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4「手取川の戦い」1577

 

三千丁もの最新式鉄砲を備えた織田軍団も、

上杉謙信、武田信玄の軍略の前に、

もろくも敗れ、信長は退却した。

 

信玄は、東海道から上洛を続け、

謙信も負けじと北陸道から上洛を開始した。

 

これに対し織田軍は

謙信を防ぐため手取川に迎撃軍を展開する。

 

しかし、信長本陣の到着が遅れ、

羽柴秀吉や柴田勝家ら将帥同士の

不和が広がっていた。

 

「オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ

 魔王・・・その野望、祓わん

 第四話、手取川の戦い

 真の闘争、教えてやろう」

 

兼続

「織田信長は 大雨のために到着が遅れている模様

 現在 柴田勝家が指揮を執っているようです」

謙信

「信長なき織田軍など 烏合の衆

 つまらぬ戦になりそうだ・・・

 景勝・・・本陣の守りは任せた・・・」

上杉景勝

「は、義父上・・・」

兼続

「景勝様は謙信公の養子で、次の上杉を担うお方・・・

 彼を死なせては、上杉に未来はない!」

謙信

「この雨・・・天を味方につけるか・・・」

勝家

「数では我らが有利! 押し潰せ!」

光秀

「軍神と呼ばれる謙信に力攻めとは・・・」

勝家

「賢しら顔でうるさいわ、光秀!」

謙信

「己の力も測れぬか・・・」

勝家

「動いたか! よーし、わしの力、見せてくれん!」

謙信

「総大将自ら策もなく動くとは愚かな・・・

 猪武者は捨て置け

 水門を開け・・・ 織田を濁流に押し流す」

兼続

「織田は将同士を競わせ、義でなく恐怖で律してきた

 結果、敵軍中は不和・・・義無き敵、恐るるに足らず!」

勝家

「こんな時に川が氾濫するとは・・・」

謙信

「我が策とすら見抜けぬとは・・・愚かな」

秀吉

「勝家め、無能じゃのう わしゃ知らんで」

勝家

「サルめ! 逃げるつもりか」

秀吉

「じゃ、おあとはよろしく」

兼続

「手取川の水計・・・天の時と地の利を使った見事な策!」

謙信

「それでは猪武者の料理にかかるか」

秀吉

「ありゃりゃ、もう勝家が負けとるわ」

謙信

「利のため仲間を捨てし者が、利のために戻るか」

秀吉

「何とでも言え!」

謙信

「この程度では闘争と呼べぬな」

秀吉

「皆の者、信長様到着前に上杉本陣を落とすんじゃ!

 時間は稼ぎました、信長様・・・」

信長

「謙信、待たせたな・・・」

謙信

「来たか・・・信長よ

 闘争もたけなわ・・・

 全軍、織田本陣を狙え!」

濃姫

「私たちが逝かせてあげる 毘沙門天の下にね」

お市

「謙信公、見事な策 されど詮無きこと・・・

 私を止められぬなら、上杉景勝の死も宿命ですね・・・」

蘭丸

「森蘭丸、修羅となりこの地を守る!」

謙信

「見極めん・・・貴様は我が敵と足りえるか・・・!」

信長

「来い・・・軍神・・・!」

謙信

「信長・・・おかげで少しは闘争を愉しめた・・・

 だが、宿敵との戦とは比ぶべくもないな」

 

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