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3「本能寺の変」(1582)
織田軍は伊勢長島で勝利した。
信長は苛烈に戦いを進め、天下を手中に
しつつあった。
だが、その信長の逗留する京、本能寺へ夜陰
に紛れて向かう一軍があった。
「運命とは残酷。
私は、残酷なものに・・・・・・翻弄される。
蘭丸・・・・・・繚乱!」
イベントムービー“夢幻の如くなり”
蘭丸
「光秀様が・・・・・・光秀様がご謀叛!!」
信長
「是非もなし。太刀を持てい。光秀に会うてこよう」
蘭丸
「信長様! 早くお逃げください!」
信長
「逃げる? ・・・・・・それでは光秀に会うてこれまい
楽しませてくれる、な・・・・・・のう、光秀」
蘭丸
「あの方面に敵陣の隙があります
信長様、お市様と姫君様を連れ、お逃げを!」
信長
「市、遅れるでない、ぞ」
お市
「きっと・・・・・・お兄様に罰が当たったのね
まだ、お義姉さまが中にいるよ、お兄様!」
蘭丸
「この身は刀となり、この地は死地となる
命を惜しまぬ者は、来いっ!」
光秀
「本能寺の正門に兵を集中させなさい!
一人でも多くの兵を門内に送り込むのです!
第二陣、かかれ! 第三陣、かかれ!
第四陣、かかれ!
他の者も、南に攻撃を集中させなさい!」
蘭丸
「まずい、もう門がもたない・・・・・・
これ以上、敵軍をここに入れるわけにはいかない!」
光秀
「馬鹿な・・・・・・私の軍がこうも簡単に
火計部隊! 準備を始めなさい!
本堂に火矢が届く位置まで、近づくのです!」
イベントムービー“蘭丸奮戦”
明智軍兵士
「信長、どこだ!? 見つけ出せ!」
蘭丸
「はっ!」
明智軍兵士
「うっ! がっ! がっ!」
蘭丸
「信長様・・・・・・光秀様・・・・・・なぜ・・・・・・?」
信長
「お蘭、そこまで抗ってみせるか・・・・・・よかろう」
蘭丸
「姫君様も、お市様も、死なせるわけにはいかない」
濃姫
「死ぬ気でいるの? 馬鹿ね・・・・・・
あなたの命、他の誰かに渡すなんて
私には、できないの・・・・・・」
信長
「お濃・・・・・・か」
濃姫
「お邪魔だったかしら? ここで死にゆく人には」
信長
「待っていた・・・・・・何が、わしに来るかを」
濃姫
「私が来ると、どうなるの?」
信長
「答えるまでもなかろう? ここではうぬを抱けぬ」
蘭丸
「信長様、御無事で!」
信長
「可憐な戦いであったな、お蘭よ
その可憐さで、これからも信長を魅するがよい」
濃姫
「あなたの命では、あの人と対等になれない
無駄に命を捨てることは、ないと思うけど?」
信長
「光秀、うぬが真の心、信長に見せよ
そこまで、この信長が憎い、か?
光秀、うぬは分かっておろう?
天下が、信長に何を欲しておるかを」
光秀
「確かに信長様の行い、天の望むものかもしれません
だが、人の命を引き換えにせねばならぬ時代など!」
濃姫
「光秀・・・・・・あなたが信念を貫くのはかまわない
けど、私の邪魔をした責任、とってもらうわ」
光秀
「姫君様、お父上の言葉、お忘れか!」
濃姫
「忘れてないわ・・・・・・うつけを、殺せと」
光秀
「ならば、何故!」
濃姫
「何故? 今から殺そうとしてるわ、うつけを、ね」
光秀
「信長様の命、奪えずとも・・・・・・
信長様の世は、終わらせてみせる!
各軍、信長を追い続けろ」
イベントムービー“邂逅”
蘭丸
「天下を取るのは信長様と、
光秀様もそう仰ったではありませんか
だから私は、信長様を守って・・・・・・」
光秀
「守れ、と言った憶えはありません
わかりませんか・・・・・・ならば、その身で学びなさい」
光秀
「信長様、お逃げになられましたか
・・・・・・何故、わからないのです。蘭丸
信長様の創る世に、我々の居場所などないこと」
イベントムービー“夢幻のごとくなり”
信長
「滅せぬものの有るべきか・・・・・・信長の命が消えるか・・・・・・
だが、始まりが終わりなら、終わりも始まりよ」
信長
「ここでわしを仕留められぬか。惜しかった、な・・・・・・光秀」
お市
「光秀様は、どうしてお兄様を・・・・・・
まだ、戦いが続くのかな・・・・・・」
蘭丸
「生き残ることが・・・・・・できたのか。光秀様・・・・・・」
濃姫
「逃げるなんてらしくないのね
楽しみは後にとっておいたの?」
光秀
「信長様、お逃げになられましたか
しかし安土は我が手にある。貴方はもう終わりなのです」
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