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3「手取川の戦い」1578

 

濃姫は単独で山賊を撃破。

旧勢力の企みをいったんは退けたものの、

依然、織田家を取り巻く状況は厳しかった。

 

ついには、旧勢力最強の軍神・上杉謙信が、

覇邪顕聖すべく、信長討伐軍を興す。

 

信長は、光秀、秀吉ら主力を先発させるも、

謙信の軍略の前に壊滅状態に陥る。

 

濃姫は信長とともに、光秀ら救出のため、

地獄の戦場と化した手取川へと向かった。

 

「あの人は光秀を救おうという

 であれば、地獄であろうと・・・

 第三話、手取川の戦い

 どこまでも・・・おともに」

 

信長

「各軍、速やかに下がれ!

 態勢を立て直した後、上杉本陣を攻める!」

謙信

「我・・・義に応え、信長を討つ・・・!

 孤立した敵を各個撃破し、敵本陣を攻めよ!」

光秀

「この戦いは、織田と上杉が雌雄を決する戦・・・

 完膚なきまでに叩かねば、後の禍根となろう

 だがそのために民を傷つけることは許されるのか・・・」

秀吉

「丁度ええところに! すまんが助けてくれんか?

 柴田殿を・・・突出した柴田殿を救出してくだされ!

 わしの制止も聞かず勇猛果敢に前へ出られたゆえ・・・」

勝家

「ぐっ・・・あるまじき失態じゃ 大殿、面目ござらん・・・」

前田利家

「援軍、感謝いたします! 全軍、下がるぞ!」

光秀

「謙信公、なぜ信長様に逆らうのです!

 義の名の下、民を戦に誘うなど名将の道に反します」

謙信

「誘うは我に非ず・・・義が魔王への屈服を拒むのみ!」

秀吉

「ふぅ、もう大丈夫だろう 止まろうか」

謙信

「我が闘争を教えてやろう・・・」

前田利家

「ここらでよいだろう 全軍、止まれ!」

光秀

「信長様の歩む道には、必ずや反目が起こる・・・

 これがあの方の宿命なのだろうか・・・」

兼続

「義を愛さぬ者に烈火のごとき鉄槌を!」

濃姫

「悪いわね・・・私の愛は常に一人・・・あの人のものなの」

勝家

「ここらで良かろう 全軍、止まれ!」

謙信

「全軍、織田本陣を狙え!」

光秀

「戦なき世・・・それが世の望み、そして私の望み・・・だが

 そこに生きるべき民を斬った果てに戦なき世など・・・」

信長

「無価値・・・! 我が天下に呵責はなし

 認めぬならば、うぬが天下を築くがよかろう・・・?」

丹羽長秀

「よし・・・全軍、ここで態勢を立て直すぞ!」

信長

「全軍、反転! 上杉本陣を落とせ!

 この信長、我が天下を望まぬ者は消し去るのみ・・・!

 敵のすべてを撫で斬りにせい!」

上杉景勝

「今だ! 本陣を狙え!」

民兵

「オラたちの土地から出ていけ!

 信長め! オラたちの暮らしを返せ!」

謙信

「消え果てるがいい 汝が愛せし男とともに・・・!」

濃姫

「・・・できないわ 私まだ満たされてないの・・・」

 

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