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第二章

 

めでたく いつきに

米を分けてもらったまつと利家は、

さらなる食材を求めて

摺上原へと向かう途中、

上杉謙信の居城・春日山へと迷いこんでしまった。

しかし、そこで二人が目にした

意外な食材とは・・・!

 

利家

「それがしの手を離すな、まつ!

 まつ? ・・・まつたけ!?」

 

松茸天国!

 

“春日山忍法帖”

 

実機ムービー

 

かすが

「私の技、破られるわけがない

 行け、我が分身達よ!」

 

利家

「まつ! ほら、松茸がこ〜んなに!」

まつ

「迷ったかいがあったというもの・・・

 さあ、見つからないうちに・・・」

謙信

「まえだどの、なにをしているのですか?」

利家

「み、見つかったー!」

前田軍武将

「忍が守るこの城、生半には落とせぬぞ!」

前田軍兵士

「まつ様、俺達を叱ってください!」

上杉軍武将

「だまらっしゃい! かかってくるがよし!」

かすが

「くっ・・・強い! このままでは!

 山から攻め入るとは・・・なかなかの手練だな」

まつ

「わたくし共は、松茸を採りに参りました」

かすが

「ま、松茸を?! そ、それはそれで許さない!

 この山の松茸には指一本触れさせない!」

利家

「まつ・・・この忍、ケチだな」

かすが

「だ、黙れっ!

 お前は私に勝てない・・・それだけだ」

前田軍武将

「できる! こやつ、技に長けておりますぞ!」

かすが

「来るがいい・・・何があっても守りきる!」

まつ

「ほほほ! 後がございませぬよ?」

かすが

「こんな時こそ、私があの方のために!

 これでいいんだ・・・間違いはない!

 分身がやられたか・・・しかし負けない!」

前田軍武将

「何人たりともその前を走らせぬ勢いですな」

かすが

「進め! 恐れるな!」

謙信

「おまえがわたくしにふさわしきあいてか?」

上杉軍武将

「毘沙門天よ、お守りくだされ」

前田軍武将

「見事! これで敵の勢いも削がれましょうぞ」

利家

「まつ・・・油断するな」

まつ

「もとより承知」

謙信

「そのちから、たよりにしていますよ」

上杉軍武将

「御覧あれ!」

かすが

「謙信様には・・・近寄らせない!

 頼む・・・勝ってくれ・・・!」

上杉軍下忍

「あんなに強い嫁さんはごめんだ!」

まつ

「これも、前田の領地・・・」

謙信

「おまえにびしゃもんてんのたすけがありますよ」

前田軍兵士

「お、俺達、もしかして勝てるかも・・・!」

かすが

「あの方のため、この松茸に命を・・・」

利家

「かけるのか?」

かすが

「こ、来いっ!」

謙信

「まだだ、せめてをゆるめるな」

上杉軍武将

「主に捧げたこの命を見よ!」

かすが

「これでいいんだ・・・間違いはない!」

上杉軍下忍

「強え・・・逃げちまいてえ・・・」

かすが

「痛みなどこらえろ・・・まだだ!」

 

“中曲輪突破”

 

まつ

「上杉殿、わたくし共はただ松茸を採ろうと・・・」

謙信

「たとえ どのようなりゆうがあろうとも

 このかすがやまを あらすことはゆるしません

 わたくしのつるぎのわざをやぶるとは・・・

 てきも なかなかやりますね」

上杉軍武将

「上杉に忍あり・・・忘れるなかれ」

まつ

「勝負あり、でござりまする」

上杉軍武将

「こちらに来たか・・・拙者も運がない」

かすが

「そのような気概で、謙信様は守れない!」

利家

「まつ〜、飯を置いていってくれ〜!」

上杉軍下忍

「あんな奴がいるなんて聞いてねえよー!」

上杉軍武将

「謙信様に挑むとは・・・貴様、恐れを知らぬな?」

まつ

「ほほほ! 造作もありませぬ」

かすが

「上杉軍の将・・・簡単に敗れはしない」

謙信

「わたくしも まだまだですね」

上杉軍武将

「あ、あり得ん! あり得んことだ!

 遺言は済ませたか?」

上杉軍下忍

「戦で名を上げようと思ったのに・・・」

前田軍武将

「道をあけい! 我らが大将のお通りよぉ!」

利家

「そうだそうだ!」

かすが

「意識を殺せ・・・こいつを斬る事に集中するんだ」

 

“上杉本陣突入”

 

かすが

「強い・・・これが食べ物に対する執念・・・!」

まつ

「いいえ! 犬千代さまへの愛にござりまする!」

利家

「ま、まつ〜! ぐすん」

 

実機ムービー“軍神美神・上杉謙信かすが”

 

謙信

「びしゃもんてんのごかごは、わたくしにあり」

かすが

「謙信様は私が守る」

謙信

「きなさい、そなたはすでにわたくしのてのなかに」

 

謙信

「このやまのものはみほとけにささげられしもの

 そなたらが あらしてよいものではありません」

まつ

「いえ、もう引っこ抜いてしまいましたゆえ!

 あなたから松茸への愛が感じられまする」

かすが

「違う! これは松茸に対してじゃない!」

謙信

「そうとうおすきのようですね・・・まつたけが」

まつ

「松茸はとても美味しゅうござりまする!」

利家

「上杉殿も忍も、ケチだなあ・・・」

謙信

「けちといわれて だまってはおけませんね」

まつ

「お家の一大事なれば!

 見れば見るほど、お美しいお方・・・」

利家

「はっ・・・・・・それだ、まつ!

 上杉殿をご機嫌にさせて、松茸をもらうんだ!

 そこだ、まつ! 必殺しゃもじ殴り!」

まつ

「心得てござります

 春日山の松茸は天下一にござりまする!」

利家

「さすがは上杉殿の山だなあ!」

謙信

「ふふ・・・そのてにはのりませんよ」

利家

「頑張れ! まつたけ!」

まつ

「犬千代さま、ごっちゃになってござりまする

 前田家のためとあらば、例え修羅の道とて」

かすが

「松茸を守れなかった・・・ああ、謙信様!」

謙信

「わたくしをはばむとは、おろかなことです」

前田軍兵士

「あれが軍神か・・・拝んどこ」

まつ

「前田家には世話のかかる殿方がおりますれば」

謙信

「わたくしも まだまだですね」

 

実機ムービー

 

まつ

「これもまた戦 食材との戦にござりますれば

 次もまつめにおまかせくださりませ」

 

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