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1「川中島の戦い」1561
ムービー“オープニング 川中島の戦い”
信長
「さて、行くかね」
謙信
「来い・・・宿敵」
武田信玄は、甲斐の虎と称せられ、
風林火山の孫子兵法をめぐらし、
天下に王道を打ち立てんとしていた。
一方、上杉謙信は越後の龍と呼ばれ、
闘争の申し子とも言うべき戦の達人だった。
信玄と謙信は、これまで三度、
川中島で戦を交え、
雌雄を決することができずにいた。
信玄は必勝の挟撃策・啄木鳥戦法をもって
四度、川中島へと軍を進めるのだった。
「竜虎相打つ!
宿命の好敵手、ついに決着!
第一話、川中島の戦い
王道じゃのう」
信玄
「さて、いい加減、謙信と決着をつけるかの
別働隊は海津城より敵陣の背後を衝け!
八幡原に誘い出し、挟み撃ちにするのじゃ!
とはいえ、策を勘付かれてはならんわけじゃ
敵前線を叩き、敵の眼を本陣に引きつける!」
兼続
「信玄が率いるは戦国最強の武田騎馬軍団
謙信公はこの最強の軍団にどう対応するのか・・・」
信玄
「戦国最強の武田騎馬軍団よ 上杉本陣を襲撃せよ!
おかしい・・・静かすぎる・・・ まさか!」
謙信
「遅い、宿敵・・・ 進め、本陣をねじ伏せろ!」
信玄
「さすが謙信 啄木鳥戦法を逆手に取りおったか・・・!」
兼続
「別働隊で敵を誘引 本隊が待ち受け、殲滅する・・・
これぞ啄木鳥戦法・・・恐るべき軍略だ・・・
だが、それを見破りし謙信公こそ、まさに軍神よ!」
山本勘助
「啄木鳥戦法は私が立てた策・・・それが破れるとは・・・!
かくなる上は、命捨てて戦い、詫びといたす!」
兼続
「謙信公のお顔が生き生きとしておられる
謙信公は、敵が強いほど悦びを感じられるからな」
謙信
「さあ、我が動きについてこい・・・宿敵!」
信玄
「善光寺から援軍か さすが神の軍略を持つ男よ」
謙信
「さあ、宿敵・・・どうでる?」
信玄
「だが謙信よ、軍略の道は遠く厳しいぞ?
全軍、耐え抜けい!」
物見
「この先霧に覆われております ご注意を!」
兼続
「武田信玄・・・甲斐の虎の異名を取る軍略家・・・
さすがだ・・・ 謙信公の義も信玄の軍略には及ばぬか・・・」
信玄
「よし! このまま奮戦せよ!」
謙信
「とどめだ、宿敵」
兼続
「上杉の兵士諸君、義を見せるときは今ぞ!
この機を逃すな! 海津城を落とせ!」
信玄
「ほう、さしずめ神速の軍略、といったところか
ならばわしも神の軍略を真似しようかね
さあて、ここからが勝負じゃ、謙信」
謙信
「望むところ・・・」
信玄
「勘助、わしの王道は、おことに死ぬのを許さんよ」
山本勘助
「お、お館様・・・!」
兼続
「すごい・・・! 互いが互いを知り尽くした策の応酬!
謙信公と信玄は宿敵であり、無二の知己なのだ!」
信玄
「兼続、おことのような若造に、海津城はやらんよ」
兼続
「甲斐の虎・・・ただの虎ではなかったか・・・」
謙信
「見事なり、宿敵・・・
来い 我が闘争が貴様を滅ぼし尽くすであろう・・・!」
信玄
「全軍進撃! 武田軍団の力、見せつけよ!
謙信よ おことと戦うのも幾度目かのう?」
謙信
「四度」
信玄
「そろそろ飽きてこぬかの?」
謙信
「ありえぬな
闘争、愉しめたぞ・・・宿敵
貴様の武運を祈る 再戦の日まで死ぬな」
信玄
「まだ戦うのか・・・ おこととの戦いは骨じゃのう」
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