トップに戻る

../ogin1031/

 

3「手取川の戦い」1577

 

大坂湾の戦いは織田軍の勝利に終わった。

戦国乱世の最大勢力となった信長は、

残存勢力に対し、多方面作戦を展開する。

 

これに対し、東方で、上杉謙信が

義に殉じようと信長討伐の軍を興す。

 

信長は、柴田勝家と羽柴秀吉に

上杉軍迎撃を命じるが、

謙信の軍略の前に苦戦を強いられる。

 

報せを受けた信長は、

自らの手で決着をつけんと、

戦国最後の雄との決戦に赴くのだった。

 

「クク

 思うざま戦い・・・溺れるとよい

 第三話、手取川の戦い

 それがうぬの望みなら」

 

信長

「各軍、速やかに下がれ!

 態勢を立て直した後、上杉本陣を攻める!」

謙信

「我・・・義に応え、信長を討つ・・・!

 孤立した敵を各個撃破し、敵本陣を攻めよ!」

光秀

「この戦いは、織田と上杉が雌雄を決する戦・・・

 完膚なきまでに叩かねば、後の禍根となろう

 だがそのために民を傷つけることは許されるのか・・・」

秀吉

「柴田殿を・・・突出した柴田殿を救出してくだされ!

 わしの制止も聞かず勇猛果敢に前へ出られたゆえ・・・」

勝家

「ぐっ・・・あるまじき失態じゃ 大殿、面目ござらん・・・」

光秀

「謙信公、なぜ信長様に逆らうのです!

 義の名の下、民を戦に誘うなど名将の道に反します」

謙信

「誘うは我に非ず・・・義が魔王への屈服を拒むのみ!」

秀吉

「ふぅ、もう大丈夫だろう 止まろうか」

謙信

「我が闘争を教えてやろう・・・」

光秀

「信長様の歩む道には、必ずや反目が起こる・・・

 これがあの方の宿命なのだろうか・・・」

丹羽長秀

「援軍とはありがたい! 全軍、下がるぞ!」

前田利家

「ここらでよいだろう 全軍、止まれ!」

光秀

「戦なき世・・・それが世の望み、そして私の望み・・・だが

 そこに生きるべき民を斬った果てに戦なき世など・・・」

信長

「無価値・・・! 我が天下に呵責はなし

 認めぬならば、うぬが天下を築くがよかろう・・・?」

光秀

「分からない・・・私はどうすればいいのだ?

 私が望むのは、信長様の天下ではなかったのか・・・」

勝家

「ここらで良かろう 全軍、止まれ!」

兼続

「信長よ、義なき貴様に天下は与えぬ・・・与えられぬ!」

信長

「無価値・・・!」

丹羽長秀

「よし・・・全軍、ここで態勢を立て直すぞ!」

滝川一益

「この辺りでよかろう 全軍、待機だ!」

信長

「全軍、反転! 上杉本陣を落とせ!

 この信長、我が天下を望まぬ者は消し去るのみ・・・!

 敵のすべてを撫で斬りにせい!」

上杉景勝

「今だ! 本陣を狙え!」

民兵

「オラたちの土地から出ていけ!

 信長め! オラたちの暮らしを返せ!」

謙信

「見極めん・・・貴様は我が敵と足りえるか・・・!」

信長

「来い・・・軍神・・・!」

 

../ogin1031/

トップに戻る