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最終章

 

豊臣秀吉・・・それは慶次が忘れようとしていた

辛く悲しい過去。二度と取り戻す事の

できない思い出の日々・・・。

過去から目を逸らし、全てを忘れようと

していた慶次は、竹中半兵衛との

出合いによって己の過ちに気が付いた。

そして、秀吉との決着を

ようやく決意したのであった。

 

慶次

「秀吉、ここまで来るのに随分と時間がかかっちまったよ

 俺がするべきことはわかった

 ・・・だから、俺はお前に会いに行く」

 

なつかしき日々

 

実機ムービー

 

慶次

『秀吉ー! てめえぇーっ!!』

ねね

『慶次・・・違うの、あの人を責めては・・・ダメ・・・』

慶次

『ねね、死ぬな! 死ぬんじゃねえぇーっ!!』

 

慶次

「久しぶりだな、秀吉!

 俺は、お前をぶん殴りに来た!」

秀吉

「久しぶりだな、慶次

 お前は少しも変わっておらぬようだ」

慶次

「久しぶりか・・・そうだな、秀吉」

京都花街組頭

「砲撃準備・・・発射まで今しばらくかかりまする」

秀吉

「慶次、今更何をしに来た?

 豊臣軍に志願しに来たとでも言うのか?」

慶次

「下らない冗談に付き合うつもりはねえ

 秀吉・・・覚えているか、あの時の事を」

秀吉

「フッ・・・お前はまだ過去にこだわっておるのか

 あれしきのことを!」

慶次

「よくもそんな事が言えるな!

 腐った奴とは思ってたけどここまでとはな!」

秀吉

「我が見据えるは未来のみ!

 慶次、お前も下らぬ過去など捨てるがよい」

慶次

「下らないだと・・・?

 ねねを殺したことを下らないって言うのか!

 ねねは、お前が惚れた女だろ!」

豊臣軍兵士

「うわあー、かくれろー!」

秀吉

「我の前に立ちはだかるとはな」

豊臣軍兵士

「みんな、力をあわせるんだ!」

 

実機ムービー“蒼烈瞬躙・竹中半兵衛着手”

 

半兵衛

「待つのは嫌いなんだ、早く決めてくれないか?

 豊臣に従うか・・・それとも、ここで朽ち果てるか」

 

半兵衛

「忠告したはずだよ、次に会う時は容赦しないと」

慶次

「半兵衛、お前、そんなに秀吉が大事か?

 あいつは・・・惚れた女も殺せる奴だ」

半兵衛

「天秤にかけて、重いほうを選んだ

 秀吉が苦しまなかったとでも思うのかい?」

慶次

「人の気持ちを捨てて手に入れた強さが

 正しいものであるはずがねえ!

 半兵衛・・・どうして秀吉を止めなかった?」

半兵衛

「僕にできるのは・・・秀吉を見守ることだけだ」

慶次

「半兵衛、お前秀吉の友達だろ・・・?

 そんなんで、本当に友達っていえるのか・・・?

 半兵衛・・・・・・やっぱりお前も間違ってる!

 俺は、秀吉の目を覚まさせる!」

半兵衛

「では、僕は君を止める

 フッ、どうだい、合理的な提案だろう?

 時間はまだある・・・慌てるな・・・

 嘆き、悲しんでいる暇は僕にはないんだ」

秀吉

「ハッハッハ! 我が友をあなどるでないわ!」

半兵衛

「怒りにまかせて暴れてみるかい?

 勝機が生まれるかもしれないよ

 残念だよ、君と僕は分かり合えない

 僕には夢がある・・・邪魔はさせないよ」

京都花街組頭

「うわあ・・・沈黙の半兵衛だ・・・!」

半兵衛

「・・・・・・! 消耗しすぎたか・・・」

秀吉

「退け、半兵衛! お前を失うわけにはいかぬ!」

半兵衛

「あと・・・もう少しだったのに・・・!」

豊臣軍兵士

「おい、寝てる場合じゃねえ! 起きろ!」

秀吉

「ぬおお・・・ふがいなし!

 そやつを我と同じと思うな!」

豊臣軍武将

「相当の手練・・・だがそれもどこまでもつかな?」

豊臣軍兵士

「は、はやい! もうこんな所に・・・!」

豊臣軍武将

「仇は・・・仇は拙者が討つ!

 なんと・・・! 援軍を断たれたか・・・!

 皆の者、恐れるな! 奴も人の子ぞ!

 不利など認めぬ、持ちこたえろぉ!」

秀吉

「潰されたところで痛くも痒くもなし!

 つかの間の優勢の味を堪能するがよい!」

豊臣軍武将

「たった一人を相手に、何たる様だ!

 秀吉様の目的は天下にあらず・・・その先よ!

 秀吉様と共に、国の行く末を見たかった・・・

 うろたえるな! 勝てればよかろうなのだ!」

秀吉

「豊臣の兵たるもの、気を緩めるな!」

豊臣軍武将

「はっ!

 黄泉の国にて・・・待っておるぞ!」

慶次

「ねねは、俺が初めて恋した人だったんだ!

 秀吉、俺がお前の目を覚まさせてやる!

 俺は誰にも従わねえよ、俺がそう決めた」

豊臣軍兵士

「もう帰りてえよー!」

豊臣軍武将

「防衛地点突破! これ以上先に進ませるな!」

慶次

「死んじまったらおしまいだ、分かるだろ?」

 

実機ムービー

 

慶次

「秀吉、何でねねを殺した? あんなに惚れてたじゃねえか」

秀吉

「そう・・・我はあの女を愛した だが愛は弱さを生む

 我は頂点に立つ男・・・我が覇道に弱さなど認めぬ」

慶次

「だから殺したってのか!」

秀吉

「そうだ、この手で葬った・・・我が弱みとなり、

 共に滅びる前にな」

慶次

「・・・秀吉ぃいー!!」

 

慶次

「秀吉、本当に大切なものを思い出させてやる!」

秀吉

「過去は何も生み出さぬ!

 お前にもそれを分からせてやろう!

 見るべきは未来、それだけよ!」

慶次

「大切なのは未来だけじゃねえ!

 生きてきた全てが大切なものだ!

 覚えてるか秀吉・・・!

 あんたの隣で、ねねが笑っていた事を!」

秀吉

「感傷にふけるか、慶次!」

慶次

「男は女に恋してこそ強くなれるんだ!」

秀吉

「それはお前が真の愛を知らぬからだ!

 愛が見せる己の弱さを知らぬからだ!」

慶次

「これがお前の強さか・・・?

 大切なものを捨ててまで手に入れた強さか!」

秀吉

「そうだ、我は進む! この強さと共に!

 これ以上、お前にくれてやる時間はない

 さらばだ慶次・・・我が最後の過去!

 我に後退などない、ただ前進勝利あるのみ!

 国を掴むため、情けも愛もとうに捨てたわ!

 己の弱さを直視できぬ者に、我は負けぬ!」

京都花街組頭

「あの腕に掴まったが最後! ご注意を!」

秀吉

「我の作る王道楽土、天から拝むがよい!」

 

実機ムービー

 

秀吉

「うおお・・・っ 貴様が、我を追い詰めるというのか

 ・・・慶次よ! ぐあっ」

慶次

「秀吉、昔のお前に・・・もう一度会いたかったよ」

 

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