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3B「大坂の舞」(1570)

 

五右衛門は京で見初めた阿国に付き添い、

大坂へ向かった。

 

阿国はそこで舞を披露しようとしたのである。

 

だが、その大坂では、織田軍が一揆衆との

戦を始めようとしていた。

 

「一揆衆?

 阿国さん、一揆衆・・・・・・。

 お、お、阿国さあーん!

 あ、絶景かなぁ」

 

イベントムービー“民衆を率いる自由の女神”

 

ガヤ

「いぃぞぉ! わーっ! やんややんや

 おーくーにっ!」

五右衛門

「・・・・・・お、おう、その、なんだ、よかったぜ」

孫市

「おつかれさま。心が震えたよ

 特別な気持ちがする。暖かい気持ち

 戦いに明け暮れる俺にまだこんな気持ちが

 あったことに驚いてる」

五右衛門

「よくもまあベラベラベラベラと。けっ!」

阿国

「ややわあ。また上手言わはって」

 

孫市

「俺たちには勝利の女神がついてるんだ

 負けるわけがない、そうだろう?

 それじゃ、お客さんを歓迎してやるとしようか」

五右衛門

「けっ! すかしやがって! な〜にが

 「俺達には勝利の女神がついてるんだ」だ!

 俺様は好きにやらせてもらうぜ!

 ささっ、行きましょうぜ! 阿国さん」

阿国

「待っとおくれやす、孫市様」

五右衛門

「ノォォー!」

孫市

「くっ、向こうにも敵が・・・・・・

 なんとかもちこたえてくれ!」

五右衛門

「がぁっ! 織田がなんぼのもんじゃい!

 俺様が蹴散らしてやるぜぇっ!」

阿国

「うちも行きますえ〜」

五右衛門

「孫市なんざに負けてらんねぇ!

 ガンガンいくぜぇ!」

阿国

「やぁ、まだいてはんのんかいなあ。ひつこおすなあ」

孫市

「さっさと終わりにしようぜ、信長

 この後、もっと手強い相手が待ってるんでね」

五右衛門

「孫市なんかに手柄は渡さねぇぜ!

 ついでに阿国さんも渡せねぇぜ!」

阿国

「信長様にも、うちの舞をみてもらおうかしら」

孫市

「ちっ、やられちまったか・・・・・・

 まずいな・・・・・・これ以上やられるわけにはいかない」

五右衛門

「おおっ! お前、いいもん持ってるな!

 ちょっと俺様に貸してみろ、使い方を教えてやる」

お市

「やだよ〜。それに、あたしの方が絶対上手いもん

 どれくらい上手いか、見せてあげるよ!」

五右衛門

「いいからそれを貸してみろっての!

 いくぜ、よ、ほっ・・・・・・って、あれ?」

お市

「うう・・・・・・すごいへたっぴだし・・・・・・」

濃姫

「醜いわね。今消えれば、痛い目には遭わないわよ」

五右衛門

「いかんいかん!

 罵られることが快感になってる俺様がいる!」

濃姫

「見かけ通り、野蛮なのね・・・・・・」

五右衛門

「いかんいかん! 俺様は罵られてるんだぞ!」

阿国

「はぁ・・・・・・きれいなお人やなぁ

 うちの舞も霞んでしまいそうやわぁ」

濃姫

「ありがと。あなたも可愛いわ

 そう、苛めたくなるくらいね・・・・・・」

阿国

「まるで深い淵。のぞきこんだら吸い込まれそうや

 うちの舞で目を覚ましてくれへんやろか」

五右衛門

「何だあの見るからに悪人面は!

 義賊である俺様が退治してくれるぜ!」

 

 

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