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1「桶狭間の戦い」(1560)

 

オープニング“いざ鞠と共に”

 

義元

「京へ。 京へ上ろうかの」

今川軍武将

「おお・・・・・・!」

朝比奈泰朝

「殿! 殿、それではいよいよ」

義元

「そうじゃの」

朝比奈泰朝

「ははっ!」

義元

「京で蹴鞠がしたいのう」

今川軍兵士

「敵、織田の軍勢、清洲城を出発!」

義元

「尾張のウツケも蹴鞠るかのう?

 楽しそうじゃのう」

 

義元

「今川家の格の違いを見せつけてやるのじゃ!

 勝ち目のないこと、思い知らせてやるのじゃ!」

徳川家康

「兵糧は運び終えましたぞ

 ここは拙者に任せ、長照殿は御出馬あれ!」

信長

「狙うは今川義元の首。全軍、信長に続け!

 遅れは、許さぬ」

義元

「い、いかん。本陣を守るのじゃ!」

濃姫

「気を許し、あらわになった喉元に

 牙を突き立ててあげましょう」

 

濃姫

「あなたの目、意外と曇ってないのね。

 だからこの空の下では、何も見えなくなる

 それじゃ・・・・・・生き残れないわ」

半蔵

「主がため・・・・・・覚悟」

徳川家康

「徳川の未来のため・・・・・・

 今川殿には悪いが、信長殿と組ませてもらおう」

お市

「あう〜、すっかり遅くなっちゃたよ〜

 遅れたぶん、頑張るからね、お兄様!」

信長

「フッ、天の流れは信長にある。

 ここで退くこともまた、天の望みたることよ」

徳川家康

「忠勝よ!」

忠勝

「承知! 本多平八郎忠勝、参るぞ!」

 

信長

「もうよかろう・・・・・・義元、来い・・・・・・」

義元

「娘、なかなか風流なものを持っておるのう」

お市

「・・・・・・あげないからね」

義元

「むう・・・・・・ではこの鞠と取換えぬか、の?」

お市

「え・・・・・・! 魅力的な提案かも・・・・・・」

義元

「うつけ殿、そなた、どれほどに蹴鞠るのじゃ?」

信長

「この信長が蹴るは・・・・・・乱世よ」

 

義元

「勝つには勝ったが、うつけ殿も中々やるのう・・・・・・

 京の蹴鞠は、先延ばしかの」

 

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