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第三章

 

独眼竜伊達政宗との出会いを果たし

長谷堂城を後にした慶次は、次に

あの有名な甲斐の虎に人目会おうと

武田信玄の治める上田城まで足を

伸ばしたのであった。

 

慶次

「さてと、虎のおっさんにあいさつでもするか」

 

赤口の日

 

慶次

「ここが虎のおっさんの城だな

 よし、てんしょん上げてくか!」

幸村

「てててて、て、てんしょん?」

佐助

「おやおや、ここまで殺気のない奴も珍しいね」

京都花街組頭

「抜け道を探せ! 城を落とすのだ!」

幸村

「貴様、何者だ! 名を名乗れい!」

佐助

「あいつ、前田んとこの風来坊じゃねえの?

 やーれやれ、何しに来たんだか」

武田軍武将

「これぞ天下一の軍の力よ!

 燃える血潮で全力突撃! それが真田隊ィ!」

慶次

「今日は大安、日がいいね」

武田軍武将

「皆の者、出あえ! 守りを固めろ!」

佐助

「げっ、冗談! 何やってんの!」

慶次

「虎のおっさん、いるなら出てこいよー」

幸村

「貴様あ! 名も名乗らぬとは、無礼なり!

武田軍武将

「それがしも、枕を並べて朽ちる覚悟・・・!」

武田軍兵士

「おい、寝てる場合じゃなあ! 起きろ!」

佐助

「俺様も忙しいっつうの!」

武田軍兵士

「恐れるんじゃねえ! 前へ出ろー!」

京都花街組頭

「慶ちゃんの 今の一撃 冴えてるね」

慶次

「楽しいなあ・・・え、そうでもない?」

幸村

「できる・・・! さぞや名のある大将殿と見た」

佐助

「世話のかかるこって」

慶次

「ほいきたそらきた、どんどん進め」

幸村

「負けるか、うおおおお!」

慶次

「あの赤くてうるさいやつ、誰だい?」

佐助

「あの旦那は、俺の主人の真田幸村!

 俺なんかより、ずーっと強いぜ」

武田軍武将

「皆の者、燃えるのだ! 城を焼き尽す程に!」

武田軍兵士

「それじゃ本末転倒だぁー!」

武田軍武将

「皆の者、出あえ! 守りを固めろ!」

佐助

「頼むぜ、俺に楽させてくれよな」

幸村

「何をしている佐助、熱く燃えたぎれえぇい!」

佐助

「無茶言うなって、旦那にかなうはずないっしょ」

京都花街組頭

「これからがほんまの祭やで」

慶次

「あんたを待ってる人のところへ帰りな

 肩の力抜かないとモテないよ?」

幸村

「もてる?

 もてるとは、いかなる戦術にござろうか

 燃えよ、我が魂!」

京都花街組頭

「夏草や 兵どもが 夢のあと、やね」

幸村

「燃えよ、我が槍、我が魂! 命の限り奮えよ!」

京都花街組頭

「我は行く そこに喧嘩が ある限り」

慶次

「どいたどいた! 前田慶次、まかり通る!」

武田軍兵士

「なんだこいつ、もうめちゃくちゃだー!」

 

実機ムービー“蒼天疾駆・猿飛佐助参上”

 

佐助

「ほらよ、っと・・・人呼んで猿飛佐助

 さーて、俺様に勝てるかな?」

 

慶次

「なんだ、虎のおっさんじゃねえのか」

佐助

「おあいにくさま! ま、俺が相手になるよ」

慶次

「忍って大変だよな、恋の一つもできやしねえ」

佐助

「おおっと、そうでもないぜ〜、へへへ

 そういうあんたはどうなんだい?

 さては、いい人いるんじゃないの?

慶次

「まあ・・・・・・話すほどのことじゃないさ

 昔話はたんすの奥にしまっているんだ」

佐助

「で、あんたはなんで家出したの?

 前田の家が嫌になったのかい、風来坊さん」

慶次

「嫌だなんて思ったことは一度もないさ

 あの二人には・・・本当に感謝してる

 俺はあの二人に、人を恋い、

 大切にすることを教わったんだ

 俺は幸せだよ、前田の家に生まれて

 利とまつねえちゃんの側で育ったんだから!

 あんた飛べんの!? 忍ってやるもんだな!」

佐助

「へへへ・・・あんたも忍になってみるかい?」

幸村

「武田が力はこれからよ、いくぞ!」

慶次

「強引なのって嫌われるかい?」

京都花街組頭

「いいね、ぽん酢でキュッと行きたいね」

武田軍武将

「よし! 勝機と気運は我らの手に!

 敵軍に増援! くっ・・・我らの不利か?!

 熱血突撃ーーー!」

武田軍兵士

「燃えるぜ! 幸村様ぁー!」

京都花街組頭

「誰だよ、戦行こうっていったの!」

慶次

「きじも鳴かずば撃たれまい、ってね

 忍ってのは、忍ぶから忍なんだろ?」

佐助

「おーおー、難しいこと言ってるねえ」

京都花街組頭

「はあ〜、やられた・・・歳かな?」

佐助

「きじも鳴かずば撃たれまい・・・

 ここに来なけりゃ、死なずにすんだかもよ?」

慶次

「それって俺の真似だろ?」

幸村

「佐助、無理するな! 退けッ!」

佐助

「退散! 申し訳ねえ」

武田軍兵士

「突撃だーっ!」

 

実機ムービー“天覇絶槍・真田幸村見参”

 

幸村

「うおおおーっ! 貴様の思うようにはさせん!

 天・覇・絶槍! 真田幸村、見参!」

 

慶次

「へえ、こいつがあの真田幸村か・・・

 何だか からかいがいがありそうだなあ

 あんた、好きな子いないのかい?」

幸村

「き、貴様! な、な、何を突然・・・!」

慶次

「照れることはないよ、恋ってのはいいもんだ

 人を強く・・・とても強くする

 あんた、初恋もまだみたいだね

 ・・・・・・初恋、ね・・・

 あんたの情熱、恋する時にとっといたら?」

幸村

「こ、こ、恋! はれんち極まりない!」

慶次

「俺の叔父さんは嫁もらってから幸せそうでさ

 見ていて こっちも幸せになるんだ」

幸村

「な、なるほど・・・さ、参考になるでござる

 燃える魂、熱く哮よ!

 見ていてくだされ、お館様!」

慶次

「なんだ、こんなもんか・・・眠くなっちまうよ」

幸村

「お館様に挑むとは、向こう見ずなことよ

 正面より立ち向かう、その意気や良し!

 まだまだ・・・熱い気持ちが足りなかった・・・か・・・」

 

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