・敵武将
上杉謙信:立志の才・2 地流・3 英傑の技・3
直江兼続:真眼・2 鍛身の技・3 再臨・3
本庄繁長:虎乱・1 鍛身の技・2 堅守の才・3
色部勝長:騎戦の才・1 撃蹄・1 神流・2
宇佐見定満:乱撃・2 撃蹄・2 騎戦の技・3
斎藤朝信:英傑の技・1 飛天の技・2 開運の技・3
高梨政頼:練心の技・1 鍛身の才・1 開運の才・2
柿崎景家:堅守の技・2 怒髪・3 撃蹄・3
村上義清:千金・1 霊験・2 目利・3
北条高広:怒髪・1 精鋭・1 俊足の技・2
直江景綱:再臨・1 指南の才・2 指南の技・3
山本寺定長:飛天の才・1 阿吽・1 神流・2
鬼小島弥太郎:再臨・1 天流・2 鍛身の才・3
甘粕景持:練心の技・1 会得・1 神流・2
安田長秀:堅守の技・1 会得・1 騎戦の技・2
水原親憲:鍛身の技1 意地1 意地2
今川義元
「ひとりぼっちはつまらぬの
皆で蹴鞠りたいの」
海道一の弓取りと呼ばれた
駿河の大名・今川義元は、
蹴鞠を愛していた。
ある日思い立ち、ともに蹴鞠をしてくれる
仲間を探すべく、旅に出た。
手始めに縁戚関係にある
甲斐の虎・武田信玄のもとを訪ねる。
その時、信玄は、越後の龍・上杉謙信と
雌雄を決すべく、出陣するところだった。
義元は、信玄とともに
意気揚々と川中島へと向かった。
「親戚なら
きっと一緒に蹴鞠ってくれるの
第一話、川中島の戦い
がんばるの!」
武田信玄
「さて、いい加減、謙信と決着をつけるかの
別働隊は海津城より敵陣の背後を衝け!
八幡原に誘い出し、挟み撃ちにするのじゃ!
とはいえ、策を勘付かれてはならんわけじゃ
敵前線を叩き、敵の眼を本陣に引きつける!」
今川義元
「戦を早う終わらせるため、頑張るの
戦のあとは皆で蹴鞠じゃの」
直江兼続
「信玄が率いるは戦国最強の武田騎馬軍団
謙信公はこの最強の軍団にどう対応するのか…
義元の亡き妻は信玄の姉…義元の娘は信玄の子の妻
謙信公に勝つため、一族ぐるみで来たか、信玄!」
武田信玄
「こたびの援軍、誠に感謝する、義元公」
今川義元
「信玄公、まろのことはお義兄様と呼んでよいの」
武田信玄
「それなら、たまにはそう呼んじゃおうかね
戦国最強の武田騎馬軍団よ 上杉本陣を襲撃せよ!」
直江兼続
「義元はあれでも海道一の弓取り…諸君、侮るな!」
武田信玄
「おかしい…静かすぎる… まさか!」
上杉謙信
「遅い、宿敵… 進め、本陣をねじ伏せろ!」
武田信玄
「さすが謙信 啄木鳥戦法を逆手に取りおったか…!」
直江兼続
「別働隊で敵を誘引 本隊が待ち受け、殲滅する…
これぞ啄木鳥戦法…恐るべき軍略だ…
だが、それを見破りし謙信公こそ、まさに軍神よ!」
山本勘助
「啄木鳥戦法は私が立てた策…それが破れるとは…!
かくなる上は、命捨てて戦い、詫びといたす!」
直江兼続
「謙信公のお顔が生き生きとしておられる
謙信公は、敵が強いほど悦びを感じられるからな」
安田長秀
「今だ! かかれ!」
今川義元
「の? の、の、の〜!!」
上杉謙信
「さあ、我が動きについてこい…宿敵!」
武田信玄
「善光寺から援軍か さすが神の軍略を持つ男よ」
上杉謙信
「さあ、宿敵…どうでる?」
今川義元
「婿殿、婿殿、ともに蹴鞠ろうの? の? の?」
武田義信
「し、舅殿… 戦場で…困りまする…」
武田信玄
「だが謙信よ、軍略の道は遠く厳しいぞ?」
今川義元
「勘助や、策が当たらずとも、落ち込むでないの
戦が果てたら、まろと蹴鞠をしてスッとしようの?」
山本勘助
「…励ましたいとの想いだけは伝わりもうした」
直江兼続
「武田信玄…甲斐の虎の異名を取る軍略家…
さすがだ… 謙信公の義も信玄の軍略には及ばぬか…」
上杉謙信
「とどめだ、宿敵」
直江兼続
「上杉の兵士諸君、義を見せるときは今ぞ!
この機を逃すな! 海津城を落とせ!」
武田信玄
「ほう、さしずめ神速の軍略、といったところか
ならばわしも神の軍略を真似しようかね
さあて、ここからが勝負じゃ、謙信」
上杉謙信
「望むところ…」
直江兼続
「すごい…! 互いが互いを知り尽くした策の応酬!
謙信公と信玄は宿敵であり、無二の知己なのだ!」
今川義元
「兼続殿、蹴鞠の極意はの
蹴りやすい球を渡す和の心…
和の心は義と愛の心にも通じる、の?」
直江兼続
「押しつけがましい解説を!」
今川義元
「あとで一緒に蹴鞠ろうの」
上杉謙信
「見事なり、宿敵…
来い 我が闘争が貴様を滅ぼし尽くすであろう…!」
武田信玄
「全軍進撃! 武田軍団の力、見せつけよ!」
上杉謙信
「我は宿敵と決着をつけねばならぬ…どけ」
今川義元
「け…謙信公、怖い顔じゃ、の?
戦は終わったの! 皆で蹴鞠を楽しもうの!」
武田信玄
「謙信、蹴鞠るか?」