織田信長は長篠の戦いに勝利し、
武田軍を滅亡させた。
だが、天下布武を目指す信長に
刃向かう勢力が現れた。
鉄砲傭兵集団の雑賀衆と
毛利家である。
信長はこれを滅ぼそうとするが、
毛利家の水軍に阻まれ、
苦戦していた。
対して信長は新兵器を開発、
木津川口の戦いに挑む。
秀吉に従い、
官兵衛と半兵衛も参戦。
だが木津川口には
両兵衛に匹敵する策士が
待ち受けていた。
「武器を持ち抗う者に情をかける必要などない。
第ニ話 木津川口の戦い
手段は選ばぬ」
〜挿入ムービー〜
毛利元就
「改めて見ると、やっぱり大きいね
でもま、やるしかない
突撃!」
秀吉軍は
勝利の余勢を駆って
毛利領に進攻
その征途、
半兵衛は病を得、
生命を閉じようとしていた
竹中半兵衛
「あーあ
俺じゃなくて、信長が死ねばいいのに
そうすれば秀吉様が
皆が笑って寝てられる世を築いてくれる」
黒田官兵衛
「皆に笑いながら寝られては不気味だ
今、天下に一番近いのは信長
むしろ秀吉様は、それを脅かす最大の火種
消えるべきは秀吉様だ」
竹中半兵衛
「人間的には、官兵衛殿だって秀吉様でしょ?」
黒田官兵衛
「下らぬ情だ」
竹中半兵衛
「はー
官兵衛殿の将来が心配だわあ、俺
清正やら三成やら若い子に嫌われて
斬られちゃったりして」
黒田官兵衛
「望むところだ
次席の私が憎まれれば主は汚れずに済む」
竹中半兵衛
「おーこがーましーい」
黒田官兵衛
「私は安心だ
私が若造に斬られても
悲しむ愚物はやがてこの世にはいなくなる」
竹中半兵衛
「ね、ひとつ約束してよ」
黒田官兵衛
「死人にまで嘘はつきたくない」
竹中半兵衛
「それじゃ、イヤガラセ
忘れないで
俺は光になって、官兵衛殿を見守っててやるよ」
黒田官兵衛
「夜でもか?」
竹中半兵衛
「月や星の光となって」
黒田官兵衛
「雨ならば?」
竹中半兵衛
「雨の日は…
ま、おねね様曰く
頑張ればなんとかなるっていうしさ
さあて、寝るか」
黒田官兵衛
「眠れ
もう邪魔はせぬ
泰平への答えは、私が導き出す」