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3「雑賀攻め」1577
織田信長は小谷の地で浅井、朝倉を滅した。
さらに長篠で武田を破り、天下に武を布いた。
しかし、その性急なまでの天下取りに、
旧勢力の抵抗は続いた。
信長は、見せしめとして、
旧勢力に味方する鉄砲傭兵集団・雑賀衆を
里ごと滅ぼすよう命ずる。
信長の姿勢に疑念が消えぬ光秀だったが、
泰平の世をなすためにと、
悲壮な覚悟で出陣するのだった。
「戦なき世、導くため
私はここで修羅となろう
第三話、雑賀攻め
ならばこの生、あのお方のために」
信長
「門を閉ざし立てこもる雑賀衆を、火攻とする!
各軍砦を包囲し、逃げ道をふさげ!」
光秀
「天下は信長様を必要としている・・・
今はそれを信じて、私は修羅となりましょう
信長様の天下を・・・戦なき地平を・・・私が導くために!
雑賀衆は奇襲を得意とします
どこに兵が潜んでいてもおかしくありませんね・・・」
民兵
「い、命ばかりはお助けを・・・」
光秀
「許しません! 信長様に抗うは天に抗うも同じ!
そうです・・・許すわけには・・・」
信長
「門を抑えよ! 奴らの逃げ場をすべからく絶やせ」
物見
「やっぱ信長は半端じゃなかった・・・」
民兵
「本気だ・・・あいつは本気で俺らを皆殺しに・・・」
足軽
「こんな思いすんなら、いっそ死んだほうが・・・」
雑賀孫六
「へっ! 織田軍もたいしたことねえな!
ほら、どうした? かかって来いよ!」
滝川一益
「おのれぇ! 目に物みせてくれるわ!」
秀吉
「信長様・・・この戦、わしにはちいと酷ですわ
笑えん戦は、秀吉の流儀にゃ、なしでっしょ?
孫市・・・助けにはなれんが、わしは退くよ」
光秀
「秀吉殿は、この戦の業から逃げを打ちましたか・・・
ならば私は・・・彼の業をも背負いましょう!」
勝家
「ええいっ、あのサルめ! 怖じて逃げおったわ!
しょせん奴には大殿の幕下は務まらんわい!」
光秀
「この光秀、すでに修羅道に入った・・・
ためらいなどない・・・ただ信長様の敵を屠るのみ!」
孫市
「信長・・・お前にとっちゃ俺らは虫けらだな・・・
だがな、その虫けらにも意地ってモンはあるんだぜ」
信長
「その門を封鎖し、雑賀衆を虜とせい!
これより、中央の砦を焼き払う!
火計部隊は移動を開始せよ!
他の者は、援護を怠るな!」
民兵
「オ・・・オラ達、もうダメだ!」
孫市
「諦めるんじゃねえ! まだ終わっちゃいない!
俺が信長に奇襲をかける! その隙に逃げるんだ!」
信長
「まだ逃げられると思うか・・・ぬるい、な
雑賀の里も、人も、すべてを・・・根から絶やせ!」
孫市
「信長・・・許せねえ・・・」
信長
「・・・来るか
本陣の守りを崩すな
歓迎しよう、雑賀孫市」
実機ムービー
孫市
「俺は・・・お前たちを許さない」
光秀
「許しは望まない・・・
だが、これも信長様のため、ひいては天下のため」
信長
「戦は終わった・・・
怒り、憎しみ、哀しみ・・・すべては消え去った
戦は消えた・・・ククク・・・フフ・・・フハハハハ・・・!」
ムービー“戦なき地平”
光秀
「これが、戦なき地平・・・
ここに戦はない・・・私が殺してしまった
私は・・・なにを望んでいたのか・・・」
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