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3「杭瀬川の戦い」1600

 

小田原は落城。

北条氏は滅び、天下は秀吉の手に落ちた。

 

だが、やがて、その秀吉も没し、

次の天下をめぐって、世は騒然とし始める。

 

徳川家康の東軍、石田三成の西軍・・・

慶長5年(1600)、

諸大名は二つに分かれる。

 

立花ァ千代は西軍に味方し、怨敵・島津家の

義弘とともに、杭瀬川で東軍と対峙した。

 

ァ千代は決戦の前哨戦を完全勝利で飾らんと

士気を高めていた。

 

「世に義なし

 ただ純然たる勝利があるまでだ

 第三話、杭瀬川の戦い

 完全なる勝利を!」

 

左近

「この戦は、この後の天下争奪戦への布石・・・

 つまり、完全勝利が必要不可欠ってわけだ

 敵はおびき寄せた さあ、お楽しみといこうか」

野一色頼母

「しまった、罠だ! 退け、退け!」

左近

「強いのも罪だが・・・美しいってのも罪かもよ」

ァ千代

「そうか・・・そういうもの・・・なのか?」

左近

「面白い娘さんだ」

田中吉政

「本陣への退路を確保します! 急げ!」

明石全登

「敵の退却路をふさぐ! 我に続け!」

佐々木小次郎

「血のにおいがすると思ったら・・・もう始まってるね

 むきにならないでよ また後で遊んであげるからさ」

中村一忠

「かくなる上は、華々しく散るまでっ!」

有馬豊氏

「せめて一太刀、せめて一矢報いん!」

 

ァ千代

「島津は徳川に味方すると思っていたがな」

義弘

「徳川に天下をやるのが、気に入らんでな」

忠勝

「半蔵の言う通りであったな」

稲姫

「もう少し早く到着できていたら・・・」

忠勝

「直政は明石、稲は島津に当たれ!

 我らは本陣を衝き、隙を作る!」

義弘

「立花の小娘め、やるではないか

 不思議とわしまで嬉しくなるわ」

ァ千代

「チッ、世話の焼ける!」

稲姫

「立花様と敵になってしまった・・・

 胸を借りるつもりで、あの方にぶつかってみよう!」

忠勝

「半蔵! 頃合いぞ!」

半蔵

「影が闇を彩る・・・」

稲姫

「立花様、手加減無用です!」

ァ千代

「実力のほど、見せてもらおう!」

 

ァ千代

「相変わらず片意地で生きにくそうだな」

三成

「・・・貴様に言われる筋合いはない」

ァ千代

「事実を言ったまでだ 立花もそうして生きてきた

 貴様と戦うのは、父に対しているようで苦しい」

忠勝

「ならば問う 父君が信念を阻まば、立花は何とする」

ァ千代

「論し、感謝する もはや迷いはない!」

左近

「これで、少しは士気も上がったかね」

 

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