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3「杭瀬川の戦い」1600

 

北条氏は滅亡し、天下は秀吉に帰した。

島津義弘は小田原攻めに参加。その物量作戦

を見て、天下を争う夢をいったんは諦める。

 

やがて、天下人・秀吉が死去。

 

その跡をめぐり、徳川家康と石田三成が対立。

諸大名は、家康の東軍と三成の西軍に分かれ、

天下分け目の決戦が始まろうとしていた。

 

義弘は、三成が勝たば、天下は治まらず、

まだ自分の出番があると考え、

乾坤一擲のばくちを打ち、西軍に味方する。

 

西軍と東軍の先鋒は、杭瀬川を挟んで対峙。

両者の睨み合いは、前哨戦に発展した。

 

「家康につくのが理

 だがそれではつまらぬのでな

 第三話、杭瀬川の戦い

 ま、ばくちだよ」

 

ムービー“薩摩の武士”

 

義弘

「わしは西軍につく」

島津豊久

「伯父上、なりません!」

義弘

「戦あっての武士

 豊久、わしは武士なのだ

 これはわしの戦国最後の大ばくち・・・

 賭けるのもわしの命だけでいい」

島津豊久

「されど、それでは・・・」

義弘

「島津を、頼んだぞ」

島津豊久

「伯父上!」

義弘

「豊久、なぜ来た!

 お前たちも! 援兵無用と・・・」

島津豊久

「我らも武士、それも薩摩の武士なのです」

義弘

「戦うからには、勝つぞ」

 

左近

「この戦は、この後の天下争奪戦への布石・・・

 つまり、完全勝利が必要不可欠ってわけだ

 敵はおびき寄せた さあ、お楽しみといこうか」

野一色頼母

「しまった、罠だ! 退け、退け!」

田中吉政

「本隊への退路を確保します! 急げ!」

明石全登

「敵の退却路をふさぐ! 我に続け!」

義弘

「三成は夢想家よ 地に足が着いておらぬ」

左近

「西軍に味方したあんたもそうさ

 ま、あんたは夢想家というより、ばくち好きだがね」

ァ千代

「島津は徳川に味方すると思っていたがな」

義弘

「徳川に天下をやるのが、気に入らんでな」

小次郎

「血のにおいがすると思ったら・・・もう始まってるね

 むきにならないでよ また後で遊んであげるからさ」

中村一忠

「かくなる上は、華々しく散るまでっ!」

有馬豊氏

「せめて一太刀、せめて一矢報いん!」

忠勝

「半蔵の言う通りであったな」

稲姫

「もう少し早く到着できていたら・・・」

忠勝

「直政は明石、稲は島津に当たれ!

 我らは本陣を衝き、隙を作る!」

ァ千代

「チッ、世話の焼ける!」

忠勝

「半蔵! 頃合いぞ!」

半蔵

「影が闇を彩る・・・」

義弘

「この戦に勝っても、まだ決戦で勝利するには足りぬ

 夜襲をかけん 今夜なら敵も戦直後で油断しておる」

三成

「天下の戦にそのような卑怯な真似はできぬ」

義弘

「卑怯な真似、か・・・ 言いおるわ」

左近

「これで、少しは士気も上がったかね」

 

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