日中環境戦略研究家 メルマガ再編集 
  トピックス

2005年10月9日(日)第153号


2005年10月2日(日)第152号


2005年9月25日(日)第151号


2005年9月18日(日)第150号


2005年9月11日(日)第149号


2005年8月21日(日)第146号
□NGO緑家園・市民参加環境アセス座談会
 8月16日、NGO緑家園ボランティアの主催、グローバル環境研究所と米国弁護士
協会の支援により、表題の検討会が行われた。国家環境保護総局政策法規司の別
濤司長は、これまでに行われた環境公聴会の様子を、多くの写真を示して説明し
た。北京大学法学院の汪勁教授は、現行の環境アセス制度の問題点を説明した。
中央人民ラジオ局の汪永晨氏は、NGO、メディアの役割と実績について紹介した。
(詳しくは『週刊中国環境ニュース』参照)

□NGO天下渓環境講演会「中国の遺伝子組み換え食品」
 8月20日、NGO天下渓環境講演会「中国の遺伝子組み換え食品」が行われた。講
演者はグリーンピースチャイナ農業持続発展・食品安全性プロジェクトの馬天傑
主任。遺伝子組み換え食品非表示に関する裁判、遺伝子組み換えの態度に関する
食品メーカーランク付け、一般消費者の意識調査結果等について紹介した。
(日系食品メーカーを含めたランク付け結果等詳細は『週刊中国環境ニュース』
参照)


2005年8月7日(日)第144号
□中国森林国際協力対話フォーラムに参加
 8月3,4日、中国国家林業局等の主催による中国森林国際協力対話フォーラムに
参加した。林業局関係者が中国の林業政策、野生動植物保護政策の説明をし、FAO
や世界銀行、ドイツGTZなどの国際機関がプロジェクトの説明をし、WWF等の生態
系保全NGOの活動を紹介した。
 竹を含めた木材産業の動向、森林認証、NGOとの協力、住民参加促進、森林回復
など広いテーマで2日間にわたって議論が進められた。各国大使館、国際援助機関
、林業系大学関係者、林業科学院関係者など100名強が参加した。


2005年7月17日(日)第141号
□全人代・環境資源保護委員会《外国環境法集》編集委員会を訪問
 7月13日、全人代・環境資源保護委員会《外国環境法集》編集委員会を訪問した。
劉主任によると、《同集日本版》発行のために資金調達事業を進めているとのこ
とであった。

□中国水関連産業融資・リスクシンポジウムに参加
 7月16日、17日、北京銀連信信息諮詢中心などの主催により中国水関連産業融
資・リスクシンポジウムが開催され、私も参加した。会議では、民営化と市場開
放が進む中国インフラ業界の現状やリスク分析、BOT方式などの将来性などにつ
いて議論が交わされた。一部欧州の大手ウォーター企業が中国撤退し始めたこと
などにも触れられた。


2005年6月26日(日)第138号
□北京群鷹創業科技有限公司を訪問
 6月21日、中国能源ネットやエネルギー・環境分野のフォーラムなどを運営す
る北京群鷹創業科技有限公司を訪問した。互いの活動紹介をし、今後の協力につ
いて意見交換を行った。

□省エネ家電製品博覧会を視察
 6月23日、中国標準化研究院などの主催により、省エネ家電製品博覧会が行わ
れた。会場には、省エネ型のエアコン、照明、節水型の水量メータ、トイレ、洗
濯機など省資源、省エネ、節水型の家電製品が数多く展示されていた。日本から
は三菱重工やブラザーなどが出展していた。

□北京工業大学移行経済研究センターを訪問
 6月24日、かつてより招待を受けていた北京工業大学移行経済研究センターを訪
問した。黄主任と日本中国ドイツによる循環経済共同研究の可能性について意見
交換をした。今後日本の研究機関とも循環経済研究を進めたいという意向が示さ
れた。

□その他対外活動
 中国日本商会(元在中国日本商工会議所)、日中協力機構を訪問し、日中環境
研究会のメンバー送別会に参加した。


2005年6月19日(日)第137号
□北京市省エネ技術展覧会を見学
 6月12日から4日間開催された北京市省エネ技術展覧会を見学した。これは市の発
展改革委員会、科技委員会、環保局などが主催したもので、国内外から太陽エネル
ギー利用設備や保温断熱材料、省エネ照明などの省エネ製品や技術が多数展示され
ていた。


2005年6月12日(日)第136号
□第9回中国国際環境保護展覧会を視察
 6月7日から4日間、第9回中国国際環境保護展覧会(CIEPEC)が開催され、視察し
た。この展覧会は2年に1度行われる中国最大の環境保護展。諸外国からも多数の出
展があった。
※前回と同様、イタリア、韓国の展示場はかなりのものです。特に韓国は常設の環
境産業展示場を含む韓中環境産業センターを北京の中央商業区に移転し、営業力が
強化されたようです。以前から本メルマガでも主張しているように、日本も日中環
境ビジネスセンターを設置するべきでしょう。


2005年6月5日(日)第135号
□電子廃棄物環境無害化管理シンポジウムに参加
 6月2日、バーゼル条約アジア太平洋管理センター主催により、電子廃棄物環境
無害化管理シンポジウムが開催された。電子廃棄物処理の政策、技術などについ
て議論が交わされた。

□第二回中国超越的発展国際フォーラムに参加
 6月2、3日、中国環境保護総局主催、富士ゼロックス後援、世界資源研究所等協
力により、第二回中国超越的発展国際フォーラム・第4回中国BELL年会が北京大学
で開催された。初日は全体会議で、日本からは富士ゼロックス社長や北九州市環境
科学研究所所長らが講演を行ったほか、ノルウェイ、スイス、デンマーク、米国の
関係者も講演をした。二日目は環境教育、企業環境マネジメント、市民参加・NGO
の3つの分科会に分かれて討論を続けた。北京大学学生による各種環境技術のマー
ケットリサーチ研究の発表も行われた。
※筆者の中国語論文も論文集に入れていただきました。

□中国環境科学学会年会で日本の環境会計推進政策を紹介
 6月4、5日、中国環境科学学会主催、SEPA・UNEP・全人代環境資源委員会等指
導、首鋼等企業後援により、「“十一五”中国環境保護・経済発展国際フォーラ
ム・中国環境科学学会2005年学術年会」が開催された。初日は全体会議で、解振
華局長による十一五環境戦略の紹介のほか、首鋼董事長、院士、北京五輪組織委
環境部長、UNEP中国代表、フォード自動車中国副総裁らが講演を行った。二日目
は水環境、ゴミ、大気、循環経済、環境会計、環境技術、学会運営の7つの分科会
に分かれて討論が行われた。
※筆者は環境会計の分科会にて、中国語で日本の環境会計推進政策について紹介
させていただきました。会議名には国際フォーラムという名前がついています
が、外国人の発表(中国系を除く)は私一人でした。


2005年5月22日(日)第133号
□東北アジア・環渤海国際ビジネスフェスティバルに参加
 5月18日から廊坊市で始まった東北アジア・環渤海国際ビジネスフェスティバル
に参加した。日中韓参加国ビジネスフォーラムでは、日本から環境配慮型マテリア
ルの技術開発をしたアイン社が発表を行った。また環境保護総局が廊坊市をISO
14000モデル地区に指定した記念式典も行われた。

□中国環境会計の専門家・孫興華教授と面会
 19日、中国環境会計の専門家・孫興華教授と面会した。日中の環境会計をめぐ
る動向について意見交換を行った。6月始めの中国環境科学学会の環境会計分科会
で、私が日本の環境会計の政策を紹介することになった。

2005年5月15日(日)第132号
□月刊誌「Asia Wave」にインタビュー掲載される
 アジア文化社が発行している月刊誌「Asia Wave」5月号に、シリーズ・砂漠化を
考える・第1回に日中環境戦略研究家のインタビュー記事が3ページにわたって掲載
された。
http://www.asiawave.co.jp/


2005年5月8日(日)第131号
□在日中国語新聞『中文導報』に紹介
 日本で発行されている中国語新聞『中文導報』5月1日号に、日中環境戦略研究家
の取り組みが紹介された。


2005年5月1日(日)第130号
□『雁棲塞北−来自黄土高原的報告』出版記念会に参加
 4月25日、『雁棲塞北−来自黄土高原的報告』出版記念会に参加した。これは、
山西省大同市で植林活動を続けるNGO緑の地球ネットワーク事務局長・高見邦雄氏
の著書『ぼくらの村にアンズが実った』(日経新聞社、2003年)の中国版。出版
記念会には約120名が参加し、高見氏、劉徳有氏(元文化部副部長)、出版元であ
る国際文化出版社の総経理・張貴来氏らが挨拶を行い、その後ビデオ上映をしな
がら立食パーティが行われた。


2005年4月10日(日)第127号
□吉林省投資貿易説明会に参加
 4月5日、吉林省政府主催、日中東北開発協会協力により、都内で吉林省投資貿
易説明会が開かれ、参加した。王毅・中国大使の挨拶の後、王・省長や吉林省関
係者が省の投資環境を説明し、その後立食パーティが行われた。

□日経エコロジーに掲載
 日経エコロジー5月号の特集・「中国を汚すな!動く日系企業」の中で、日中環
境協力支援センター設立準備委員会からの「日中環境産業促進センター」設立に
関する提案が紹介されました。

2005年3月27日(日)第125号
□唐山訪問
 3月22,23日、唐山の高新技術開発区招商局と唐山市環境保護研究所を訪問、開発区
の環境基準やインフラ整備状況などについてヒアリングを行った。


2004年3月20日(日)第124号
□天津訪問
 3月17,18日、天津の経済開発区(泰達)環境保護局と天津北辰区科学技術園区
招商部を訪問、両開発区における環境基準、環境インフラ整備状況などについて
ヒアリングを行った。

 ※泰達でも生態工業園区やクリーナープロダクションなど環境対策に積極的な
措置を講じているようです。EUのCP協力プロジェクトもあり、欧州の協力が目立
っています。日本からも北九州エコタウンや国連大学関係者が訪問しているよう
です。
 また泰達の環境保護局には南開大学環境専攻の卒業生が多数いたり、開発区と
南開大学とが共同の大学専攻を作るなど、南開大学のパワーを垣間見たような気
になりました。

□中国カナダ・クリーナープロダクション及びジェンダーシンポジウムに参加
 3月19日、カナダ国際開発庁主催の「クリーナープロダクション及びジェンダー
シンポジウム」に参加した。発改委環境資源司副司長による中国カナダ・CPプロ
ジェクト紹介、カナダジェンダー専門家による男女平等問題の解説、人民解放軍
系の研究機関による日本軍残留化学兵器処理へのCP適用、化学工場責任者による
男女平等実践事例の紹介、唐山環境研究所副所長による唐山市のCPの取り組みの
紹介、北京連合大学教授によるグリーン消費解説などがなされ、その後討論が行
われた。

 ※はじめは「CPとジェンダー?」という組み合わせに違和感を覚えましたが、
女工に対する待遇改善と説明され、ようやく納得できました。日本の環境保護活
動における女性の役割は非常に大きなものがあり、一方で中国では日本社会が今
でも男尊女卑だと誤解している人が多いので、こういうことも紹介してアピール
すべきなのでしょうが、今回は中国カナダの二国間の内容なので、他の国は出る
幕がありませんでした。
 ただこのように環境協力にジェンダーというテーマを持ち込むという発想は非
常にユニークだと思います。ジェンダーの概念には違和感を覚えるところもあり
ますが、中国貧困地域の女性の環境意識や権利意識は低く、この分野の意識向上
は大切なことだと思います。


2004年2月27日(日)第121号
□気候変動イニシアティブ・アジアエネ効率化技術普及に関する産業合同シンポ
 2月24,25日、清華大学、気候変動技術イニシアティブ、国際環境技術移転研究
センター(ICETT)の主催・運営により、「気候変動技術イニシアティブ(CTI)
・アジアエネ効率化技術普及に関する産業合同シンポジウム」が開催された。
 初めにCTI主席の坂本氏(経済産業省)と高広生氏(発展改革委員会)のあい
さつがあり、その後、政府政策展望及びエネルギー効率化技術の普及:国家優先
領域技術移転のケーススタディ、民生及び交通部門のエネルギー効率、工業部門
のエネルギー効率、CDM省エネ事業の融資と障壁などのテーマについて、アジア各
国の専門家を中心に議論された。
 京都議定書発効直後でありまた日本のICETTが運営団体になっていることもあ
り、NEDO、JBIC、日本カーボンファイナンスなど日本からの参加も多かった。

□日本大使館経済講演会「京都議定書と日中環境協力」に参加
 2月24日、日本大使館で連続経済講演会「京都議定書の発効と日中環境協力」が
行われた。講師は環境担当一等書記官の染野氏。
 気候変動の影響、世界各国の二酸化炭素排出量、京都議定書の概要、京都メカ
ニズム、日本の目標と現状及び具体的措置、途上国からの排出権獲得のための枠
組みであるCDM(クリーン開発メカニズム)を利用した日中環境協力の可能性など
について講演が行われ、その後質疑応答が行われ、日本の目標達成可能性や具体
的計画などについて質問が集中した。

□日中コミュニケーション・北京シンポジウムに参加
 2月26日、日中コミュニケーション研究会、国際善隣協会、中国社会科学院伝媒
調査中心の主催により、シンポジウム「日中相互理解とメディアを語る―日中コ
ミュニケーションの現在と未来」が開催された。
 シンポジウムでは、北大メディア研究科の高井教授と東京新聞編集委の清水氏
が最初に報告を行い、その後中国のマスコミ関係者との討論が行われた。討論で
は、民営化の流れの中で中国メディアがどう変化しており、それにつれて対日報
道がどう変化してきたかといったテーマや、会場からも中国人との交流での経験
等から得られた考えを披露するなど、活発な議論が交わされた。

2005年2月20日(日)第120号
□『緑色中国』に小論文「稲むらの火に見る日本の津波対策」を寄稿
 中国環境雑誌『緑色中国』(2005年2月号)に小論文「稲むらの火を教訓とする日
本の津波対策」を寄稿。津波情報の迅速な伝達システム、津波ハザードマップ作成
による住民のリスク認識促進などの国内の津波対策、モルジブ防波堤支援などの日
本の津波対策分野の国際貢献などを紹介した。

2004年2月6日(日)第118号
□NGO地球環境研究所新春パーティに参加
 2月4日、NGO地球環境研究所が主催する「北京環境NGO及び環境記者新春パーティ」
に参加した。はじめに交流が行われた後、主催団体である地球環境研究所について
紹介がなされ、今回協力を進めていくことになった米国ワールドウォッチ研究所と
の協力事業を説明、「自然の友」の梁会長や緑家園の汪代表など環境NGO界の著名
人が挨拶を行い、最後にプレゼント抽選会を行った。
 ※プレゼント抽選会では、1等賞(8名)をあて、Tシャツをもらいました。幸先
のいいスタートです。
www.geichina.org

2005年1月30日(日)第117号
□NGO緑家園新春パーティに参加
 1月30日、NGO緑家園が新春パーティを開催、私も参加した。緑家園合唱団による
コーラスや植林・バードウオッチ・活動の写真が披露された。


2005年1月23日(日)第116号
□北京緑色事業文化発展センターを訪問
 1月19日、北京緑色事業文化発展センターを訪問した。当センターは、人民日
報の一部門から独立した事業団体、グリーン認証の面で実績を有し、中国環境
マーク認証委員会とも共同事業をしている。グリーンホテル認証で中心的役割
を果たしている。また節水器具、省エネ型商品、無毒性塗料など環境配慮型商
品の普及活動や環境配慮型セントラルエアコン評定基準づくり、環境マーク普
及活動などを行っている。
 武明・主任は、日本のグリーン購入法に関心を持ち、中国でもこの法律を積
極的に導入すべきとして、政府に働きかけを強める一方、この方面での日本の
関係者との交流や共同事業(特にシンポジウムの開催)を進めたいという意向
を示した。関心ある方、心当たりのある方はこちらまで。onogish@yahoo.co.jp

同センターのウェブサイト http://www.green111.com/

□中国環境文化促進会を訪問
 1月20日、中国環境文化促進会を訪問した。当促進会は国家環境保護総局が主
管機関となっている事業団体であり、国民の環境意識の向上、市民参加促進を
目的としている。呉小莉などの芸能人・著名人による環境大使活動、雑誌『緑
葉』の出版、環境文化関連の国際交流活動、環境NGO支援、国家オゾン層保護貢
献賞、中国環境文化デー、メディアによる広報活動などその活動領域は幅広い。
潘岳・環保総局副局長が会長を務めている。
 日本の市民が行っている環境保全活動を紹介し、今後の協力について意見交
換を行った。関心ある方はこちらまで。onogish@yahoo.co.jp

同促進会のウェブサイトhttp://www.tt65.net

□中国電力企業連合会環境・資源節約部を訪問
 1月20日、中国電力企業連合会環境・資源節約部の単緒強・高級工程師を訪問
した。当連合会は機構改革で独立した電力関連企業のとりまとめ等を行ってい
る。環境・資源節約部は、電力業界における脱硫や防塵など大気汚染防止、利
用効率の向上、クリーン生産などを担当したり、政府の関連部門から二酸化硫
黄対策や省エネ、節水に関する研究を委託されたり、業界基準を策定したりし
ている。
 日本の電力業界における環境保全、資源節約の取り組みに高い関心を持って
おり、CDMなどを含め日本の関連団体との交流や共同事業を希望している。関心
ある方、心当たりのある方はこちらまで。onogish@yahoo.co.jp

当連合会環境部のウェブサイト http://www.cec.org.cn/4-6/huanzi/index.asp

□中国環境建設促進会を訪問
 1月21日、中国環境建設促進会を訪問した。当促進会は昨年12月に香港で誕生
した、スタートして間もない民間団体で、国民の環境意識向上に関する事業や
影響力のある層への働きかけ、出版活動などを行っている。現在はUNESCOと小
学校環境教育に関するプロジェクトを実施している。環保総局との人的つなが
りが強い一方で、官ではできないことを積極的に進めたいとのこと。
 リサイクルなど実践によりその効果が立証済みの日本の環境理念や技術の導
入の事業、日本の環境配慮型商品の普及支援事業などを希望している。関心あ
る方、心当たりのある方はこちらまで。onogish@yahoo.co.jp
(ウェブサイトは未開通)

□中国発展ブリーフ『在中海外NGO200』出版記念式に参加
 1月21日、英国系NGO中国発展ブリーフが中国で活動する海外のNGOに関するデ
ィレクトリー『在中海外NGO200』(中国名『200家国際NGO在中国』)の出版記
念式が行われ、私も参加した。席上ではフォード基金中国代表や王名・清華大
学NGO研究所所長らがあいさつを行い、中国発展ブリーフの執筆担当者がエピソ
ードを紹介した。会場では多くのNGO関係者、マスコミが参加、絶え間なく交流
が行われていた。日本からは私のほか、JICA関係者が参加していた。出版物には
日本関係では、笹川財団、GEN、オイスカ、JANIC、JILAFなどが掲載されている
模様。

中国発展ブリーフのウェブサイト http://www.chinadevelopmentbrief.com

□大学生環境社団研修会を見学
 1月21日から、中国環境文化促進会が「2005緑色中国・現代青年冬季キャンプ
及び第5回全国大学生環境保護社団(ボランティア)研修」を開催し、22日の一
般報告に参加した。これは大学における環境保護クラブ関係者の組織力、研究
力、影響力向上をめざした研修会で、今回は100名以上の大学生・院生が参加し
た。潘岳・環保総局副局長の講演のあと、航空大学、北京大学、人民大学の教
授らが経済、行政面から見た環境問題について講演した。研究者からの講演の
みならず、グリーンピース中国総幹事も中国におけるNGOの発展について講演を
行った。23日は、参加学生らによる討論が行われた。


2004年1月16日(日)第115号
□環境公共政策及び大学持続的発展教育国際シンポに参加
 1月15、16日、北京師範大学環境学院、国家環保総局宣伝教育センターの主催に
より、日中友好環境保全センターで「環境公共政策及び大学持続的発展教育国際
シンポジウム」が開催され、私も初日に参加した。これは昨年5月に北京大学環境
学院で開催されたBELL講座の続編。米国の環境法や環境政策の専門家が招かれ、
環境法やガバナンスの問題について講演を行った。また北京師範大学の学生による
研究グループが中国環境NGO、中小企業と環境責任、公聴会、BOTによる環境インフ
ラ建設等のテーマについて発表を行い、陸建華氏がコメントをした。その他、北京
大学、人民大学、北京師範大学の先生らが、持続的発展分野の大学教育、環境会計
や環境報告書、環境技術の市場化などのテーマで講演を行い、議論を深めた。


2005年1月9日(日)第114号
□中国CDM市場追跡レポート
 中国語業界紙『中国CDM市場追跡レポート』最新号に「日本・京都議定書温暖化
ガス削減戦略と中国CDM事業のチャンス」をテーマにした文章を寄稿し、掲載された。

□スーパーシティ
 日本語雑誌『スーパーシティ北京』12月号に「中国も家電リサイクルへ 拡大生
産者責任制導入が検討される」をテーマにした文章を寄稿し、掲載された。

2005年1月2日(日)第113号
□北京工業大学・中国移行経済研究センターウェブサイト開通式に参加
 12月27日、北京工業大学・中国移行経済研究センターウェブサイト開通式及び記
念学術フォーラムに参加した。席上では、著名な経済学者、企業家、歴史学者やド
イツ人学者等が制度、政治経済、国際経済環境、エネルギー・環境問題、企業の成
長等の観点から、今後の中国経済の動向について議論を行った。
 なお同センターの主要研究対象に循環経済も含まれている。ウェブサイトアドレ
スは以下の通り。
http://www.crcet.com

※式典の様子が以下に掲載されています。よく見るとゲストとして私の名も挙がっ
ています。記念撮影では真ん中近くで写っております。
http://www.crcet.com/1_dongtai10.htm


2004年12月26日(日)第112号
□□日中林業シンポジウムに参加
 12月20,21日、JICA日中林業生態研究センター計画主催による「日中林業生態
研修及び協力に関するシンポジウム」に参加した。場所はこの計画の中国側カウ
ンタパートである北京林業管理幹部学院で行われた。林業行政及び工程管理、造
林・自然保護区及び野生動植物保護、林業研修・人的資源開発などのテーマで日中
の専門家や日本の環境省・林野庁関係者らが発表、討論を行った。林業関係者や
日中協力関係者ら約100名が参加していた。NGOからは緑の地球ネットワーク・高
見氏が発言を行った。

□緑家園環境記者サロン・クリスマスパーティに参加
 12月22日、北京の映画館で緑家園環境記者サロン・クリスマスパーティが開か
れ、私も参加した。各種メディアの環境担当記者、環境NGO、環境分野の大学教
授など多数が参加した。パーティでは初めに交流が行われ、雲南省でのダム建設
反対の呼びかけをする中国研究者もいた。その後、最近公開された映画『天下無
賊』を参加者全員で鑑賞した。


2004年12月19日(日)第111号
□海南島ボアオ・環境影響評価国際フォーラムに参加
 12月13日〜15日、中国環境保護総局SEPAの主催、SEPA環境工程評価センター、
香港環境保護署、海南省国土環境資源庁、中国環境科学学会、国際環境影響評価
協会の実施により、海南省ボアオで第1回環境影響評価国際フォーラムが開催さ
れ、私も国土環境の代表として参加した。会場では、環境アセス管理、中国環境
アセス政策の歴史的経緯、計画環境アセス、住民参加の編入などのテーマについ
て、内外の専門家からの発表が行われた。日本からは、私のほか東京工業大学の
原科教授や原科研究室の学生が参加し発表を行った。

□日中メディアシンポジウムに参加
 12月17日〜18日、日中コミュニケーション研究会、国際善隣協会、社会科学院
メディア調査センターなどの主催により、第5回日中コミュニケーションシンポ
ジウムが開催された。中国での日本・日本企業のイメージ、日本での中国イメー
ジ、日中コミュニケーションギャップ、日中の情報発信等のテーマについて、横
国大・矢吹名誉教授、北大・高井教授や第一線のジャーナリスト、日中メディア
研究者が討議を行った。

※京大での修士論文が原発安全性に関する新聞社説比較、北京大学での修士論文
が日本の対中環境協力に対する中国紙の報道分析だったこともあり、メディアの
あり方について日頃から関心を持っております。もし環境の道に進まなかったら
おそらくメディア研究の道に進んでいたと思います。
 現在は個人的に日本の環境分野での情報発信、日本の環境協力情報の発信、日
中環境交流促進に力を注いでおり、有力なツールとして中国語によるメルマガ
「日中環境合作信息電子雑誌」を発行しています。環境協力の対中広報について
政府首脳を活用した広報、芸能人など著名人を活用した広報、顔の見えやすい
「日中環境協力イメージ大使」育成、対中広報戦略参謀の設置等、いくらかアイ
デアを持ち、その実現に向けてできる範囲で努力しております。

※また友人の記者の紹介により、会場で中国環境保護総局や中国環境文化促進会
の方と知り合うことができました。

2004年12月12日(日)第110号
□日本大使館講座「対中ODAについて」に参加
 12月8日、日本大使館講座「対中ODAについて」が開催され、私も参加した。ODA
の基礎、今後の対中ODAの動向について説明を行い、参加者との間で質疑応答が行
われた。

□天津「環境・循環経済国際シンポジウム」に参加
 12月9日から11日、中国致公党、環保総局、南開大学の主催により「環境・循環
経済国際シンポジウム」が開催され、私も参加した。会議の冒頭、戴・天津市長
や王玉慶・環保総局副局長、南開大学学長らのあいさつがあり、その後、循環経
済理論、循環型社会理論、循環型社会の政策法規、都市・工業生態系理論、技術・
実践などの多彩な分野で各専門家から発表が行われた。葉文虎氏、牛文元氏等の
著名な学者、天津市や山東省の環境局局長など環境行政担当者も参加。海外から
は米国大学教授、米国中国基金総裁、英国DFID、インドネシアの研究者等のほか、
日本からは立命館の周教授、天津日中大学院の玉山教授、私が発表を行った。
 会議は9,10の二日間で、11日には天津開発区での循環経済実践地区の視察を行
った。

※なお、私は日本のエコタウン政策の概要及び考慮すべき点について、中国語で
説明しました。日本の循環型社会関連の法整備については、すでに多くの中国の
学者が研究しているため、中国であまり取り上げられていない話題を提供しまし
た。

□天津工業大学分析測定センターを見学
 12月10日午後、天津工業大学分析測定センターを見学した。今回の見学は、同
大学の文晨助教授(日本留学組)の招きによるもの。各種分析設備を視察し、今
後の協力について意見交換した。

□天津NGO「緑色の友」事務局長と面会
 12月11日、天津NGO「緑色の友」孫・事務局長と面会した。このNGOは天津での
青少年環境教育、婦人環境教育、メディアによる環境広報などを行っている。日
本の支援や環境教育について意見交換をした。


2004年12月5日(日)第109号
□埼玉大学の先生に同行
 11月29,30日、埼玉大学の外岡教授の北京訪問時に同行し、中国人民大学・環境学院、
早稲田大学−北京大学共同教育研究運営機構事務所等を訪問し、意見交換を行った。ま
た清華大学建築学院・建築環境設備研究所で日本の省エネ建築に関する外岡先生の講演
会に参加した。

早稲田大学と北京大学、北京大学内に共同教育研究機構を開設
http://www.waseda.jp/jp/pr04/040803.html

□米中国際環境問題シンポジウムに参加
 12月2日、米国環境保全協会、SEPA環境経済政策研究中心、中国国際民間組織
合作研究会、清華大学公共管理学院などの主催により、米中国際環境問題シンポ
ジウムが行われ、私も参加してきた。会議では、国際環境問題への対応、地球温
暖化と大気汚染、生物多様性保護、海洋環境保全、環境汚染と人体影響という5
テーマについて、米中双方から政府関係者や専門家が現状や分析結果を紹介し
た。日本からの参加者は私一人であった。

 ※午後は清華大学NGO研究所所長の王名教授(名古屋大学博士号)が司会で、
少々意外でした。主催団体にNGO関係者が多いことが理由でしょうが、会議名称
にNGOという語があった方がよりわかりやすい気がしました。
 ※他の会議と比べて、議事録を会議終了後に取材記者に送ったり、取材指南を
準備したりと、メディアへの対応が充実しており、さすがメディア対策の進んだ
米国らしいものでした。

□日中環境研究会の勉強会の司会務める
 12月3日、日中環境研究会主催の勉強会が日中友好環境保全センター資料室
で行われ、司会を務めた。今回の講師はバーゼル条約アジア太平洋センターBCRC
の本多俊一氏。有害廃棄物の越境移動を厳格に管理するバーゼル条約の概要、
清華大学に設置されているBCRCの活動内容、青島をモデル都市とした電子廃棄
物対策、北九州イニシアティブネットワーク会議の内容、中国オランダ電子機
器リサイクルプロジェクトなどの概要が紹介された。参加者はソニー、松下、
東芝などの家電メーカー関係者が多く、今後の中国の家電対策動向等について
討議がなされた。

バーゼル条約アジア太平洋センター
http://www.bcrc.cn/
日中環境研究会ウェブサイト
http://jce.client.jp/


2004年11月28日(日)第108号
□中国自然保護区法制化管理ミーティングに参加
 11月24日、天恒可持続発展研究所が中国自然保護区法制化管理に関するミーテ
ィングを開催した。内容は、「中国自然保護区法」制定に向けた準備作業で、世
界各国の同様の法律規定をまとめ、いくつかの自然保護区フィールド調査を総括
し、さらに国内自然保護区へのアンケート調査や専門家によるシンポジウム開催
などについての意見交換であった。

□東京大学・中国リエゾンオフィス開設準備に関する記者会見に参加
 24日午後、日本大使館にて東京大学・中国リエゾンオフィス開設準備に関する
記者会見が開催され、私も参加した。佐々木総長らによる会見では、来年4月を
めどに正式にリエゾンオフィスを設立し、東大と中国の大学、学術団体、産業界
などとの連携を強化し、東大出身者の同窓会を発足させ、優秀な人材を確保する
ことを目指すという。

□グリーン建材展覧会
 第3回中国北京国際緑色建材展覧会が24日から開催された。会場には、リサイク
ル建材、室内環境汚染対策型の塗料、建築省エネ用の保温型ガラス、ナノテク材
料などの企業が数多く出展していた。海外では特にドイツからの出展が多く、ド
イツ経済省がドイツ展示区を設けていた。日本からも住友大阪セメント、大日本
印刷等数社が出展していた。


2004年11月21日(日)第107号
□CBCSD企業社会責任ハイレベル会議に出席
 15日、中国企業連合会持続的発展商工委員会CBCSDと世界企業連合会の共催で企
業社会責任ハイレベル会議が開催され、筆者も午前中に出席した。会議では、企業
の社会責任として、環境保全、貧困支援、労働環境保全、職員健康管理、情報公開
等が挙げられ、ヴェオリア、BP、ファラージ、ダウケミカルなどの多国籍企業、
ILO、EU、世銀等の国際機関、国家発改委、太原鋼鉄、清華紫光、中国石油等の中国
企業や政府機関などから多数の参加があった。日本からはソニー関係者と私が参加
していた。

□国際対地観測技術応用展覧会を見学
 11月16日から3日間、科技部と宇宙局の主催、国家リモセンセンター、中国スペー
ス技術研究院等の実行により、国際対地観測技術応用展覧会が開催され、著者も18
日に見学した。会場には国土資源部、地震局、気象局、海洋局、測絵局等の観測に
関わる国家機関のほか、リモートセンシング、GIS、GPS方面の研究機関や企業が多
数参加、海外からも英国国家スペースセンター、欧州スペース局、米国国家海洋大
気局やアルゼンチン、タイ、ノルウェイ等の関係機関が出展していた。日本からも
宇宙航空研究開発機構、東京大学工学部、トプコム社が出展していた。


2004年11月14日(日)第106号
□中国国際脱硫脱窒技術装置展覧会を見学
 11月9日より、中国国際脱硫脱窒技術装置展覧会が開催され、9日午前中に見学
した。中国企業や外資、研究機関、関連メディアなど多くの出展があった。海外
からの出展は多彩で、欧米や韓国のほか、日本からも三菱重工やIHI、月島機械、
日本触媒、富士化水などが出展していた。
 ※脱硫脱窒に限定した展覧会は規模が小さいかと思っておりましたが、意外に
も規模が大きくて驚きました。先週も風力発電展覧会が同じ場所で行われていま
したが、やはりかなりの規模でした。環境各分野の市場も大きくなってきている
表れのようです。第10次五カ年計画の二酸化硫黄排出削減目標が達成できない見
込みであり、電力不足対策が一段落すれば、さらに規制が強化されると予測され
ます。

□JBIC円借款中国内陸部人材育成事業ワークショップ
 11月10日、11日に国際協力銀行と中国財政部の主催により、西安で「JBIC円借
款中国内陸部人材育成事業ワークショップ」が開催され、著者も日中友好環境保
全センターの手伝いとして参加した。
 このワークショップは、2001年度から始まったJBIC円借款中国内陸部人材育成
事業を円滑に進めることを目的としており、訪日研修の手続き説明や日本の大学
や研究・教育機関の受入先決定への支援などがあった。日本からも立命館、北大、
中央大、京都府大など多数の大学が個別説明会を実施した。
 環境分野では、研修生受入先決定の支援や共同研究など協力・交流のプラット
フォーム整備を目指す日中友好環境保全センターも、環境人材育成に関する報告
を発表し、中国内陸部の大学と意見交換の場を設けた。


2004年11月7日(日)第105号
□中国カナダ気候変動及び環境技術交流ウイークに参加
 11月1日、カナダ環境省と中国国家発展改革委員会主催による中国カナダ気候変
動及び環境技術交流ウイークに参加した。水処理、大気汚染防止、クリーン車両、
クリーンエネルギー方面のカナダ企業が技術交流会を持ち、積極的に自社の製品
や技術をアピールしていた。同時にシンポジウムも開催され、中国CDM状況の紹介、
カナダ環境産業の現状の説明なども行われた。
 ※日本もこういうイベントをもっと積極的に行うべきです。カナダの売り込みの
場に私が行ってもいいかなと少し遠慮していましたが、米国、オランダなどの企業
も来ていたのでほっとしました。

□第3回世界風力発電展覧会及び再生可能エネルギー展覧会を見学
 11月1日から3日間、第3回世界風力発電展覧会及び再生可能エネルギー展覧会が
行われ、2日午前中に見学した。会場では多くの風力発電関連のメーカーが出展、
そのほとんどがデンマークやドイツなど北欧企業で日本からは三菱重工が出展し
ていた。特にドイツは経済省が主導して多くの企業を出展させていた。
 その他、技術交流会や風力発展シンポジウムも同時期に行われ、日本からも足
利工業大学などが研究成果を発表していた。

□NGO新疆自然保育基金による新疆環境フォーラムに参加
 11月2日午後、NGO新疆自然保育基金などの主催による新疆環境フォーラムが行
われ、国際野生生物保護学会中国プロジェクトの康博士が新疆地区のチベットレ
イヨウ保護のためのパトロールプロジェクトを紹介した。
 新疆和田地区はチベットレイヨウの4つの主要な群れの最大の群れの繁殖地であ
り、2002年に米国探検家により初めてその繁殖の様子が確認された。しかしその
繁殖地は自然保護区になっておらず、また近くに鉱山があることから生態系破壊
や密猟者が混じって進入することが後を絶たなかった。このためこの米国探検家
や国際野生生物保護学会は繁殖地保護のため、新疆林業局や和田地区林業局等と
ともに繁殖地域パトロールを実施することになった。鉱山労働者の通る唯一の道
に管理所を設け、厳しくチェックを行い、現地牧民等で構成されたパトロール隊
が定期的に巡回を行う。今年は2年目になるが、まだ目立った数値上での成果は
みられないものの、いずれこの地域に自然保護区が設置されるように現地政府に
引き続き働きかけていく予定。

2004年10月31日(日)第104号
□生態保護建設の資金メカニズムに関する国際シンポジウムに参加
 26,27日、国家環保総局、世銀の主催、WWFの支援による「生態保護建設の資金
メカニズムに関する国際シンポジウム」が開催され、筆者も参加した。
 内容は、生態系保護・回復のための資金確保メカニズムに関するもので、たとえ
ば「退耕還林」政策の補助金や、下流の都市が上流地域生態系保護のために支払
う水源税、あるいは炭素基金やCDM等の有効性やその法制度等を中心に討議され
た。この問題に対する国際協力の重要性、グリーンGDPや自然資源の評価方法も
強調された。会議の最後には「中国生態補償実践と国際協力の推進に関する提議
書」が定められた。
 世銀主催の会議のため、UNDPやADBのほか、英国やドイツ、南アフリカ、ロシア
等からも代表が参加、日本からは筆者一人であった。

□人民大学環境学院「環境経済評価理論・方法」シンポジウムに参加
 26,27日、中国人民大学環境学院主催の「環境経済評価理論・方法」シンポジウ
ムに筆者が参加した。各環境分野の経済評価方法、グリーンGDP、環境経済評価
政策、世界の環境経済評価状況、中国での環境経済学の現状と今後について、活
発な討議が行われた。人民大学の馬中教授、北京大学の張世秋教授、社科院の張
曙光教授などの著名人が各種発表を行った。海外からもノルウェイ、世銀、英国
などから発表が行われた。
 ※著者にも日本の状況を紹介してほしいとの要請が来ましたが、準備時間が少な
いことから辞退しました。

□筆者の清華大学環境法フォーラム発表文が掲載
 10月14日、著者が清華大学法学院にて、清華大学環境法フォーラム講演会「日
中環境協力〜その歴史、形式及び今後の展望〜」を行いましたが、その発表文が
清華大学環境法フォーラムのウェブサイトに掲載されました。全て中国語ですが
以下ご参考までに。
http://www.law.tsinghua.edu.cn/hjflt.htm(清華環境法論壇フロントページ)


2004年10月24日(日)第103号
□『中国CDM市場追跡レポート』編集部を訪問
 18日、『中国CDM市場追跡レポート』編集部を訪問し、今後の協力のあり方につ
いて意見交換を行った。

□日中環境化学連合シンポジウムに参加
 10月21,22日、日本環境化学学会、中国環境科学学会ダイオキシン専門委員会
等の主催、日中友好環境保全センター、JICA、中科院生態環境研究センター等の
共催により、日中環境化学連合シンポジウムが、日中友好環境保全センターで開
催された。
 会議では、日中のダイオキシン分析などの分野について、最新の研究成果が発
表された。今回は発表や議論のみならず、各参加者による研究成果のポスター展
示や、分析企業や測定機器メーカーによる企業展示も行われた。

□第1回首都大学環境保護文化ウイーク開幕式に参加
 10月24日、第1回首都大学環境保護文化ウイークの開幕式が中国鉱業大学で行わ
れた。これは中共中央宣伝部、全人代環境資源委員会、人民解放軍環保緑化委員
会、国家環保総局、共産党青年団中央委員会などの主催で、各大学の環境保護社
団から構成される首都大学環境保護文化ウイーク実行委員会の実施で行われたも
の。24日から1週間、環境写真展や環境弁論大会、環境広報などが行われる。
 開幕式では、中国鉱業大学の書記や国家環保総局の副大臣、国際野生動物救援
組織のスティーブトレント氏、NGO北京地球村のリャオ氏が挨拶や講演を行った。
また北京の12大学の代表が、環境意識啓蒙活動に対する決意表明を行った。
 これまでは各大学ごとでしか活動が行われていなかったが、数年前から大学横
断的組織としてグリーン大学生フォーラムができ、そして今年からは大学環境社
団が連合して具体的宣伝活動を行うまでに成長してきた。今後は、大学生の環境
活動はごみ拾い、宣伝、植林のみならず、より深みと影響のある高いレベルの活
動に発展していくことが課題となる。そのための環境大学生セミナーも将来行わ
れる予定である。


2004年10月17日(日)第102号
□NGO緑家園環境記者サロンに参加
 10月13日午後、NGO緑家園環境記者サロンが開かれ、筆者も参加した。今回のテ
ーマは「中国の風力発電の現状」で、講師は中国風力エネルギー協会副理事長の施
鵬飛氏。概要は以下の通り。
 先進国の状況では、大企業の開発に補助金を投入しながらもうまく商業化できな
かった米英独に対して、消費者への補助金制度によりデンマーク中小企業が成功し、
その後デンマークがこの分野をリードするようになった。国際市場ではここ7年間
30%増で推移している。地上設置のみならず、今後は海上設置が主流になっていく。
 中国では昨年までに40ヶ所の風力発電所ができ、発電量は56.7万kW。省別では遼
寧、新疆、内蒙古、広東の順であり、最大規模は新疆の達坂城発電所。今後は2005
年100万kW、10年400万kW、20年2000万kWと予測され、30年ごろから海上風力発電に
よりこれまでと逆の「東電西送」が行われる。また特に遅れた地域での電力開発に
は最適である。
 質疑応答の後、ロシアWWFのメンバーによるアムール川流域(ロシア、モンゴル、
中国にまたがる)の野生動物保護の現状紹介と協力呼びかけが行われた。この地域
で中国人による密猟が最も多いこともあり、中国の協力が必要とのことだった。

□筆者による清華大学環境講演会
 10月14日夜、清華大学法学院環境資源法フォーラムにて、筆者が「日中環境協
力:歴史と形態、将来展望」をテーマに中国語で講演を行った。当日は、清華大学
の学生や先生、四川省地方政府の役人、中国の環境企業関係者など約40人が参加。
 内容は、はじめに政府による環境ODA事業、内蒙古での植林をメインとするNGO環
境協力活動、地方自治体の交流や学術交流、企業による経済協力など日中環境協力
の概要を系統的に紹介した。特に他国に比べて日本が対中環境協力を最も行ってい
ることを指摘した。そして今後は特に沿海部で中国の経済発展とともに「垂直的援
助方式」から「水平的協力方式」に徐々に移行する流れを説明、中国側も日本の利
益を真剣に考える必要があることを強調した。
 講演の後には中国語で質疑応答が行われ、特に環境ODAがいつまで続くのかに関
心が集まった。

□第1回首都大学環境文化ウイーク環境保護弁論大会始まる
 10月16日、第1回首都大学環境文化ウイークが始まり、このウイークの二大イベ
ントである環境保護弁論大会と環境写真展のうち、弁論大会の1回戦が行われた。
このウイークは、各大学の環境サークル(社団)が連合してつくった大学横断的な
組織である「首都大学環境文化ウイーク実行委」が主催したイベント。
 この日は、北京科技大、中国鉱業大、民族大、北京工商大、林業大、地質大の6
大学が参加し、「人類は大自然の保護者である」について二大学対戦で弁論を行っ
た。自然保護は人間のためか地球のためか、人類の利益と地球の利益は一致するの
かなどに焦点を当てて競い合った。準決勝及び決勝戦は、別の週に人民大学で行わ
れる。
 現在中国では民間環境保護団体が約2000あると環境部門が公表しており、そのう
ちの多くが学生サークル(社団)であるという。このような大学生による環境イベ
ントは数年前より格段に増え、また卒業後もNGO活動に従事する中国の若者の数も
増えており、環境意識の向上が期待される。


2004年10月10日(日)第101号
□環境総合学術誌『環境科学動態』編集部訪問
 9日、日中友好環境保全センター環境経済政策研究センター内にある環境総合学
術雑誌『環境科学動態』編集部を訪問した。この雑誌は中国国家環境保護総局主
管で季刊、多数の論文を掲載し、内容は技術方面から環境経済、政策まで幅広く
カバーしている。今後、学術団体やメディアなど日本の関連団体と協力を進めた
いとの希望が寄せられた。
※彼らは中国の雑誌発行の難しさを強調していました。季刊を隔月刊にする、ペ
ージ数を増やす、広告を取るのにもいちいち許認可が必要で、時間もかなりかか
るとのことでした。それでも「全国中文核心期刊」の資格を取れたのでよかった
との話をしてくれました。

□NGO「緑色北京」巡回写真展開催記念式典に参加
 10日、NGO「緑色北京」主催による巡回写真展開催記念式典に参加した。今回の
写真展のテーマは「草原の後影」、内蒙古の草原劣化や汚染問題に焦点をあてた
内容である。式典には、環保総局や農業部などの関連機関、内蒙古の生態環境専
門家、現地牧民らが草原の奥深さ、草原劣化の現状、黄砂嵐の深刻化、汚水の健
康影響、市民参加の重要性と写真展の意義などについて述べ、写真展の成功を祝
った。最後には歌手による自然保護を訴える歌を披露して終えた。参加者はその
後、写真パネルを見学した。
※こういう北京の環境NGOイベントではメンバーがおよそ決まっています。いつも
のメンバーがそろったという感じです。もちろん新顔もかなりありますが。


2004年10月3日(日)第100号
□日中リサイクル協会(仮称)設立へ
 現在、日中間でのリサイクル産業の健全育成に資するため、日中間のリサイクル
業界での情報交換や動向等情報発信、ビジネスチャンス開拓等を行う日中リサイク
ル協会設立(仮称)の準備が進められている。著者も設立準備に関わっており、ご
関心の方はこちらまで。
onogish@yahoo.co.jp

□奈良環境教育研究会で発表
 9月29日、奈良環境教育研究会の定例研究会で著者が「日中の環境問題解決に向
けての協力」をテーマに情報提供を行った。内容は、中国環境問題の概要、3大ボ
トルネック、中国環境対策の動向、日中環境協力の概要、今後の日中協力のあり
方等で、情報提供の後は質疑応答や議論が活発に行われた。

□雑誌『中日水務信息』創刊、インタビュー受ける
 水道産業新聞社と日本テピアによる日中両言語対訳のウオーター事業専門誌『中
日水務信息』(季刊)が創刊された。この創刊号では、「中国で活躍する日本人」
コーナーで著者が紹介されている。
http://www.suidou.co.jp/info_chunichi.htm


2004年9月19日(日)第98号
□9月13日、日中環境研究会勉強会(講師:高見邦雄氏)
 事前に出席を申し込まれた方12名、当日参加の方とあわせて、会場は満員とな
りました。
 約2年前から、高見さんは講演会などの場でほとんどと言っていいぐらい、中国
北部の水問題を取り上げるようになり、水不足の現状に警鐘を鳴らしていました。
 中国の北部の中でも、山西省の大同市は特に水が乏しい地区で、大同市を横切
る桑乾河は近年のひどい旱魃で既に北京の水がめである官庁ダムに注ぎ込む水が
ない状態が続いています。
 1946年夏に、作家の丁玲さんが桑乾河のほとりに土地改革の仕事で滞在し、そ
の体験を『太陽照在桑乾河上』(『太陽は桑乾河を照らす』)に書き上げ、丁玲
さんの初の農村・農民生活を取り上げる長編小説として出版され、後に1951年の
スターリン文芸賞まで受賞するようになっています。
 本の中では、桑乾河の水が山西省から河北省に流れ込み、辺り一帯を豊かな土
地にしてくれたと書かれていました。
 約50年経ち、同じく桑乾河のほとりで高見さんは緑化活動を始め、ひどい旱魃
で干上がった川底で農民がとうもろこしを植えた風景を高見さんがもじって『太
陽照在玉米地上』(『太陽はとうもろこし畑を照らす』)と言っています。
 パワーポイントを使って約12年間取り組んだ緑化事業(大同の植林・森林の
再生・汚水処理の施設)を簡潔にまとめて説明し、最後に、都市の膨張で水の使
用量が増え、これは結局都市政策の問題だと高見さんは締めくくりました。
(報告者:吉富茉莉氏)



2004年9月12日(日)第97号
□中国CDM関連の環境企業を訪問
 9月8日、中国科技部やイタリア政府の支援により、中国及び世界のCDM動向をま
とめた月刊誌を発行している中国の環境コンサルタント企業を訪問し、意見交換
を行った。

□雲南省生物多様性国際シンポジウムに参加
 9月9日、中国政府、UNDP、GEFによる中国雲南省多部局協働・地方参加・山地生態
系生物多様性保護プロジェクトのプロジェクト普及シンポジウムが開催され、参
加してきた。このプロジェクトは、マイクロクレジットなどを含むもので、地域
コミュニティの発展、農村の貧困対策、生物多様性保護を目指すもの。村人のオ
ーナーシップ精神を高めるため、村民の自主的な管理組織をつくったり、村人に
生物多様性モニタリングを担当してもらうなど、各種アイデアの実行事例が雲南
省社会科学院や農業科学院、社会科学院農村発展研究所、人民大学教授などの専
門家から紹介され、また各方面からコメントされた。
 雲南省は中国の南西に位置し、その生物多様性や民族多様性は中国随一である
一方で貧困の深刻な省である。欧米NGOが多数入っており、国際社会からも注目さ
れている。日本からの参加者は私一人であった。

□日中浄化槽シンポジウムに参加
 9月10日〜11日、柴山大五郎記念合併浄化槽研究基金、中国科学院生態環境研究
センター、北京市市政設計研究総院の主催により、柴山大五郎記念日中浄化槽学
術シンポジウムが開催され、私も参加した。日中の専門家から、中国中小都市下
水処理設計に関する考察、浄化槽普及のための論点、浄化槽システムの維持・管理
などが発表され、中国における浄化槽普及に必要な施策などが討議された。11日
午後は下水処理関連施設の見学を行った。
 中国政府は現在国家政策として大々的に公共下水道整備を進めており、浄化槽
への認知度は低く、法令や規制もないことなどから、政府レベルでの浄化槽紹介
や中国でのモデル事業展開、中国での市場調査などが必要と思われる。

□日中環境管理〜自動車と環境フォーラムに参加
 9月11日、清華大学環境科学工程系、トヨタ自動車、横浜国立大学COEプロジェ
クトの主催により、「日中環境管理〜自動車と環境フォーラム」が開催され、私
も参加した。各主催団体より中国の自動車汚染防止技術と対策、化学物質と環境
リスク管理、トヨタの環境への取り組みが発表され、質疑応答を行った。清華大
学緑色協会(学生による環境保全クラブ)による協力があったことから、当日は
多数の大学生も聴講した。

□「日系企業の海外活動に当たっての環境対策(中国―北京・天津編)」発行
 (財)地球・人間環境フォーラムが行ってきた日系企業の海外活動に係る環境配
慮動向調査の中国北京・天津編レポートが発行した。環境省の以下のホームページ
にも掲載される予定。
http://www.env.go.jp/earth/coop/oemjc/index.html
※私もわずかながらお手伝いさせていただきました。


2004年9月5日(日)第96号
□中国国際都市環境保護及び設備展覧会に参加
 9月1日より3日間、環境科学学会環境工程分会等の主催により第4回中国国際都市
環境保護及び設備展覧会が開催され、私も1日に見学した。会場には、大気汚染防
止や水汚染対策、水資源管理、廃棄物対策の各種技術・設備やパンフレット等が多
く展示されていた。日本や米国、欧州、韓国からも出展していたが、台湾からの出
展が多く目立っていた。

□日本大使館経済セミナーに参加
 9月2日、日本大使館経済部主催で連続経済セミナーが行われた。この日のテーマ
は「日本の省エネ政策」で、講師は堂之上参事官。日本の省エネへの取り組みを、
産業、民生、運輸の3部門別に分析、産業部門は、73年から01年までGDPがほぼ倍増
している中でエネルギー消費量がほぼ不変なのに対し、民生、運輸部門がほぼ倍増
し、省エネの技術革新は進んでいる一方で、生活スタイルの変化により、その効果
は相殺されてる。また省エネルギー法や省エネマーク、商品開発時のエネルギー効
率のトップランナー方式等の日本の取り組みが紹介された。


2004年8月29日(日)第95号
□都市汚水処理建設・技術交流シンポジウムに参加
 8月24日から3日間、建設省の主催による、2004年全国都市汚水処理建設・技術交
流シンポジウムが開催され、24日に参加してきた。フランス・ヴェオリア社が後援
団体となり、国際水協会による2006年世界ウオーター大会開催のための準備の一環
という位置づけの会議であった。会場には、建設省関係者、ヴェオリア社、各都市
の市政設計研究院、水処理場関係者、水処理企業など300名以上が参加した。会議
の冒頭、2000年比で汚水排出量は5.2%増、汚水処理場数は45%増、汚水処理能力は
97%増、汚水処理率は8ポイント増加し42.4%になり、一方で半分以上の地方都市で
は汚水処理場がなく、潜在的市場は大きい一方で、資金調達、設計と予算配分、水
処理費徴収、家畜糞尿汚染等の多くの問題を抱えていることが紹介された。最終日
には北京市内のいくつかの汚水処理場への見学が行われた。

□北京大学環境保護弁公室を訪問
 8月25日、北京大学環境保護弁公室を訪問、意見交換をした。


2004年8月22日(日)第94号
□環境教育交流会に参加
 8月17日、日中教育文化交流団一行が北京大学を訪れ、意見交換のための交流会を
行った。この交流団は長野県の教員などが中心となり、日中の環境教育分野での交流
を進めていこうとするもの。中国側からは中国の環境教育の現状、日本側からは長野
県の環境教育の事例や日中環境教育交流の経緯の紹介、新たな交流の「場」作りの提
案などがなされた。

□アジア開発銀行
 8月19日、アジア開発銀行でワイ河・太湖流域水汚染対策の環境政策・投資の評価
に関するミーティングがあり、私も参加した。世銀、UNDP、SEPA、米国大使館、人民
大学などから10数名の専門家や担当者が参加した。

□環境被害賠償立法国際シンポジウムに参加
 8月20・21日、全人代環境資源委員会法案室、中国政法大学の主催、中国政法大学・
環境資源法研究服務中心の実施担当、フォード基金、オランダ国際開発協力機構の支
援により、環境被害賠償立法国際シンポジウムが開催された。全国の環境法研究者、
政府環境法制担当者、国際機関、最高裁判事など計70名以上が参加、海外からも日本、
米国、オランダなどから発表があった。環境裁判、環境法制に関する活発な討議がな
されたが、特に今回の会議では、全人代に近く出す予定の環境被害賠償法の草案に関
して意見交換がなされた。

□『中国年鑑2004』
 先日、『中国年鑑2004』(中国研究所編)が出版されましたが、特集・重大化する
中国の環境問題の「グリーンオリンピック」解説コーナー執筆を担当しました。

□NHKテレビ中国語会話テキストのインタビュー
 上記テキスト8月号の「今、中国で働く」コーナーで私のインタビューが掲載されま
した。


2004年8月15日(日)第93号
□中国国際都市景観・建材技術デザイン展覧会を見学
 8月14日から3日間、北京農業展覧館で中国国際都市景観・建材技術デザイン展覧
会が開催され、私も14日午後に見学をした。会場では、都市計画マスタープランの
制作請負会社や室内装飾・デザイン会社、建材会社、レリーフなどの彫刻会社、庭
園緑化関連企業などが多数出展、米国や香港の企業も参加していた。

※通常の環境保護展と違い、ほとんどのブースで名刺を残してくださいと熱心に頼
まれるのでやる気を感じます。


2004年8月8日(日)第92号
□日本大使館経済連続講座
 8月5日、日本大使館主催の経済連続講座が開催された。この日のテーマは「日本
の循環型社会建設の経験」で、講師は大使館の染野氏。循環型社会の概念、循環型
社会建設の背景、日本が目指す循環型社会の形態、資源生産率や資源循環利用率等
の指標上の目標、リユースカップや家電の再利用工場、エコタウン整備等の具体例、
循環型社会の制度整備の状況、日中環境協力モデル都市としての貴陽市での取り組
み等が紹介された。最後の質疑応答では、日本の具体的取組に関する質問が多く、
関心の高さを物語っていた。

□NGO自然の友「北京の湿地」講演会
 8月7日、北京動物園科普館で、NGO自然の友主催の講演会が行われた。講師は首
都師範大学生物学教授の高武氏、内容は北京の湿地に関するもので、湿地の定義や
北京の湖沼、河川、ダム、貯水池の概要を説明した後、湿地の生物多様性について
説明。アシ等の植物、ゲンゴロウ等の水生昆虫や水生動物の種類の数や生態につい
て豊富な写真を交えて説明、特に鳥類は渡り鳥を含め400種以上が確認されている。
ただ外来種が増えている懸念も示した。市級及び区級の湿地自然保護区がそれぞれ
3つずつあることを紹介、最後に水不足や汚染により湿地保護が急務となっており、
節水意識の普及や湿地保護の法整備、科学的管理手法の確立等が課題になっている
ことを紹介した。講演の後、聴衆から多く質問が出され、盛り上がった。


2004年8月1日(日)第91号
□雑誌『スーパーシティ北京』に寄稿
 北京で発行される日本語月刊タウン誌『スーパーシティ北京』の「スーパーシ
ティタイムズ」環境コーナーに寄稿しました。テーマは中国CDMの概要と動向です。


2004年7月25日(日)第90号

□廃棄物処理展を見学
 21日より、中国環境協会固形廃棄物分会などの主催により、中国農業展覧館で中
国国際固形廃棄物処理及び環境衛生技術設備展覧会が開催され、私は21日午前中に
見学した。

□加藤登紀子コンサート
 22日夜、日本環境省、財団法人地球環境センター、日中友好環境保全センター、
中国人民対外友好協会、中国環境文化促進会の主催によるUNEP親善大使・加藤登紀
子コンサートが開催された。コンサートでは、ハルビン生まれの加藤氏とNGO自然
の友の梁会長との環境トーク、自然の友合唱団による環境ソング、二胡演奏の後、
加藤氏の歌が始まった。沖縄民謡や「花」、「知床旅情」、「一万本のバラ」など
が歌われた。


2004年7月18日(日)第89号
□日本バイオビレッジ協会会長の北京視察に同行
 12日、日本バイオビレッジ協会の長濱会長に同行し、日中友好環境保全センター
や環境宣伝教育センター、高碑店汚水処理場などの見学をした。同協会は内蒙古通
遼市庫倫旗で植林活動や生態回復、環境教育などを行うNGO、現在は庫倫第一中学を
「国家級グリーンスクール」認定に向けて、準備を行っている。

□水処理、給排水、バルブポンプ技術設備展覧会
 15日から建設省や中国都市給水協会の主催により、中国北京水処理、給排水、バ
ルブポンプ技術設備展覧会が開催され、15日午後に見学した。会場では水処理装置
や給排水装置、浄化装置、水循環利用設備などの企業や研究機関、メディアが多数
出展していた。

□グリーン公益コーナー設置記念式
 17日、北京緑十字、UNESCO・EPDプロジェクト(持続的発展教育)、北京持続的
発展協会などの主催、北京市金色啄木鳥省エネ環保による実施、北京恒基センター
による後援により、中国初のグリーン公益コーナーを北京恒基センターに設置し、
記念式典が行われた。このコーナーでは、古新聞を集めて持ってくれば、鉛筆やノ
ートなどの古紙リサイクルによる文房具と交換してくれる。1トンの古紙で再生紙
850キロができ、これは17本の木、100トンの水、1.2トンの石炭分に相当する。市
民のリサイクル意識を高めようという試みである。収益の50%は民間環境保護団体
に寄付することになっている。
 記念式典では、著名な映画女優や司会者、環境保護シンガーやおなじみの環境NGO
活動家などが顔をそろえた。

※以下に、北京晩報の関連記事を紹介
http://www.bjd.com.cn/BJWB/20040717/GB/BJWB^11767^3^17W319.htm
※私に突然マイクが渡され、心の準備がなく簡単な挨拶しか話せませんでした。


2004年7月11日(日)第88号
□中国環境展示会を見学
 中国国際環境保護、省エネ、都市給水技術設備展覧会が7月7日から開催され、7日
午前中に見学した。昨年10月から北京市都市インフラ特別許可経営方法が実施され、
第1次となる50件のインフラ事業が海外企業にも門を開いた公開入札形式で、総投資
600億元となる計画が市政府から批准されたことを受け、幅広く商談の機会や宣伝の
機会を設けることを意図している。会場では約50社が出展、大気汚染防止設備や汚
水処理設備、固形廃棄物処理設備、モニタリング機器や実験室分析機器など多数が
展示されていた。

□日中残留性有機汚染物POPs対策シンポジウムに参加
 8・9日、NEDO、SEPA主催による残留性有機汚染物質POPs対策技術に関わる日中共
同セミナーが開催された。会場では、約20名の代表が講演を行い、日中双方のPCBや
ダイオキシン、農薬などの有害性有機汚染物の現状や管理方法、分解技術、モニタ
リング、最新動向などが紹介されていた。まだ多くの公害問題など古いタイプの環
境問題を抱える一方でPOPsストックホルム条約の批准を進めたり、国が7つのダイオ
キシン対策のモデル実験室を作ったりするなど、最新状況の紹介もされ、この後の
この分野での日中協力を進める上でのプラットフォーム構築に向け、大きな前進と
なったといえる。

□中小企業産業団地環境管理シンポジウムに参加
 9日、世界銀行、SEPA、韓国環境省主催の中国中小企業及び工業団地環境管理シ
ンポジウムが開催され、私も参加してきた。韓国からの環境産業研究者が集まり、
中国での中小企業の環境対策や工業団地での集中型汚水処理やゴミ処理の現状、循
環型社会形成への取り組みのみならず、世銀での関連事業の紹介、日本、韓国、
ベトナムでの事例紹介などが行われた。

□遺伝子組み換え作物と環境影響に関する国際シンポジウムに参加
 9、10日、SEPA南京環境科学研究所などの主催で、遺伝子組み換え作物と環境影
響に関する国際シンポジウムが開催され、10日午前中に参加した。遺伝子組み換え
作物の環境影響、生物安全政策と管理、遺伝子組み換え技術の最新動向とリスク評
価、遺伝子組み換え作物の広がりと検査方法、貿易や社会への影響、生物安全議定
書などのテーマで発表、議論を行った。欧米や香港などからも参加者があったが、
10日には日本人の参加者は私一人であった。


2004年7月4日(日)第87号
□世界銀行CDM会議が開催
 7月1、2日、世界銀行や中国科技部、ドイツGTZ、スイス経済省、イタリア環境国土
資源省が主催で、清華大学の実施による中国CDM大会が開催された。席上では、世銀や
ドイツ開発銀行、アジ銀、イタリア政府、日本政府や関連企業がCDM計画などを紹介し
た。日本からは経済産業省のほかに、中央青山サステナビリティ認証機構や商社など
の民間企業、海外環境協力センターなどの公益法人が参加していた。
(参考)中国CDMネット http://cdm.ccchina.gov.cn/


2004年6月27日(日)第86号
□「26度エアコン省エネ・キャンペーン」がスタート
 6月26日、NGO北京地球村、WWF、中国国際民間組織合作促進会、NGO自然の友、環
境・発展研究所、NGO緑家園などにより、「26度エアコン省エネ・キャンペーン」記
者会見が開かれた。席上では、UNEP北京代表やWWF気候変動担当者、国家発展改革委
員会エネルギー研究所の専門家などが、背景にある電力危機の現状やエアコンの設
定温度が1度下がることで得られる経済効果の分析などを紹介、また上海では同様の
キャンペーンが一般消費者からの不評により中止になったことを挙げ、政府や企業
とのパートナーシップが重要になることを指摘するなど、それぞれの立場からの発
言があった。司会の廖女史は、会場の温度が31度であることを紹介して、30度でも
何とかなるのではないかと述べ、ドイツ大使館や英国大使館もこのキャンペーンに
参加することを検討していると紹介した。このキャンペーンは3ヶ月の予定で、9月
26日にもその結果をまとめる形で報告会を行いたい旨を表明した。約100名の関係者
が参加していた。

□NGO自然の友・グリーン文化講座 市民参加と大気汚染防止
 6月26日、NGO自然の友主催によるグリーン文化講座が行われ、北京環境保護基金
会会長の江小珂女史が「市民参加と大気汚染防止」をテーマに講義を行った。各種
汚染物質ごとの北京市濃度の変化と北京市の取り組み、また市民の役割などについ
て紹介した。北京で汚染が最も深刻なのはTSP、PM10、PM2.5などの微量粒子状物質
と夏季のオゾンであり、市民の最も重要な役割は監督作用であることが強調された。


2004年6月20日(日)第85号
□グリーンピース写真展を見学
 6月19日から、グリーンピース主催による、ロシア・バイカル湖写真展示会が開催
され、日本の環境写真家の水越武氏による写真が多数展示された。19日午前中に開幕
式が行われ、ロシア・グリーンピースのメンバーによるバイカル湖周辺の自然生態系
や初期に世界遺産に登録された経緯などを紹介、その後水越氏が、世界で最深、透明
度世界一のバイカル湖に関心を持って撮影活動を続けていることなどを述べた。この
写真展は北京では25日まで続けられ、その後蘇州に場所を移して7月1日から再び展示
される。
※パンフレット翻訳の修正や通訳探しなどで、私もお手伝いさせていただきました。


2004年6月13日(日)第84号
□中国節水及び用水先進技術設備展覧会を見学
 6月8日から、全国節約用水弁公室と水利部科技普及センターの主催により、軍事
博物館で中国節水及び用水先進技術設備展覧会が開催され、私は8日午後に見学した。
会場では、節水型の蛇口やトイレなどの水道器具、水量メーター、節水型灌漑設備、
汚水の循環利用設備、水量自動観測機器などのメーカーや水利関係の研究所、メディ
アなど100軒以上が出展していた。同時に中国の節水事業をめぐる動向や技術革新に
関するフォーラムも開催された。

□中国語雑誌『緑色家園』に転載される
 中国の一般向け環境保護雑誌『緑色家園』6月号の「NGOニュース」のコーナーで、
私が中国語版メルマガで書いた「電子廃棄物及び生産者責任に関する国際シンポジ
ウム」「日中民間水フォーラム」の記事が転載されました。


2004年6月6日(日)第83号
□清華大学・曲格平教授講演会に参加
 6月3日、清華大学環境資源エネルギー法研究センター主催の連続講演会の一環
として、曲格平教授(前全人代環境資源委員会主任委員、前環境保護局局長、中
華環保基金会理事長)の講演会が開催された。主に中国の環境法整備についての
内容で、中国の環境保護関連の法律が粗いこと、市民参加が不充分なこと、今後
の法整備の方向性などについて講演を行った。

□室内環境保護展示会を見学
 6月4日〜6日、中国室内装飾協会室内環境モニタリング委員会主催による「第3
回国際室内環境モニタリング、対策製品技術及びグリーン装飾材料、装飾企業展
覧会」が開催され、4日に見学した。内容は主に、空気清浄機、室内汚染測定機
器、消臭剤などだが、日本の代表的技術である二酸化チタン光触媒を使った製品
の展示も多かった。また炭を使った室内環境整備用の製品も特徴的であった。
(参考)中国室内環境モニタリングセンター http://www.cietc.com


2004年5月30日(日)第82号
□緑家園環境記者サロンに参加
 5月18日、緑家園環境記者サロンが開催され、私も参加した。今回のテーマは、
海水淡水化導入による北京周辺の水不足軽減および内蒙古アルグナ市の市長による
アルグナの自然生態の紹介であった。北京の水不足の歴史的経緯やその深刻さを説
明した後、現在政府の水不足への切り札である南水北調も、エジプトやソ連での実
施例があるものの、南方も水資源が豊富にあるわけではないことに触れ、一方で海
水資源の利用はほとんど考慮されなかったと述べた。また海水淡水化技術の分類と
世界での普及状況(日本は最も普及している国の一つとして紹介される)、価格や
水質基準、主管部門がないことなどの検討事項が紹介された。その後は参加者によ
る活発な討議が行われた。またアルグナ市は、中国の最北に位置し、ロシア、黒龍
江省と接している。アルグナ河や原生湿地、面積が7割を超える自然保護区などの
自然生態系が豊かなことが紹介された。観光資源は豊富で良質の石炭もあるが、自
然保護のためにあえて大規模開発を行っていないと述べた。その後、アルグナの今
後のあり方について討議が行われた。当日は、NGO自然の友の梁会長も出席してい
た。

□清華大学の日本人専門家環境講座に参加
 5月27日、清華大学環境科学工学系で日本人教授による環境講座が行われ、京都
大学大学院工学研究科の武田信生教授が、ダイオキシンの発生過程や毒性、抑制技
術、日本での排出基準と取り組みなどについて講義を行った。97年から03年の間に
日本でのダイオキシン排出量が10分の1に減少したことが、中国人学生の関心をひい
たようで、講義後に活発に質問をしていた。

□世界環境著名人報告会及び中国超越的発展国際環境フォーラムに参加
 5月28日午後、世界環境著名人報告会が日中友好環境保全センターで開催された。
潘岳・SEPA副局長が「環境保護と市民参加」について基調講演を行い、国連副事務
局長のハリス・ストロング氏が「科学的発展観が示す中国持続的発展の方向性」に
ついて録画メッセージを放映し、レスター・ブラウン氏が「地球を救い、文明を永
続」をテーマに講演した。その後休憩を挟み、アースデーの創始者であるデニス・
ハイス氏が「生態系バブルを縮める」をテーマに講演し、最後に元SEPA局長である
曲格平氏が「科学的発展観と持続的発展戦略」について講演を行った。
 29,30日には、中国超越的発展国際環境フォーラムが北京大学で開催された。前
述のスピーカーによる講演のほか、SEPA解振華局長、UNEP中国事務所代表、北京大
学副校長がメッセージを語った。また北京大学で開催されたBELL環境講座に参加し
た学生らによるテーマごとの研究成果が発表された。そのテーマは、エコ肥料、フ
レックスカー、石炭ガス化、持続的交通、バイオディーゼル、風力発電、生態農業
と食品安全性、メタンガス利用、太陽エネルギー利用で、現状分析から技術的導入
可能性、政策的措置など幅広い分析・研究がなされた。
 また持続的発展政策、NGOと市民参加、持続的消費生産、工商管理教育、持続可
能なエネルギーについて分科会に分かれて話し合いが続いた。分科会では、NGO北
京地球村の廖代表や重慶市緑色ボランティア連合会の呉会長、政治協商会議議員の
葉文虎教授等の著名人が発表を行った。閉会式では、北京大学環境学院の江院長に
よるあいさつの後、BELL講座の終了証が学生らに渡された。
 なお科学的発展観、超越的発展、循環経済などは国務院などが出している戦略、
スローガンとなっている。

※通常のフォーラムと違い、北京大学の環境講座の締めくくりとして開催されて
おり、学生の積極的参加があったのが特徴である。また潘氏も曲氏も日本の例を高
く評価し、ハイス氏も日本の太陽光発電が世界の先進的位置にあることを述べるな
ど、日本への言及が多いのにもかかわらず、残念ながら日本からの専門家の発表が
なく、日本の「顔」が見えない印象を持った。

□雑誌・週刊中国語世界に掲載
 中国語スキルアップのための雑誌「週刊中国語世界」4月29日号(299号)の「21
世紀超活躍的人」のコーナーで私の紹介がされました。
※事前の原稿に修正要請を出しましたが、あまり変わっておらず、事実と違う部分
もありますが…。