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「第11章・反撃」 11 12:22

 

岐阜城奪回に成功した信長は天下統一への道を再び歩み出していく。

伊勢まで退いてきた秀吉軍団、

上杉軍相手に孤軍奮闘する勝家軍団と合流し、

さらに盟友の家康と協力して勢力を再び拡大していくのである。

 

光秀

「下がってよい」

明智軍兵士

「はっ!」

光秀

「生きていたか

 一気にひねり潰す

 ような真似はしない

 ゆっくりゆっくり 追い詰めてやる」

義昭

「よいではないか

 そう 慌てずとも

 のう毛利殿」

毛利輝元

「そうじゃ

 関東諸侯も ようやっと威令に服したし

 島津・長宗我部も幕府参画に前向きじゃけえの

 じゃから今は こちらの基盤固める時よ

 しばしの・・・・・・」

光秀

「ぬるい!

 すでに斎藤利三を失った

 芽のうち摘まねば 取り返しつかぬことになる!」

義昭

「そう言われてものう」

光秀

「お許しなくとも結構!

 我が手勢だけで出陣いたす」

義昭

「光秀よ そちもかあ

 そちも将軍を蔑ろにするか

 信長と似ておるのう」

光秀

「裏切り者は裏切られる

 というわけですか」

信長

「そうか

 サルが伊勢に

 まったく 悪運の強いヤツめ」

小六

「恐れながら

 運じゃございません

 意志にございます」

信長

「意志か」

小六

「勝って勝って勝ちまくる

 信長さまにお仕えしたときの誓い

 絶対に守り抜くって

 あいつは・・・・・・!」

信長

「サルめ」

 

116.安濃津・軍議前 1:16

 

秀吉

「信長さま!

 生きていた!

 生きていた!

 よかった!

 よかった!」

信長

「よせ サル

 気持ち悪いぞ!」

アマリア

「少し 妬けるな」

秀吉

「ひとときの夢か

 そうさな

 オイラが そんな野望を抱いても」

アマリア

「野望を抱いてもいいぞ

 アタシに」

秀吉

「アマリアか!

 よせ こんな非常時に!」

アマリア

「心配した」

秀吉

「へ?」

アマリア

「ヒデヨシ

 お前の天衣無縫なところが好きだ」

秀吉

「かたじけない

 お気持ちだけで

 嫌いとか好きとかじゃなくて

 オイラには

 想う人もいるんだ」

信長

「騒がしいな」

吉乃

「そうねえ」

 

117.安濃津・戦後 1:03

 

秀吉

「大勝利にございます!

 あのう

 そういや お市さまは

 ご壮健であられますか?

 可愛いなあ

 お市さまそっくりだ

 オイラ

 ほんとは お市さまに

 逢いたくて 逢いたくて」

お市

「秀吉殿・・・・・・」

秀吉

「滅相もない!

 オイラ 図にのってとんでもないことを・・・・・・!」

お市

「ありがとう

 あなたは日輪のようなお方

 あたしにはまぶしすぎて・・・・・・」

 

118.北庄城・軍議前 1:14

 

利家

「オレたちも頑張ったなあ

 殿が襲われてから ずっとだかんな」

勝家

「織田の意地 見せられたじゃろうて」

利家

「けど やせ我慢ももう限界

 末期の水は

 うめえなあ」

勝家

「もはや 死中に活を求めるのみ!

 一人でも囲みを突破し 殿の仇を討つんじゃ!」

一同

「おう!」

景勝

「なに!?

 織田本隊が?

 毘沙門天の思し召しか

 兼続!

 謙信公の仇を 晴らす時がきたぞ!」

兼続

「御意!」

信長

「勝家 利家

 持ちこたえてくれ・・・・・・」

 

119.北庄城・戦後 0:31

 

信長

「ちょっと遅かったら ヤバかったな」

勝家

「なんの

 あと十年は 持ちこたえられましたぞ」

信長

「オレは果報ものだ

 貴様らみたいな家臣をもって

 礼をいう

 勝家 利家」

勝家

「殿!」

利家

「ばーか

 いい年して みっともないぜ

 泣くな 泣くな」

 

120.富士・軍議前 1:21

 

家康

『なに!?

 織田殿が!』

忠勝

『急ぎ三河に戻りましょう』

お勝

『殿

 天下の趨勢をみて ご決意を?』

家康

『そんな柄ではない

 信長殿が 夢を追い飛翔する鷹なら

 オレは 遠慮がちについてく海鳥

 ただ・・・・・・』

お勝

『ただ?』

家康

『一度だけ

 一緒に駆けたことがある

 あの時は・・・・・・

 スカッとした』

お勝

『なれば 駆ければよろしいかと?』

信長

「家康

 やけに清々しい顔をしてるな」

家康

「信長殿が本能寺で輓じていたら

 この家康

 天下取りへどこまでも駆ける覚悟でした」

信長

「貴様がか?」

家康

「はい

 されど 信長殿は 生きておられる

 ともに乱世を 駆けていきましょうぞ」

 

121.水門の破壊 0:07

 

122.富士・戦後 0:37

 

家康

『天下を

 取るか』

お勝

『殿!

 信長殿が 岐阜を占拠しました!』

家康

『生きていた?

 信長殿が!?

 この膨らんだ大志

 今さら納めよと』

 

123.京洛(弐)・軍議前 1:14

 

秀吉

「京は おなごのように無防備

 幕軍は なぜ固執するんだ?」

吉乃

「守りにくくて攻めやすい

 光秀さんがいるのに不自然ね」

秀吉

「あるいは罠かもしれない

 油断はできませんぞ」

勝家

「臆病ザルめ!

 怖いんだったら おなごの陰で震えておれ」

秀吉

「そうかい?

 そりゃあそうだろうさ

 柴田さまはてーんで女っけがねえからな」

勝家

「なんだと! サル?」

帰蝶

「相変わらずね

 あなたたちは」

一同

「帰蝶さま!」

長秀

「そんな格好でまさか?

 お身体はよろしいんですか?」

利家

「ばーか

 鈍いな芋侍

 よろしいから来たんじゃねえか

 なあ」

吉乃

「過ぎたことは いいっこなしよ

 帰蝶さん

 また一緒に戦いましょう」

帰蝶

「有り難う・・・・・・

 吉乃」

 

124.藤長の火計 0:14

 

藤長

「よおし! 火をかけい!

 京の町ごと 織田を燃やしてしまえ!」

 

125.京洛(弐)・戦後 2:50

 

帰蝶

「何もかも なくなってしまったわ」

信長

「オレと同じだ

 すべてを失った・・・・・・

 が オレにはお前がいた

 おかげで滅びの夢から 醒めることができた」

光秀

「お気付きでないとは愚かなこと」

信長

「光秀!」

光秀

「あなたこそ 乱世が産み落とした最大の業

 あなたのその二重の瞳 重瞳は

 梟雄の刻印

 あなたが滅びねば

 新しき夜明けは訪れませぬ」

信長

「下らぬことを!

 乱世は

 オレがこの手で打ち砕く!」

義昭

「つらいのう

 運命に抗うのは・・・・・・」

藤長

「公方さま」

義昭

「将軍家の運命

 滅びの血

 父も兄も爺さんも将軍家の者は皆

 非業の最期を遂げた

 わしは そうした運命に必死に抗ってきたんよ

 ただでは滅びぬと!

 じゃが・・・・・・!!」

藤長

「公方さま

 わたしがついております・・・・・・

 この先には

 我らの輝ける世が 必ず待っております!」

 

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