浅井家臣
「長政様!
織田信長様、越前朝倉領に侵攻!」
浅井家臣
「織田に服すか、朝倉との義を貫くか…
浅井の誇りに殉ずるならば
朝倉と命運をともにすべきなのでござりましょう
されど、今は乱世…さすれば…!」
浅井長政
「義兄上はお強い」
浅井家臣
「…は?」
浅井長政
「それがしの力では、とても義兄上の支えにもなれぬ
だが、義景殿が頼れるのは
それがしだけなのだ」
稲葉山城を落とした信長は、
長政の協力で南近江を取り、
上洛を果たすとさらに、
越前・朝倉領に軍を進めた。
朝倉は浅井の盟友だったが、
信長は、浅井は織田につくものと
疑わなかった。
浅井家中は揺れる。
利を取り織田につくか、
義を重んじ朝倉を選ぶか。
しかし、
長政の選択は単純であった。
織田より朝倉が
自分を必要としている。
この決断が、
浅井家の運命を
大きく揺り動かすことになる。
「考えても答が出ないのなら、動いてみればいい。
第三話 金ヶ崎撤退戦
明日を信じて、戦い抜く!」