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2「三成救出戦」1599
小田原に拠った北条氏は
秀吉の物量作戦の前にあえなく散った。
だが、利に従った諸侯たちは、
秀吉が世を去ると、
今度は実力者・徳川家康へとなびく。
家康は武断派の武将を煽動し、豊臣の天下を
守らんとする石田三成を襲撃させる。
久しく戦がなく、
力をもてあましていた慶次は、
孤立無援の三成に味方することにした。
「友を救うため命を捨てる
かーっ、惚れるねえ
第二話、三成救出戦
傾くぜえ!」
幸村
「三成殿! お逃げください! そこは危ない!」
加藤清正
「天下のため、奸臣・三成を成敗するぞ!」
兼続
「三成側からは出られぬようだ・・・さて、どうするか?」
幸村
「二条城を包囲している敵を倒さねば・・・」
慶次
「闇討ちってのが気に入らないねえ ・・・決めたぜ!
前田慶次、これより一存で三成殿に加勢する!」
半蔵
「主の敵、滅す好機・・・」
兼続
「加藤、福島ら、三成に反感を持つ、豊臣の将が・・・
家康にそそのかされ、三成を討つべく集まったのだ
秀吉が義で将を律しなかった・・・そのツケだな・・・
義がこんなところで屈するわけにはいかぬ!
慶次、感謝する よくぞ我ら義の下に参じてくれた」
慶次
「面白い御仁だねえ 俺は弱い者いじめが嫌なだけさ」
半蔵
「姿を見た者はすべて・・・滅す・・・」
三成
「貴様! 家康の刺客!」
半蔵
「影の前に立つこと・・・すなわち死」
三成
「この騒動・・・前後には家康・・・か・・・
このままでは天下をあの男に盗まれてしまう・・・!」
兼続
「ならば三成、狸狩りをしよう 狸は狩らねばならぬ
三成・・・我らで義の世を築くのだ!」
半蔵
「影は消えず、ただ去るのみ・・・」
福島正則
「今日こそ、三成めをぶちのめしてくれるわ!」
三成
「徳川が天下を狙う今、豊臣は内輪争いとは愚鈍だな」
福島正則
「その高慢な鼻っ面、今日こそへし折ってくれるわ」
三成
「俺は逃げる いつか家康と雌雄を決するためにな・・・
中央通りを東へ抜けるぞ」
兼続
「援軍だと 私がいる限り三成には触れさせぬ!
三成、私が敵を引きつける! その隙に行け!」
三成
「兼続・・・死んではならぬぞ・・・ 絶対にだ!」
慶次
「義の漢、義あるがゆえに強い・・・そして面白いねえ」
佐竹義宣
「三成が死んでは世の中が面白くなくなる
三成を猪武者どもに討たせるでないぞ!」
慶次
「直江兼続・・・義に篤いとは聞いてたが、これ程とはね
あいつといると退屈しなさそうだねえ」
加藤清正
「極楽の秀吉様、お聞きください!
今、豊臣は三成めの専横で傾かんとしております!
秀吉様、我らは三成を討ち、豊臣家を安んじます!」
半蔵
「主の天下のため・・・御免・・・」
慶次
「何度もご苦労さん けど、俺がいる限り無駄だぜ?」
三成
「よし、このまま逃げ切るぞ!」
兼続
「義無き野獣は去った 義の下に敗北はありえんのだ」
慶次
「やっぱ気に入った 兼続、俺を召抱えてくれんかね
俺は大根と同じで見た目はむさいが
噛めば噛むほど味が出る男だぜ」
兼続
「こちらこそ頼むぞ、慶次 あてにしている」
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