音楽の授業

<1年目の授業>

 さあ、授業が始まりました。音楽室も、ピアノも、教科書もない、三重苦の授業スタート(笑)。
学校には小さなキーボードがあったので、それを持って各教室を周ることにしました。授業は全
て英語でした。
 
 子ども達は、歌が好きでとってもよく歌います! 音楽の授業以外は、英語・算数・理科・社
会・宗教ばかりをずーっと8時間も習っているので、きっと音楽が楽しみだろうなあーって思い
ました。ところがっ!教室で歌っていると、隣のクラスの先生から「うるさい!」と苦情の声が
…。ガーン。大ショック…。
 次の日、子ども達に相談しました。
 「ねえ、となりのクラスの先生から、やかましいって言われたよ。どうしよ?」
 すると、シシリアちゃんが「それなら、外で歌おう!」と提案。私は、みんなを引き連れ、木の
下に座って歌を歌わせました。

 歌以外の授業でも、外でやることが多く、木の下が私たちの教室でした。



  
      5年生の鍵盤ハーモニカの授業。楽器は、日本の子どものお下がりです。(画像が悪くてごめんなさい)





<2年目の授業>

 2年目の直前に、音楽室が完成しました! 隣のクラスには、とっても迷惑な私の授業。だか
ら、私の頑張りが認められたってよりは、騒音からの開放がメインだったかも・・・。
 しかし!
 「音楽室できたよ」って校長に案内されたその教室には、黒板を始め、イスも机も楽器を置く
棚も、何にもない。ただの四角い箱・・・。しかも、屋根はあれども天井がないし、床はコンクリ
ート丸見え。これが教室・・・??
 何とかせねばと思った私は、学校に何度も頼みまくり、イスを新学期に間に合わせてもらいま
した。どんなにしつこく頼んだか・・・。そして、自分で床にタイルを貼り、天井も作成。下駄箱・
本箱も自分で組み立てました。音楽教師も、にわか大工さん。
 そして、日本の私の実家から、ピアノを寄贈することにしました。これも、かなりもめましが、こ
こでは省略します。ピアノは、ミクロネシアの人にとって非日常的な楽器。うちの子ども達も、誰
も見たことのある子がいなかったから、初めて見るスゴイ楽器に、みんなの目はまん丸!!



          
   3年生の歌の授業。 「♪Eency Weency Spider♪」 を歌っているところ。
             ウワサ(?)の音楽室です。天井と床のタイルには、苦労しました・・・。

             
                                                        
                             
       ピアノはみんなの人気者になりました。
                             
                                    
                     
                           生徒が摘んでくれる花をつけて授業をしたことも。




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