんなものでよかろう 退くぞ」

長政

「朝倉殿が退却!? ここが正念場だというのに!」

忠勝

「全軍、遅れるな! 我に続け!」

長政

「本多忠勝は強敵 戦いは避けたいが・・・

 某は、義を重んじ、信長殿を攻めた

 だが、それは織田との義に背いたこと・・・

 何より、市の愛を裏切ったことに他ならぬ・・・」

 

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