政宗らの活躍で、
上田城の戦いは勝利。
この戦いを経て覇気を取り戻した
政宗は、孫市の助けを借りて
奥州統一を成し遂げる。
しかし、
天下を狙うには時すでに遅く、
天下の大半は、
秀吉の手に落ちていた。
秀吉は、
小田原・北条家の討伐を決めると
全国の大名に、
討伐軍への参陣を要請。
今、秀吉に敵対すれば、
その先にあるのは、滅亡しかない。
政宗は、
天下への野望を、その胸中に隠し、
小田原討伐への参陣を
決断したのだった。
「今は従ってやる…だが、これで終わりにはさせぬ!
第ニ話 小田原討伐
わしの野望、誰にも止められぬわ!」
甲斐姫
「どうすんです」
北条氏康
「奥でせがれどもが顔つき合わせて考えてるさ
しかし、伊達の小僧があっちにつくたあな
弟斬って、お袋追ん出して、土下座して
首の皮一枚で切り抜けようとしてる
まともな感覚じゃ乱世は生き抜けん
なんせ親父撃った男だ
そのへん、野望で焼き切ったつもりなんだろうよ」
風魔小太郎
「そのまともな感覚が捨てきれるなら、どれだけ楽か」
北条氏康
「ま…
そんな苦え思いして抱えてるまともな感覚があるからこそ
人は乱世を終わらせられんだろうがよ」
黒田官兵衛
「ところで兼続殿
上田で家康殿に手向かった者に独眼の猛者がいたそうだが
その顔を知らぬか?
上杉、真田とは和議が成ったが、その者は別だ
天下を脅かす火種は消さねば…」
直江兼続
「存じませぬな
その武者勇敢にて、後ろ姿しか見ておりませぬ」
豊臣秀吉
「ならええ
そんな勇敢な奴なら
こん戦でも大活躍してくれるじゃろ
さ、天下を取りにいくぞ!」