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「第3章・美濃攻略」 13 12:28
信長は今川義元を討ち尾張を掌握した。
次なる目標は帰蝶の甥・斎藤龍興が治める美濃の攻略。
第3章冒頭で信長は、
今川から独立した徳川家康と盟を結び、
美濃攻略に万全の態勢で臨むのであった。
019.評定前 1:35
織田軍兵士
「徳川家康殿 お見えになられました!」
竹千代
『どうして?
人質の私を?』
信長
『逃がしてやれなかったな・・・・・・
でもスカッとしただろ?』
竹千代
『うん!
いつかもっと駆けられるようになったら
自由になれる?』
信長
『ああ・・・・・・
本当にそう望んで駆けるならな!』
徳川家康
「いつかこのような時が来ると思っておりました」
信長
「オレもだ」
勝家
「くのいち いつの間に!」
家康
「お勝にございます」
お勝
「守りが手薄です
信長さまは豪胆
けど大雑把なところがおありね」
信長
「貴様だけは敵にまわしたくなかったぞ
家康!
東は任せた
オレは美濃へ向かう」
家康
「はい」
吉乃
「あの人の故郷なんか
徹底的に滅ぼしたらいいのよ」
藤吉郎
「吉乃!
殿にホレたか!」
020.墨俣・評定 1:09
ナレーション
「信長は稲葉山南方
長良川西岸の墨俣に砦を築かんとした
稲葉山城に波状攻撃をかける 拠点とするためである
しかし 敵に姿をさらしての工事は 危険と困難を伴った
命を受けた丹羽長秀・柴田勝家は
敵の熾烈な攻撃をうけ 死傷者続出
なすすべもなく敗退していた」
藤吉郎
「信長さま! オイラにやらせてくれ!」
勝家
「サル! 図に乗るな!
砦築くこと わしにも出来んかったんじゃぞ」
藤吉郎
「心配ご無用! オイラにゃ策がある ヘマはしないって」
勝家
「なんだあ!
ヘマじゃと!
こらサル!」
信長
「やめろ!
サル すごい自信だな
やってみろ
砦が出来たら オレもいく」
藤吉郎
「有難き幸せに
ございまするう」
021.墨俣・軍議前 1:14
小六
「なんで信長さまのため そう命張るかねえ」
藤吉郎
「ホレちまったのさ」
小六
「おお キモ悪るぃ
このサル面で・・・・・・」
藤吉郎
「ほら急いでくれよ!
一番働いた者には褒美を十倍出すよ!」
小六
「あらかじめ組んだ丸太を 上流から流し組み立てる
確かに早くできらあなあ」
斎藤龍興
「尾張のたぁけどもに思い知らせたれ
砦は千年経っても出来ねゃあっつうことを!」
織田軍兵士
「敵襲!」
信長
「これならば敵を防げるなあ」
小六
「だれでえ!」
藤吉郎
「信長さま!!
このバカ!」
信長
「今宵はオレも仲間入りだ!
明け方には味方が来る
それまでここを守り抜くぞ!」
藤吉郎
「信長さま」
022.墨俣・戦後 0:34
信長
「美濃に楔打ち込めた
これで稲葉山に近付いた
そういやサル
べっぴんの嫁さんをもらったそうだな」
藤吉郎
「えっ!
その つい出来心で」
信長
「そうなると市を他に嫁がせるしかないか」
藤吉郎
「へ?」
信長
「貴様なら市と上手くやれると考えないでもなかったが
忘れろ忘れろ!
嫁をもらったとなれば 名を変えないと駄目だな」
藤吉郎
「そんなあ」
023.木曽川・軍議前
龍興
「攻め込んでくるだあ?
尾張の弱卒に何ほどのもんがある!
それより利三!
返事は来んか?」
斎藤利三
「はっ
帰蝶さまからは何も」
龍興
「甥のわしより信長を選ぶんか!
裏切り者め!」
信長
「猿豚抜くには 犬山と支城を何とかしなければな」
勝家
「そんなものは 揉み潰していけばよい!」
可成
「それでは模様ながめの織田信清 敵にまわすぞ」
帰蝶
「なら 一気に川を押し渡る?」
可成
「うむ いかに押し渡るかじゃ
背後をつかれてはたまらん」
吉乃
「帰蝶さまは あたしたちを滅ぼすおつもり?
明日は深い霧になる」
信長
「霧にまぎれる・・・・・・か」
024.炎の川 0:10
025.炎の川、消える 0:08
026.木曽川・戦後 1:15
吉乃
「聞こえる
虚無からの声が」
信長
「どうした?」
吉乃
「生まれつき不思議な智慧を授かって・・・・・・
ずっと孤独だった」
信長
「お前は・・・・・・
孤独じゃない」
山県昌景
「お館さま 信長が美濃・猿豚を陥としたとのこと」
武田勝頼
「上杉謙信さえおらねば
三河・尾張・美濃を奪いとってくれように」
武田信玄
「わしの望みは天下布仁
すなわち天下に仁政を布くこと
じゃが 甲斐から京は遠い
今は信長を暴れさせておく
今はな」
027.関ヶ原・評定 0:23
信長
「市を浅井長政に嫁がせる」
勝家
「そんなあ」
信長
「美濃を突破し 近江まで市の護衛を願い出る者はいるか?」
藤吉郎
「嫌じゃ!!」
信長
「どうした サル
恋女房のねねが怒るぞ」
028.関ヶ原・軍議前 0:56
信長
『織田の弱さ克服するには最強の同志がいる
浅井長政は一世の英傑 しかも世に隠れなき美丈夫だ
必ず気に入るはず』
お市
『兄上は
未知なるものを求めて 羽ばたいていく
あたしにはもう追いつけない
それが運命なのね』
信長
『市・・・・・・』
お市
『わかりました
兄上のため
市は参ります』
織田軍兵士
「ご注進!
美濃勢多数 数里先に待ち構えている模様」
信長
「待ち伏せか」
029.関ヶ原・戦後 0:32
信長
「長政
市を頼むぞ」
浅井長政
「市さまほどの絶世の美女
娶ることできるは
この浅井長政
日本一の果報者にございます
この上は織田殿
いえ 義兄上のため粉骨砕身する所存」
藤吉郎
「がっくりだぜ・・・・・・」
勝家
「ああ・・・・・・
どう見てもいい男だな」
030.稲葉山・軍議前 1:32
信長
「稲葉山城を攻めるのはつらいか」
帰蝶
「ううん 違うの
この美しさの前では
すべてが儚い夢みたいで・・・・・・」
信長
「夢・・・・・・か
幼き頃から
オレは幾度も同じ夢をみる」
帰蝶
「夢?」
信長
「黒き場所・・・・・・
劫火の中 滅ぼされる 夢
覚えのない痕がある
夢で撃たれた同じところに」
帰蝶
「こんな話がある
蝶になった夢をみて醒め
夢で蝶になったのか
蝶の夢が自分なのか
分からなくなったって・・・・・・」
信長
「この世は夢よ
ただ果敢に挑むのみ」
031.稲葉山・戦後 2:01
ナレーション
「稲葉山城を落とした信長はこれを岐阜と改めた
岐阜とは
中国・周の文王が岐山に興って
天下を制した故事にちなむものだった
その岐阜に 前将軍の弟・足利義昭が来訪する
京を逃れ諸国を流浪した義昭は
織田の武力に着目し
それを背景に上洛
将軍の座につこうと目論んでいたのである」
足利義昭
「そちの武勇天下第一じゃ
わしが将軍となった暁には
そちは管領じゃ
管領では不足か?
奮発して副将軍でどうじゃ?
気に入らぬか?
なんじゃ欲のない男だのう
おなごか?
京にゃ よいおなごがたーんとおるぞ」
細川藤孝
「織田殿のこってすよって もののひと月もおしたら
上洛の準備 整わはるでしょうなあ」
信長
「この信長
もとより京に織田の旗 打ち立てるつもりでした
上洛の儀 喜んでお受けいたしまする
では 出立は明後日」
義昭
「みょうごにち?」
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