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4「宇佐山包囲戦」
姉川の戦いは、お市の奮戦で劣勢を覆し、
浅井軍の勝利に終わった。
だが長政は、義と、愛の葛藤の中にいた。
「姉川にて信長敗北す」・・・
この報せに織田と敵対する旧勢力が一斉放棄。
信長は包囲を受け、危機に陥る。
信長にとどめを刺すべく
朝倉家当主・義景も大軍を率い再出馬。
長政、そしてお市にも、
ともに宇佐山にて信長を討てと命じてきた。
「私はあの人と一緒にいたい
ただ、あの人は優しすぎる・・・
第四話、宇佐山包囲戦
あの、藤の花を胸に」
長政
「織田本隊が来る前に山頂を奪取するのだ!」
孫市
「本願寺よりの援軍、雑賀孫市ただ今参上、てか?」
朝倉義景
「本願寺は信長包囲網の要 孫市を死なせるでないぞ」
孫市
「今回はあんたらの味方だ 市、よろしく頼むぜ」
お市
「何をよろしく頼もうというのやら・・・」
物見
「崖は登れないようです!
道に沿って迂回して登るしかないようですね・・・」
森可成
「こうなれば織田の意地を見せるのみ! 我に続け!」
長政
「しまった! 狙いは本陣であったか!
畿内衆の面々、本陣はお任せいたした!」
六角義賢
「信長を討つためとはいえ、この六角義賢が・・・
淺井のわっぱの指示を受けることになるとはな」
お市
「私はどうなってもいい、長政様だけは無事で・・・」
森可成
「敵は寄せ集めで、団結力が弱い
いずれ瓦解し、自滅すると見た」
孫市
「戦場に咲く貴女という花を摘んでしまいたい・・・」
お市
「ですから、意味が伝わってませんから」
森可成
「これまでか 蘭丸・・・我が息子よ、信長様を頼む・・・」
信長
「可成の弔い合戦よ! 敵を生かして帰すな!」
お市
「お兄様、これも宿命なのでしょう」
光秀
「何故、信長様を裏切ったのですか!」
お市
「光秀、お前は詮無きことを問うのですね」
光秀
「さすがですね・・・撤退です!」
信長
「宇佐山はすでに敵に渡ったか」
勝家
「これも戦国のならい 許されい!」
お市
「勝家、お前なりの気遣い、戦いで応えましょう」
勝家
「見事にござる 勝家、全力で戦い、負け申した!」
長政
「進め! 信義守らんがため!」
信長
「揺らいでいる義を持ち出しても無駄よ」
朝倉義景
「さあ、信長の最後を淺井とともに見届けようぞ!」
信長
「これで最後だ とどめを刺してやろう」
秀吉
「お市様、織田に戻ってくだされ わしゃあ・・・」
お市
「これ以上つきまとうなら、本気で殴ります」
孫市
「助かったぜ ダチと戦いたくなかったんでな」
秀吉
「まだ孫市を倒さんで済んだか じゃ、退くわ」
蘭丸
「父、可成の城を取り戻す! 続け!」
濃姫
「戦死した宇佐山城主、森可成は蘭丸の父・・・
つまり、浅井は蘭丸の父の仇になったのね」
蘭丸
「この城は父のもの! 返していただきます!
父、可成の仇・・・ご覚悟!」
お市
「それも、詮無きこと」
蘭丸
「無念です、父上!」
濃姫
「今、私の腕の中で死になさい
それが、あなたの望みうる最上の結末よ
私の優しさって、届かない宿命のようね」
信長
「抗うか・・・無価値」
お市
「それも、詮無きこと」
信長
「追いつめてやろう・・・ 次で・・・終わりだ」
長政
「これでよいのだ・・・これで・・・」
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