第一話 中国防衛戦

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ムービー“”

毛利輝元
「大殿!」
毛利元就
「…私は死んだはずだぞ?」
毛利輝元
「将軍家が、我ら毛利家を頼ってこられました」
毛利元就
「毛利家は分をわきまえ、天下には関わらぬように
 「遺言」しておいたはずだが?」
毛利輝元
「ですが
 将軍追放などという信長の暴挙を許すわけには…
 何か問題でも…?」
毛利元就
「信長公は果断即決の人だ
 すぐわかるさ」
毛利家臣A
「大殿!」
毛利元就
「ほら」
毛利家臣A
「信長が、羽柴秀吉率いる大軍を
 毛利討伐に動かしたとの報せ!
 い、いかがいたしましょう!?」
毛利元就
「まだ判断するには早い」
毛利家臣B
「申し上げます!
 九州の立花家が、我ら毛利打倒の軍を興しました!」
毛利家臣A
「挟み撃ちだと?」
毛利輝元
「い、いかがすれば…!?」
毛利元就
「…私は歴史家になりたかったんだ
 もう一生分は働いたと思うんだが…?」
毛利輝元・毛利家臣A・毛利家臣B
「元就様!」
毛利元就
「織田家は後背に上杉・雑賀衆と強敵をかかえている
 立花を使ってきたのは
 毛利とまともに戦う余裕がない現れさ
 羽柴の動きは陽動と見ていい
 近畿の豪族を扇動すれば進攻は完全に抑えられる
 さしあたっては、二正面作戦の愚を避け
 全力で立花を叩くべきだろうね」
毛利輝元・毛利家臣A・毛利家臣B
「なるほど」
毛利元就
「安穏たる余生のため
 よみがえることにしますか」

ナレーション

稀代の謀将として知られる
毛利元就は、
毛利を天下に有数の大大名に
押し上げたあと病死を装い
歴史の表舞台から姿を消した。

時代は移り、
魔王・織田信長に京を追われ
将軍・足利義昭が
毛利を頼って落ちてきた。

信長は直ちに毛利討伐を決めると
重臣・羽柴秀吉の軍団を
中国に差し向け、
さらに九州立花家に
毛利攻めを要請した。

この危機に、
不本意ながら甦った元就は、
秀吉軍団の動きを陽動と断じると、
総力を率いて
立花軍の迎撃に向かった。

「やれやれ、また戦場に立つことになろうとはね…。
 第一話 中国防衛戦
 この戦、歴史に残るか…?」

戦闘中イベント


ムービー“”

立花ァ千代
「冗長だ
 その上つまらぬ
 歴史家となる夢は捨てよ
 世のためだ」
立花宗茂
「すみません
 彼女、正直なもので」
毛利元就
「可能性の芽は摘むものではなく、伸ばすものだよ
 さて結論から言うと、立花を潰す気はない」
立花宗茂
「なにゆえ?」
毛利元就
「天下が、一人で背負うには重すぎるからさ
 折れるかい?
 これなら?」
立花宗茂
「なるほど
 一本ならばたやすく折れる矢も、三本集まれば…」
立花ァ千代
「折れたぞ」
立花宗茂
「すみません
 彼女、空気は読まない主義なので」
毛利元就
「らしいね
 だが、三本ならば折れる矢も十本なら? 百本なら?
 さすがに折れなくなるんじゃないかな?」
立花ァ千代
「心を一つにできるならば
 天下を支える矢は多いほどいいと?」
毛利元就
「ああ
 歴史を学んで思ったんだ
 いずれ人は、一人一人が自分自身という国の君主となり
 百万一心となって天下を支える…
 そんな時代が来るんじゃないかってね」
立花宗茂
「ですが、信長公は?
 あの英傑ならば、天下を一人で支えきれる」
毛利元就
「うん…そうなんだ
 でもね、信長公も永遠に生きているわけじゃない
 そしてその後継者は
 信長公ほどの器量を持っていないと考えるのが
 妥当じゃないかな」
立花ァ千代
「冗長な物言いだが了解した
 立花という矢は、貴様とともにあろう」