赤雪山

4月5日 晴れ

登山データ


足利市で二番目に高い山が赤雪山(621m)。

この山は鎌倉時代初期、足利忠綱が逃亡の際にこの山で討ち取られ雪を赤く染めたところから赤雪山と言われるようになったという。地元では「あけ木山」と呼ばれている。

赤雪山への登山ルートはいくつかあり、今回は名草町厳島神社の赤鳥居前にマイカーを駐車して厳島神社から名草巨岩群を抜けるコースを辿った。

赤鳥居をくぐり、スギの落ち葉が覆う参道を歩く。しばらく行くと行道山淨因寺へ続く道を左に分ける。赤雪山へは参道を進む。

石の鳥居が見えると厳島神社本殿まであと少し。階段を上って行くと大きな石が真っ二つに割れた「弁慶の割石」と巨岩の上に建つ本殿前へと出る。

赤雪山へは本殿前を通り赤い鉄橋を渡り更に奥へと進んで行くのだが、ここまで一切赤雪山への案内表示は無い。

本殿奥の山道を進むと巨岩群を通り舗装された林道に飛び出す。ここで初めて赤雪山への案内表示が出る。案内に従ってしばらくは舗装林道の歩きが続く。

林道を登り詰めると赤雪山を眺める峠に到着。ここから登山口まであと5分ほどで着く。

赤雪山登山道の標識から本格的な登山道に入る。いきなり急な木の階段で尾根に取りつく。尾根に登ったらいくつかのアップダウンを繰り返して送電線鉄塔下に到着。切り開かれて北方向に多少の展望がある。

さらに登山道は尾根上を忠実に進み、大きな反射板を背負った鉄塔のピークへと登る。

反射板鉄塔のピークを越えて一旦コルへと下り、もう一度登り返し再び尾根へと登る。尾根を左に折れて再び下る。途中、アカヤシオの蕾がほころび、数輪の花を咲かせていた。

赤雪沢からの登山道を合わせると九十九折れの登りとなり、登り詰めたところが赤雪山山頂。

山頂には強風が吹いていたが東屋があり避難しながら山頂ラーメンのためのコンロに火を点ける。

赤雪沢から登って来た単独の登山者としばし会話を楽しむ。私は山の花には詳しくないのだが、その方は色々とご存じで、山頂直下の登山道に咲いていた小さな花を「シハイスミレ」と教えてくれた。この赤雪山はシハイスミレの北限とのことで、その方はそれを見るのも一つの目的としていたとのことだった。

隊長と山頂ラーメンを味わい、往路を忠実に辿って下山。下山途中でも新たにアカヤシオの花を目にした。登山道は登りよりも下る方が俯瞰する形で周囲の風景が目に入る様だ。味気ない舗装林道の傍らにカンゾウ(甘草)の群生を見つけたのもそのためであろうか。

厳島神社の本殿脇にある巨岩をくぐる安産祈願の「胎内めぐり」をして来たのだが、思えば安産とは全く無縁の隊長と私だった。

往復8km強の登山も赤鳥居に辿り着き無事に終了した。