
古来人々は自給自足の生活であった。 その中で分業・専門化が進み、 紙漉きも専門化されたひとつであると言う。 紙の材料である楮(コウゾ)の樹皮を剥いだ枝は、 焚き木などに使われていたが、 現代の生活にはほとんどその必要性はなくなり、 いわゆるゴミとして処理されていると聞いた。 この春、富山県の五箇山を訪れた折、 世界遺産菅沼合掌造り集落の民宿「勇助」で、 囲炉裏の焚付け用として見かけた剥皮された楮の白い木肌は、 なんとも言えない美しさであった。 主人の話では「森林組合事務所の裏に野ざらしになっている」という。 いつもの悪い癖(モッタイナイ!何かに利用できないものか?)が、 頭をもたげた。 で、どうせ貰うならと、一束(約70本)頂戴してきた。 そのまま花瓶に入れたり、壁・天井に取付けてオブジェ風に、 わりと真っ直ぐな物はノレンなどの吊り棒に、 と使ってみたが、少し手を加えたのが、このオリジナル「孫の手」。 去年14年7ヶ月余の長寿を全うした我が家の愛猫「寝子(ねこ)」の ニックネームだった「ニャ〜」から『にゃ〜の手』と命名した。 手作りだから形もバラバラ、世界にたったひとつの「孫の手」である。 末永く大事に使ってほしい。 2002年・夏 |
今年2003年は岐阜県の美濃和紙の里で入手した楮で作りました。
2003/06/15
| 産地によるのか、木の種類によるのか 五箇山の楮に比べると 美濃の楮は大きくて、太く、 木肌は荒いように感じる。 それはそれなりに風情があって いい雰囲気をかもしだしている。 根元の直径が太いところでは5cmもあるので、 杖を作ってみた。 軽い割には結構じょうぶそうで、 ちょとしたハイキングやトレッキングに 重宝しそうである。 |
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| 命名 一期一会 にゃ〜の足 転ばぬ先の 福来郎 |
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