トップに戻る
2「三方ヶ原の戦い」(1572)
稲姫らの働きにより、信長は窮地を脱した。
徳川軍は態勢を立て直すため三河に戻った。
一方、戦国の巨獣・武田信玄がこの間隙を
縫って、上洛を果たさんと動き出す。
武田軍は破竹の勢いで南下、徳川の領地に
迫るのだった。
「真田、武田、そして戦乱。
私は、何も恐れません!
手加減無用、参ります!」
忠勝
「稲、これは負け戦よ」
稲姫
「父上! 何をそのように弱気な・・・・・・」
忠勝
「機を見極めよと申しておる
機を見極めること、必ずや己が身を救うであろう」
信玄
「家康よ。おことのお手並み、見せてもらおうか」
石川数正
「お、おのれ! ふざけおって!」
徳川家康
「こら、待たぬか! 止まれ!
主君も未熟なれば、家臣もまた・・・・・・か・・・・・・」
信玄
「ふふふ・・・・・・家康よ、おことも中々にやるのう
じゃがな、もう手遅れというやつよ
鶴翼の陣・・・・・・か。その姿、鶴が翼を広げたるが如し
では、これでどうじゃ? 全軍、魚鱗陣を敷け!」
忠勝
「稲・・・・・・」
稲姫
「ここが勝機、ですね?」
忠勝
「勝ちを得るは今をおいてなし。参るぞ!」
徳川家康
「今が好機! 半蔵、信玄の首を獲れ!」
半蔵
「・・・・・・承知」
幸村
「妙だな・・・・・・何故、あのような門を
あの方角・・・・・・まずい!」
稲姫
「気づかれたの? さすがは真田殿ね・・・・・・
真田幸村様とお見受けいたします!
噂に高き槍さばき、見せていただきます!」
幸村
「そなたこそ、あの本多忠勝の娘御であろう
父の名を汚さぬ武、見せられよ!
父の名に恥じぬ戦振り、見事! 退かせていただく」
稲姫
「誉めてくれるのは嬉しいけど・・・・・・父上のこと
私のことは見てくれないのね・・・・・・もう・・・・・・」
半蔵
「滅!」
信玄
「何者ッ!」
イベントムービー“巨星墜つ”
信玄
「乱波、め・・・・・・ぐっ」
半蔵
「・・・・・・滅却」
幸村
「お館様!」
信玄
「信玄死すと聞けば、敵は勢いづこう
我が死は、隠せ。これからは・・・・・・
ゆ・・・・・・きむら・・・・・・手を・・・・・・
信玄の志・・・・・・確かに渡した・・・・・・ぞ」
半蔵
「信玄は滅した・・・・・・今が、好機なり」
徳川家康
「何だと!? よし、全軍反転せよ!
信玄無き武田軍など、恐るに足りん!
武田軍をこの地から追い払え!」
くのいち
「にゃはは〜、やってくれるじゃない?
お館様の仇、とらせてもらうよん♪」
稲姫
「忍び? 家康様を狙う気なの?」
くのいち
「ありゃ? アンタ、臭うね。血の臭いがプンプン」
稲姫
「無礼な! この戦は、天下泰平のため・・・・・・」
くのいち
「へー、天下泰平のために、戦っちゃうんだ!
やっぱり、戦いのドキドキが大好きなんだよね?
同類だよ。アタシもいなちんもいなちんの父上も」
稲姫
「違う・・・・・・違う!」
徳川家康
「この戦、これでよしとせねばなるまい・・・・・・」
トップに戻る