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絢麗郷壮・前田慶次

声:森田成一

「どいたどいた! 前田慶次、まかり通る」

「命短し、人よ恋せよ!」

「惚れた女は死んでも守れ・・・ それが男の役目だ」

「こっからが本番!」

「みなよ夢吉、恋の花火が上がってるぞ〜」

 

前田慶次物語「慶次の花道」

 

第一章

 

前田家の風来坊・前田慶次は、束縛を嫌い

京の都で自由気ままな生活を送っていた。

しかし、遊びに出かけようとしていた

慶次の前に現れたのは、

慶次を連れ戻そうとする叔父の前田利家、

そしてその妻のまつであった。

 

慶次

「げ、まつねえちゃんに利

 ああ・・・見つかっちまった!」

 

旅立ちの日

 

実機ムービー

 

利家

「慶次! ・・・ん」

慶次

「ううっ!?」

まつ

「見つけましたよ、慶次」

慶次

「き、来たあっ」

 

まつ

「こら慶次! 遊んでばかりじゃダメでしょ!」

慶次

「それ、逃げろ逃げろ!

 怒ってんなあ、まつねえちゃん

 相変わらず、怒るとこええなあ・・・」

京都花街組頭

「喧嘩や、喧嘩や!」

じいちゃん

「おっ、えろうごんたがおるな」

近所の子供

「けいじ〜、やれやれ〜!」

まつ

「なんですか殿方がふらふらと! いけません!」

慶次

「裸同然の利の方がよっぽどいけないよ!」

利家

「なに! それがしの裸が恥ずかしいだと?」

じいちゃん

「けいひゃ〜ん、ひゃんひゃれ〜」

慶次

「じいちゃん、入れ歯はたんすの上だぞ」

前田軍兵士

「うわあー、かくれろー!」

京都花街組頭

「慶ちゃんえろうつよいな、侍になれるよ」

前田軍武将

「殿、拙者も腹が減ってきましたぞ!」

利家

「めし食って気合だあ!」

慶次

「何だって俺のこと怒るんだ?

 はっ! さてはまつねえちゃん、俺のこと・・・」

まつ

「それはないっ!」

利家

「それはないっ!」

京都花街組頭

「慶ちゃん、ええもん見れたわ」

前田軍武将

「我が忠節、今こそ見せる時!」

利家

「慶次、待て待てー!」

慶次

「利、こっちだ!」

 

実機ムービー

 

利家

「慶次、戻る気はないのか?」

慶次

「おうよ!」

利家

「仕方ない・・・説教だ!」

 

利家

「さあ、始めるとするか・・・」

慶次

「おもしれえ!

 けど俺、けんかで利に負けたことないよ」

利家

「遊んでないで、少しは前田家に尽くせ」

慶次

「俺、そういうのに縛られたくないんだ

 そう、嫌なことは忘れて楽しく生きるのよ!」

利家

「お前、ちっとも成長しないな・・・隙だらけだぞ」

慶次

「ちぇ、いってらぁ」

利家

「こら慶次、あんまりまつに心配かけるな」

慶次

「まつねえちゃんが勝手に心配してるんだよ」

利家

「お前も早く嫁をもらえ

 いいぞ、誰かを愛するってのは」

慶次

「利、鼻の下が伸びてるぞ」

まつ

「犬千代さま、慶次を止められなかったら・・・」

利家

「ま、まさか・・・飯抜きか?!

 俺もどうせ飯抜きだ

 お前もきつーくお灸をすえてもらえ

 見たか! それがしの底力ぁ!」

京都花街組頭

「もう、かんにんしてよー!」

利家

「ううう・・・油断した・・・まつに怒られるぅ!」

まつ

「犬千代さま! お怪我はありませぬか!?

 ・・・こら、慶次! もう許しません!」

慶次

「虎や狼は日々練磨なんかしねえだろ?」

まつ

「前田の殿方は皆、本当に世話が焼けまする」

慶次

「いいかげん諦めてくれよ! お願いッ!」

前田軍武将

「皆の者、慶次様を捕らえるのだ!

・・・・・・できれば無傷で!」

前田軍兵士

「まつ様、俺達を叱ってください!」

まつ

「修行を怠るからこうなるのです!」

近所の子供

「けいじ〜、やれやれ〜!」

慶次

「ばっか! 前にでてくんな!

 くじは中吉っと・・・まあまあだな

 くそ、まつねえちゃんめ・・・

 こうなりゃ、倒して行くしかないな」

利家

「慶次、まつにケガさせるなよ」

慶次

「分かってるって、利!」

まつ

「犬千代さま、どちらを応援なさるのですか!?」

利家

「あー、いや、その・・・頑張れー、まつー!」

京都花街組頭

「喧嘩の出来は、気にしない、気にしない

 慶ちゃん、今日もいけてるね」

利家

「腹はいっぱいか?! 気合入れろお!」

じいちゃん

「最近の若者はかっこええのう」

 

実機ムービー

 

慶次

「やや、やややあ、まつねえちゃん!

 どうよー、最近の調子はー」

まつ

「どうもこうもありません!

 さあ、うちへ帰りますよ!」

慶次

「や、やなこった!」

 

まつ

「慶次、言ってもわからないのね?」

慶次

「え、えーと俺、そろそろ約束の時間が・・・

 まつねえちゃん、ごめんよ!」

京都花街組頭

「うほ、雲行き怪しなってきたかな

 はあ〜、やられた・・・歳かな?」

まつ

「言っても聞かない子は、お仕置きです!」

慶次

「俺もう子供じゃねえんだわ

 ねえちゃんみたいに、恋だって知ってるさ」

まつ

「まったく・・・反抗期なのかしら?」

利家

「慶次の反抗期は死んでもなおらん」

慶次

「まつねえちゃんも、一応女だしさ

 ちょっとだけ手抜いとくよ」

まつ

「まあ、生意気言って・・・本気で来なさい!」

慶次

「まつねえちゃんは、利のこと恋してんだな

 そういうの、すごくいいよね」

まつ

「前田家のためとあらば、例え修羅の道とて

 苦難を耐えてこそ真の武士にござりまする!

 一つ奮いまするは前田家がため・・・」

 

実機ムービー

 

まつ

「ああ・・・大地が回りまする・・・あ!」

利家

「まつ〜!」

まつ

「犬千代さま・・・」

慶次

「まつねえちゃん、ごめんな!」

 

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