はじめての方へ


OIFAにほんごクラスでは、毎週水曜日の夜6時半から8時15分まで、日本人と外国人が基本的に1対1で”日本語で”日本語を教えます。(初回は見学していただくか、他の日本人に付いていただくことになると思います。)小田原在住の外国人は割合から言えば英語圏の方の方が少ないですし、英語圏の方であっても現在は日本のどこに言っても英語が通じてしまうことが多いですので、「せめてここでは日本語だけを話して(話させて)ください」と言う要望をされる方もいらっしゃいます。したがって英語が話せなくても構いません。テキストは個々の外国人のレベルに合ったものを選びますが、本人の要望があればそれを最優先します。全く日本語のわからない人は「ひらがな」と発音の勉強から始め、それができるようになったら会話のテキストを使って教えるようになります。中には、テキストに拘らず「ただおしゃべりしたい」と言う人がいたり、「携帯電話買ったんだけど使い方がわからないから教えて」と取り扱い説明書を一緒に解読したり、運転免許試験のために自動車教習所の教本を教えることもあります。

外国人が日本語がわからないことに困っていることに間違いはないのですが、そ れによって仕事や学校の授業に差し支えたり、病院に行けなかったり薬を買うこ とが出来なかったり、電化製品など身の回りの物が使えなかったり、公共料金の 請求書や案内などの郵便物が読めなかったり、近所の人に打ち解けられずに寂し い思いをしたりと、本当は日本での生活がとても困難なことに悩んでいるので す。ですから、それが解消されれば日本語なんて無理に覚えたくないと言う人 だっているわけです。

「それなら目の前にいるこの人が今一番困って(悩んで)いることをできるだけ 解消できる手助けをしよう」と言うのが私たちの活動のスタンスです。週に1回 2時間と言う短い時間しかないのですから、お決まりのテキストを使って十把一 絡げに教えるのでなく、マンツーマンでピンポイントで的確に情報提供して、よ り効果的に外国人を助けていこうと言うわけです。

こうした活動を続けて互いの信頼関係が得られることが真の国際交流と言えるで しょうし、信頼関係が築ければ、つまり友達と呼べる関係になれば、自ずと日本 語教室以外でも外国人との関わりを持つことにもなってきます。病院に付き添っ てあげたり、買い物に付き合ったり、一緒に旅行に行ったり、外国人の日本での 生活を豊かにする手助けの幅が自然に広がります。

ところが、助けているつもりが逆に教えられることも意外に多いものです。文化 や習慣の違う外国人と日本人の価値観は異なります。外国人と付き合っていると (彼等の行動を観察したり、彼等の国の話を聞いたりすることによって)彼等と 同じ視点(価値観)で日本の社会を捉える機会も増えて来ますが、それがとても 良い勉強になるのです。今まで当たり前だと何も疑問に思っていなかったことが どれほど多いか気付かされます。 以前教室に通う中東諸国の人からこんなことを言われました。
「日本人の友達の車に乗せてもらっていたら山道にガス欠で止まっている車が あって、友達は持っていた携帯でJAFに連絡してあげてとても喜ばれた。そして すぐにそこを立ち去ったが友達自身も良いことをしたと満足そうだった。だけ ど、私の国だったら皆車のトランクにゴムホースが一本入れてあって、次のスタ ンドに行ける程度のガソリンをそのホースを使ってその場で分けてあげるよ。 JAFを呼ぶと何人の人が来るの?来るまでにどれくらい時間がかかるの?JAFにど れくらいお金を払うの?お金も勿体無いし、時間の無駄だし、労力も無駄だし、 (JAFが走ってくる)ガソリンも無駄だよ。それで何で日本人が喜ぶのか自分に はわからないよ。それでも友達は停車したから良いけど、ほとんどの車が見て見 ぬふりで通り過ぎていた。冷たいと思った。私の国ならそんな状況を見て止まら ない人はいない。以前仕事仲間(日本人)と交通事故を見た時も同じだった。事 故で凹んだ車と頭を切って血を流している人を眺めながらほとんどの車が素通り している。驚いた。会社の同僚に言って自分が乗っていた車を止めてもらうと、 彼は早速119に電話。私の国だったらちょっとした骨折や切り傷程度の事故な ら自分の車でけが人をさっさと近くの病院へ運んじゃう。でも、日本はどんなに 軽いケガでも必ず救急車を呼ぶ。同僚も自分のその提案は聞き入れなかった。随 分時間が経って救急車が到着。救急隊員は3人。結局歩ける程度のケガだったの に・・・。日本人は不思議。」
近年の日本の文化は、真心や人間味などと言うものを時間やエネルギー、お金に 置き換えてきてしまったのかも知れません。暖かく人間味のある心を持ち家族や 友人をとても大切にするイランの友人にそんなことを考えさせられました。

このように、自分にできる範囲で外国人の手助けをしながら、自分にとっても大 事なことを学べる場所と思っていただいて良いと思います。大切なのは人に真摯 に接する気持ちのみです。多少間違ったことを教えしまったとしてもご愛嬌です。その間違った知識を持って自分が日本で幸せに生きていられるのですから何ら問題はないと 言い切ることにしています。もちろん中には日本語能力試験を受けたいと言う人 もいますが、そんな時は気負うことなく、格好つけずに、一緒に勉強する姿勢で 取り組んでいただければ良いと思います。どうしても分からなかったら周りの日 本人に聞いても構いません。説明が難しかったら日本語のできる外国人に通訳し てもらうことすら可能です。知ったふりをして妙に取り繕ったりせずに「難しい から来週までの宿題にさせて」と言って家で中学の文法参考書でも見直して行く 方が、外国人は信頼を寄せてくれるようになると思います。

8時15分以降、最長9時までがティータイムです。マンツーマンですと他の人 と話す機会がないので日本人・外国人を問わず親睦を深めることのできるように この時間を設けています。最近は参加者が少ないこともあって8時45分頃には 教室を閉めることが多いです。

ご興味がおありでしたら気楽な気持ちでお越しください。 基本的に見学は随時受け付けていますし、いつから参加していただいても結構で すが、出来れば事前にご来場の都合を教えていただけると助かります。

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