甲斐姫
「どうすんです」
北条氏康
「奥でせがれどもが顔つき合わせて考えてるさ
しかし、伊達の小僧があっちにつくたあな
弟斬って、お袋追ん出して、土下座して
首の皮一枚で切り抜けようとしてる
まともな感覚じゃ乱世は生き抜けん
なんせ親父撃った男だ
そのへん、野望で焼き切ったつもりなんだろうよ」
風魔小太郎
「そのまともな感覚が捨てきれるなら、どれだけ楽か」
北条氏康
「ま…
そんな苦え思いして抱えてるまともな感覚があるからこそ
人は乱世を終わらせられんだろうがよ」
黒田官兵衛
「ところで兼続殿
上田で家康殿に手向かった者に独眼の猛者がいたそうだが
その顔を知らぬか?
上杉、真田とは和議が成ったが、その者は別だ
天下を脅かす火種は消さねば…」
直江兼続
「存じませぬな
その武者勇敢にて、後ろ姿しか見ておりませぬ」
豊臣秀吉
「ならええ
そんな勇敢な奴なら
こん戦でも大活躍してくれるじゃろ
さ、天下を取りにいくぞ!」
幸村ら
若き勇者の活躍で上田城は守られた。
真田の力を認めた家康は、
本多忠勝の娘・稲姫を
幸村の兄・信之に嫁がせる。
一方、
天下は豊臣秀吉に帰そうとしていた。
真田家をはじめ、
諸国の大名がこれに従い、
抵抗の構えを見せていた伊達も
膝を屈する。
残るは小田原。北条のみ。
秀吉は
諸大名に呼びかけ討伐軍を起こすと
大軍をもって布陣した。
北条方の忍城を囲む軍勢には、
幸村、真田家に輿入れし、
義姉となった稲姫、
そして
上田を共に守った仲間の姿もあった。
「槍を振るおう。戦場で得た友のため!
第三話 忍城攻め
もののふの意地、貫くまで!」
〜ムービー挿入〜
甲斐姫
「さあ、いくわよ!」