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2「小田原城攻略戦」1590
ムービー“本能寺の変”
ナレーション
「天正十年六月 京、本能寺
織田信長は、家臣・明智光秀の謀叛に遭い
紅蓮の炎に消えた」
真田幸村は長篠の地獄を脱した。
やがて武田は滅び、
ほどなく織田信長も本能寺に散った。
数年後・・・天下は豊臣秀吉の手に移った。
奥州の王・伊達政宗も秀吉に屈し、
抗するは小田原の北条氏のみとなる。
秀吉は天下一統を果たすべく北条討伐を決意。
全国の大名を率い、圧倒的な物量で東西から、
小田原に攻め寄せた。
武士として生きる意味を失った幸村はこの時、
西側からの攻撃軍の中にあった。
「義、そして友情
私はすがるように槍を握る
第二話、小田原城攻略戦
我が槍よ、貫き通せ!」
ムービー“友情の誓い”
幸村
『武士の時代は終わった 義は死んだ
私は大事なものを失った
今、数が天下を制そうとしている
だが、慶次殿は言った
私の心の中で大事なものは生きていると・・・
いったい、それは・・・』
三成
「だが、もう天下に手が届こうとしている・・・
その先は・・・どうなるのだ?」
兼続
「数がすべてだと思うから、先がない」
三成
「答えがあるなら聞こう」
幸村
「義
・・・ではないでしょうか?」
『何を言っているのだ、私は』
三成
「義?」
兼続
「人の心にある大事なものを守りたいという気持ちだ
大一大万大吉という字がある
一人が皆のため、皆が一人のために尽くせば、
天下は幸せになるという」
幸村
『私が貫きたいのは・・・「義」なのか』
三成
「信じられんな」
兼続
「試してみぬか?
直江兼続」
幸村
『だが、彼らは義を心から信じている』
「真田幸村」
三成
「・・・石田三成
・・・知遇を得て、嬉しく思う」
幸村
『私は彼らとの友情を貫いていこう』
秀吉
「こんなでかい城、焦って攻めても落ちやせん」
三成
「対の城を作り、北条の心を攻める、これが上策かと」
秀吉
「うむ! 三成、築城のことはお前に任せるで!」
三成
「まずは、場所だが・・・あの山を使うか」
兼続
「小田原城は難攻不落 まさに天下の堅城だ
だが、どんな堅城も義がなくば守りきれぬのだ!
三成、幸村! 義のため、ともに戦いぬこう!」
幸村
「義、貫かんがため!」
三成
「大声で・・・恥ずかしい奴らめ
場所の確保は成功だ 築城にかかれ」
北条氏隆
「狙いは秀吉じゃ! 続けえ!」
北条氏光
「何やら石垣山が騒がしいですね・・・」
秀吉
「築城がばれてはまずい! 敵を近づけさせるな!」
黒田官兵衛
「築城の名手、穴太衆を連れてきましたぞ!」
秀吉
「よーし! 官兵衛と穴太衆を石垣山へ導くんじゃ!」
慶次
「幸村、大分いい顔になったが、まだ違うねえ」
幸村
「慶次殿、何が言いたいのです」
慶次
「大事なモンは他人の中にゃないってことさ」
兼続
「穴太衆・・・石垣積みの名手で安土築城にも関わった
彼らの技術がなくば、対の城の築城は成らぬ!」
三成
「来たか 築城を急げ」
完成だ! 木を切り払い、北条に見せつけよ!」
北条氏政
「何じゃ! いつの間に城ができたのじゃ!」
北条氏直
「これが天下人の力・・・我らがかなう相手では・・・ない」
秀吉
「全軍! 小田原城を攻めよ!
我らに内応した松田憲秀がどこかに捕われておる
我らが城に入れば、北条も長くは生かしておくまい
関東の心を掴むため、何としても助け出すんじゃ!」
小太郎
「臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前・・・」
黒田官兵衛
「木材の余りで天梯車を作らせておきましたぞ」
松田憲秀
「このまま終わるのか・・・
おお・・・助かりましたぞ」
隠密
「どうやらこの扉はカラクリで開くようです
この扉のカラクリは二階にあるようですね」
小太郎
「変わり身の術だ 愉しめたか?」
北条氏政
「かくなる上は秀吉の首を獲るのみよ!」
秀吉
「これで、天下はわしのもんじゃ!」
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