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2「村落救出戦」

 

関ヶ原の戦いは東軍の勝利に終わり、

西軍とその総大将・石田三成は露と消えた。

 

宮本武蔵は、阿鼻叫喚のごとき

戦場を切り抜け、生きて脱した。

 

だが、その眼前には西軍の残党狩りを名目に

村を襲う山賊がいた。

 

脳髄が焼けつくような怒りを覚え、

武蔵は、単身、餓狼の群に突っ込んでいった。

 

「人斬りの剣だ、てめえらのは

 剣客じゃねえ!

 第二話、村落救出戦

 剣の道、究めてやるぜ!」

 

頭目

「野郎ども、今日も大暴れしてやんな!」

民兵

「ど、どなたか村をお助けくだせえ!」

武蔵

「弱え奴いたぶるのがてめえらの剣かよ 許せねえ!」

副頭目

「大人しくしねえと命はねえぞ!」

民兵

「村のため・・・ここで逃げ出すわけにはいかねえ!」

副頭目

「野郎ども、やっちまいな!」

民兵

「あ、ありがとうごぜえます

 俺らの村・・・これ以上好き勝手させねえ!

 オラたちの怒りを喰らえ!」

武蔵

「あ、こら、無茶すんじゃねえ!」

副頭目

「かかったな!

 野郎ども、砦が手薄だぜ! 潰しちまいな!」

民兵

「か、囲まれてしまった!」

副頭目

「野郎ども、今のうちに有り金奪っちまえ!」

民兵

「だ、誰か! お助けください!」

副頭目

「逃がしゃしねえぜ!」

武蔵

「俺を閉じ込めて村を襲うってか・・・ 汚ねえ奴らだ

 いいぜ 力の差、見せつけてやる!」

頭目

「野郎ども、逆らう馬鹿に痛い目見せてやんな!」

民兵

「村のため・・・ここで逃げ出すわけにはいかねえ!」

頭目

「野郎ども、やっちまいな!」

民兵

「何て頼もしいお方だ・・・!」

頭目

「よっぽど痛い目に遭いてえらしいな ああん?」

慶次

「ほお、騒がしいと思ったら、面白いのがいるねえ

 丁度退屈してたとこだ 手合わせ願おうか」

武蔵

「あの格好にでかい馬・・・どっかで聞いた事・・・」

慶次

「いい腕だが太刀に勢いがねえ 考えごとかい?」

武蔵

「うるせえ てめえには関係ねえよ」

慶次

「迷いな 迷わなきゃ、上には行けねえぜ」

民兵

「ありがとうございます、旅のお方!」

武蔵

「村は救った・・・でも

 結局、俺のも俺より弱え奴を斬るだけの剣か・・・

 俺は・・・俺は、剣で人を活かしたい・・・!」

 

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