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第十五話・血戦島原

 

西暦1598年(慶長3年)

8月11日

 

ロベルト

「どういうことだ!

 魔空石がなくなっている・・・」

フロイス

「じ・・・実験動物ども

 のこのこ 来よったか」

ロベルト

「ルイス・フロイス・・・

 いや ローゼンクランツ!」

フロイス

「さ・・・さ・・・騒がしいぞ

 静かにしろ人間ども

 ま・・・まもなくだ

 まもなく妖星は・・・

 満ち足りる

 そのときこそ

 わ・・・我らの大願が

 成就されるのだ!!

 鬼の連中よ いよいよ

 貴様らの最後じゃの」

三成

「やはり ここはいい・・・

 力が流れ込んでくる・・・」

「ふたり お揃いだ」

蒼鬼

「クローディアス!

 魔空石はどこだ!?」

三成

「魔空石なら・・・」

ロベルト

「ちぃ・・・

 あんなところに」

「あれじゃ とどかないぞ!」

三成

「決着をつけましょう!

 鬼の者ども

 ここが旅の最後です」

 

三成

「ずいぶん力をつけて

 おいでだ・・・

 だが・・・

 まだまだです!

 この石の下では

 我々の力は無限・・・に跳ね上がる

 そう

 私は死なないのですよ!

 魔空石のある限りねぇ!

 二度も同じ過ちを

 繰り返すと

 お思いですかな!?」

ロベルト

くそったれが!

蒼鬼

「ロベルト!」

お初

「ロベルト!」

三成

「これが幻魔の力です

 この西洋人が動けぬ今

 魔空石の破壊は不可能!

 さすれば

 私を倒すこともかなわぬ

 どうしますかな

 蒼鬼殿

 そして悪の者ども!」

「だめだ

 動けねえよ」

三成

「何ぃ・・・

 ・・・左近!

 オマエが・・・

 なぜここに!」

左近

「殿の御身体から

 出ていけ!」

三成

「馬鹿なぁぁぁぁ!!」

クローディアス

「妖星が満ちようと

 している今

 そのような醜い入れ物は

 もはや不要です

 我が美しき真の姿を

 その眼で見るがいい!

 虫ケラども!」

天海

「下がれ左近!!」

蒼鬼

「行け ロベルト!

 テメェの相手は

 この俺だ!」

ロベルト

「どりゃぁぁぁぁ!」

 

蒼鬼

「クローディアス!

 オマエの負けだ!」

クローディアス

「妖星の降臨まで

 あと七日・・・

 魔空石を潰し

 秀吉を倒せるように

 なったとはいえ

 もはや京に戻ることは

 できますまい!

 それすなわち

 我々幻魔の勝利

 ということです!」

フロイス

「ロベルト

 良くぞ役目を果たした・・・」

ロベルト

パパ!

天海

「これで二つの魔空石は

 破壊された

 秀吉の無限の力も

 無くなったが・・・」

蒼鬼

「妖星の降臨まで

 もう時間がない」

天海

「六日以内に京へ戻り

 秀吉を討たねば

 止めることはできん・・・」

お初

「たった六日じゃ・・・

 どうやっても

 帰れないわ」

「じゃあ

 どうすんのさ・・・」

蒼鬼

「諦めるな

 絶対に手はある」

左近

「そうだ まだ手はある

 肥前名護屋へ

 向うのだ」

天海

「肥前名護屋・・・

 大陸進行の前線基地か」

左近

「そうだ

 その名護屋城の

 天守閣に

 秀吉が使っていた

 転送装置がある

 それを使えば

 京まで瞬き一つも

 かかるまい」

ロベルト

「肥前名護屋なら

 急げば四日も

 かからん」

蒼鬼

「まだ ツキは

 俺達を見放して

 無いってことだな」

「よっしゃー」

左近

「名護屋をその人数で

 攻めるなぞ

 とてもツイてるとは

 言えないがな」

 

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