ナレーション
「天正十年六月
京・本能寺
織田信長は家臣・明智光秀の謀反に遭い
紅蓮の炎に消えた
武田軍は徳川家康を打ち破るが
徳川軍の結束力に圧倒され、
真の勝利には至らなかった。
武田軍はそのまま上洛を続けたが、
武田信玄が突然の病死。
上洛は中止された。
その後、
勢力は弱まり、滅亡に至った。
島左近は
新たな主君を見つけるため
天下人・羽柴秀吉に身を寄せていた。
秀吉は天下統一を進めていたが、
信長の次男・信雄を擁した
徳川家康と
小牧長久手の地で衝突した。
天下の行方を決めるこの戦いで、
左近は再び、家康と対した。
「また家康さんがお相手ですかい。今日こそは勝ちたいもんだ。
第ニ話 小牧長久手の戦い
俺の軍略、今日も冴えてるぜ」
石田三成
「よいか、皆
敵はあの家康、兵力で勝っても出過ぎるな
奴は野戦に長ける」
福島正則
「頭デッカチがわかったようにべらべらと
つーかてめえは」
石田三成
「出過ぎた馬鹿は必ず転ぶ
自重せよ」
加藤清正
「しかも向こうは信雄を擁し、大義も得ている
ガンバらないとな
きっと馬鹿の頭じゃ太刀打ちできない」
福島正則
「ガンバってね、三成!」
石田三成
「まあ俺の頭に限っては問題ない
出来が違う」
加藤清正
「まあ頭に限らず色々な」
福島正則
「な!」
島左近
「なるほど
さしずめ…
馬鹿と
大馬鹿と
どうしようもない馬鹿ってとこですかな」
福島正則
「んなっ!?」
島左近
「ご心配なく
三人そろえば
馬鹿力が出せますよ」
加藤清正・福島正則
「来た」
加藤清正
「行くぜ」
石田三成
「真っ直ぐ」
加藤清正
「俺たちの道を」
加藤清正・石田三成
「俺たちの未来を目指して」