10月4日 曇り


 お気楽ハイキング第二弾は前日光の横根山(1372.8m)。気軽に登れて眺めが良いという理由で隊長を連れて行くには丁度良い場所である。ガイドブックを読むと古峯神社がある古峰ケ原湿原から入るルート、日瓢鉱山から入る沢沿いのルート、前日光ハイランドロッジから入る半日ハイキングルートが紹介されていた。もちろん隊長と行くお気楽登山隊としましては当然ロッジからのルートになるのでありました。

 まずはアクセス方法。お気楽登山隊の基地ともなるべき前日光ハイランドロッジに車で行く場合、古峰ヶ原方面から入るルートと粕尾峠方面から入るルートがある。しかし現在、古峰ヶ原方面からの道路は工事中で工事車両以外は通行止めだ。鹿沼市観光協会への問い合わせで確認出来る。急ぐわけでも無い我が登山隊は粕尾川の流れを眺めながら足尾方面へと峠を登るのであった。
 前日光ハイランドロッジを示す標識はかなり丁寧に数多く見られるので迷う事は無い。狭くなったり広くなったりする峠道に注意して進む。宇都宮から1時間30分ほどの行程で、半ば退屈に苛立つ隊長に丁度良いプレゼント。カーブごとに「カーブ●」と数字が付けられていて番号を拾うのに真剣になる。「カーブ35」まであった気がしたが判らない。途中見逃した数字が気になっている隊長をなぐさめながらロッジに到着した。

    

 紅葉にはまだ早い前日光だが駐車場の車を見ると登山者の数は多そうだ。ハイランドロッジ周辺は牧場。退屈そうな牛を眺めながら牧場に沿う砂利道を歩く足尾方面の山々が綺麗に見える。しばらく進むと「井戸湿原0.5km」と「象の鼻0.5km」の分岐点に着き、ここが登山道入り口。登山道に足を進めること10歩で「横根山0.5km」「井戸湿原0.5km」の案内表示の分岐点に立つ。この辺りは0.5kmが好きな案内表示が多い。初めて来た訳だから取りあえず横根山山頂に向かう。山頂方面に人の気配は無い。ミズナラやシラカンバ・レンゲツツジ・サラサドウダンなどの木々を眺めながら歩く。足元に笹が多くなった地点で「横根山0.1km」「湿原荘0.5km」のT字路にぶつかる。横根山方向に曲がりツツジの葉が覆いかぶさる階段を登ると横根山山頂。ロッジから隊長の足で30分、珍しく「疲れた!」とも「待ってぇ〜!」とも言わない内の手軽な頂上制覇だった。二等三角点周辺から眺めた景色が上のパノラマ。

 山頂から三枚岩、巴の宿を経て古峰ヶ原に下る登山道は約9km。我々は来た道を引き返し湿原荘方面へ下る。登山道をしばらく下ると黒いネットに行く手を塞がれる。説明文掲示板を読むと湿原内を鹿の食害から守る為の柵で登山者は自由に開閉出来るものだった。何となくサファリパークにでも入る気分にさせられる。隊長はといえば説明文の横にもう一つある掲示板「熊出没注意」の看板を見て場違いにビビッているのが可笑しい。
 湿原内に入ると小さな沢沿いに下ると木道が並んでいる。「五段の滝0.5km」「井戸湿原」の分岐。直進すれば湿原の中央を通る木道を歩くのだが急ぐことも無いので五段の滝方面に曲がる。釣り好きは「滝」という文字に弱いのである。

 いくつもの木道を踏んで15分ほど下ると沢音が耳に心地良く聞こえる。
五段の滝到着。
たくさんある段々の流れの中から「5段の滝」を探すのは難しい。
”落ち込み”と”滝”の区別がつかない私にはどこからの5段が滝なのかさっぱり・・・。
まあ水を得た魚の様に気分は良いので許してやる。
 油断をすると沢に落ちそうな隊長を促して湿原へと戻る。
戻ると言っても来た道とは別に「象の鼻」方面に向かえる周遊路がある。
グラグラ揺れたりシーソーの様にバタバタする木道に隊長はご機嫌。湿原を一周するように登山道は作られていた。
先ほどの湿原の中央を横断してくる木道を反対から半分ほど渡り湿原の写真を撮影する。
湿原内だけに色付いた木々が目立った。

 湿原を後に「象の鼻」へ。近くの子供会か小学校の団体か子供達で賑やかだ。お弁当を食べている子供達の間をすり抜けて展望台へ。ここも展望が良い。と言うかロッジや牧場を前景に男体山から足尾の山々まで270°の展望だから横根山山頂より良い。どおりで山頂方面に人影が無かったわけだ。
 子供達にベンチや草地を占領され長居する場所も無いのでロッジに向かう。途中、壊れかけたテーブルとベンチでインスタントラーメンの昼食。牧場の眺めを楽しみながらロッジに到着。ロッジから横根山・井戸湿原・象の鼻の周遊コース、二時間のお気楽ハイキングでした。