徳川家康
「今川の支配を逃れ
ようやく三河の地を取り戻すこと叶い申した」
織田信長
「それがうぬの望みか
そうして地を掻き抱き
踏みにじられるままに耐えゆくか
ならば、うぬを踏み越えるのみ
桶狭間は始まりに過ぎぬ
信長は天下を武にてねじ伏せ
日本をひとつの地平となす
地とにらみあうのをやめ
さらなる先を見る覚悟あらば
信長を追って来い」
徳川家康
「その先にあるは…」
永禄3年(1560)。
織田信長は
桶狭間の地で今川義元を討った。
信長の指し示す
未来に泰平の世を見た徳川家康は、
今川家から独立し
信長とともに
天下平定への道を歩み出す。
その後、
信長は妹の市を浅井長政に嫁がせ、
越前の朝倉討伐に乗り出すが、
長政の裏切りに遭い敗走する。
家康らの力を借りて
逃げ延びた信長は、
浅井・朝倉に報復すべく挙兵。
家康もまた、
信長に従い姉川に出兵した。
「着実に、着実に。まずは一歩を踏み出そう。
第一話 姉川の戦い
いかな苦難も耐えてみせる」