慶長元年(一五九六)。 大陸の地獄の元凶、義父・豊臣秀吉を斬れなかった。 炎の中で、結城秀康は絶叫する。 炎に焼かれる夢に、柳生茜は跳ね起きた。 不自然に覚めた右目が痛む。 灰燼の蒼鬼・結城秀康と柳生十兵衛茜。 若き二人の鬼が出会う以前の旅路を描く正伝。