名湯の泉質


温泉は含んでいる主成分の科学的組成で大きく10に分類され、さらに溶存物質量や
特殊成分で約80種類にも細かく分けられます。その泉質名によって、効能の適応症や
禁忌症が決定しますが泉質名に現れない微量な成分も効能に影響を与えています。
分析書をみることで、その温泉をより理解できるかもしれません。
1948年に温泉先進国ドイツを参考にして温泉法が制定されましたがバブル期のホテル・
旅館の大型化により泉質分析書も画に描いた餅同然のところが増えています。
また、1978年に新泉質名に改定され情緒ある効能書きはできなくなりました。

さぎの湯 「安来苑」
皆生温泉 「三井別館」
天ヶ瀬温泉 「成天閣」
長湯温泉 「御前湯」
湯布院温泉 「下ん湯」
指宿温泉 「天然砂むし温泉」
地獄温泉 「すずめ湯第2泉源」
内牧温泉 「蘇山郷」
雲仙 「小地獄温泉」







さぎの湯温泉・安来苑
安来節で知られた安来市街の南約8Km飯梨川のほとりに湧く温泉。 戦国時代には、月山城主の御殿湯として栄えた。江戸初期に洪水で流出し一時消滅していたが、 明治末期に再掘された。
効能:切り傷、慢性婦人病ほか

1.申請者住所:島根県安来市安来町878番地2
→→→→氏名:安来市長
2.湧出地:島根県安来市古川町字板橋454番地3

3.湧出地における調査及び試験成績
(イ)泉温: 51.6℃気温:13.2℃
(ロ)湧出量:→→→1/min(動力)
(ハ)知覚的試験:無色透明・微塩味・微硫化水素臭
(ニ)pH値:8.3
(ホ)ラドン含有量:71.7×10-10 Ci/kg
(ヘ)調査年月日:平成7年3月9日

4.試験室における試験成績
(イ)密度:1.0011
(ロ)pH値:8.4
(ハ)EC値:1900 uS/cm
(ニ)蒸発残留物:1.3077g/Kg(110℃)

◆5.試料1kg中の成分:分量及び組成◆ 
陽イオン
成分→→→→→→mg mval→→mval%
ナトリウムイオン→.289.8→.12.58→→61.60
カリウムイオン→→--8.0→-.0.20→→-1.00
リチウムイオン→→→0.4→-.0.05→→-0.25
マグネシウム→→-0.8→-.0.07→→-0.32
カルシウム→→-149.8→-.7.48→→36.58
ストロンチウム→→.2.2→-.0.03→→-0.12
バリウムイオン→→-.0.2→-.0.01→→-0.01
マン力Jンイオン→→.0.7→-.0.03→→-0.12
陽イオン計→→→.451.4→.20.44→→-100
陰イオン
成分→→→→mg →-mval→-mval%
フッ素イオン→→-3.4--0.18---0.91
塩素イオン-→-388.6-10.82--55.14
硫酸イオン-→-370.6--7.72--39.32
炭酸水素イオン-43.3--0.71---3.61
炭酸イオン→→→6.0--0.20---1.02




陰イオン計-→-806.8-19.62---100
遊離成分(非解離成分)
成分→→→→→mg mmol
メタ亜ヒ酸→→→0.1→→0.01
メタケイ酸→→-35.0→→0.45
メタホウ酸→→→2.4→→0.06






非解離成分計37.6→-0.52
溶存ガス成分
成分→→→→→→→mg→→mmol
----------------------------
遊離二酸化炭素→→-0.3→→0.01
成分計→→→→→→-0.3→→0.01
溶存物質総計(ガス性のものを除く)
成分総計:1.296 g/kg
その他の徴量成分
アルミニウムイオン→→0.02mg
鉄イオン→→→→→→..0.08mg
総ヒ素(Asとして)→→.0.09mg
亜鉛イオン→→→→→検出せず
鉛イオン→→→→→→検出せず
力ドミウムイオン→→-.検出せず
銅イオン→→→→→--検出せず
総水銀(Hgとして)→-検出せず
遊離硫化水素→→-.検出せず
男性用です
分析終了年月日:平成7年4月24日
6.泉質:含放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
7.調査及び試験者:島根県衛生公害研究所・芦矢亮、神門利之
8.試験法:鉱泉分析法指針による
平成7年5月1日
指定分析機関:島根県松江市西浜佐陀町582-1
島根県衛生公害研究所長:五明田 斈

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皆生温泉・三井別館
米子市内の北約4km。山陰海岸の弓ヶ浜に臨み山陰を代表する 温泉。旅館は約40軒ほどあり松林の中に近代的なホテルや数寄屋造りの和風旅館が 立ち並び施設も充実し、新鮮な日本海の幸を満喫できる。浜辺からは大山の雄姿や 美保関を一望できる。塩湯と弱アルカリ泉とあり宿によって異なる。

源泉名→→→皆生温泉6号・8号・10号・18号・30号各井(中央温泉貯湯槽)
泉質→→→→ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(含塩化土類−食塩泉)
泉温→→→→源泉→→64.8〜84.2℃
→→→中央貯湯槽→→66.8℃
分析年月日→→→→→昭和59年10月29日
分析者→→→→→→→鳥取県衛生研究所
◆含有成分及びその分量(本水1kg中に)含有するr数◆ 
陽イオン→→→→→→mg/kg
ナトリウムイオン→→-2630
カリウムイオン→→→→.38.0
マグネシウムイオン→→-149.3
カルシウムイオン→→1549
マンガンイオン→→→→-.0.1
フェロイオン→→→→→-..0.2
→→→→→→→→-4367
陰イオン→→→→→mg/kg
フッ化物イオン→→→→.1.5
塩素イオン→→→→.6582
臭素イオン→→→→→-.0.4
ヨウ素イオン→→→→→0.7
硫酸イオン→→→→-.846.5
ヒドロ炭酸イオン→→-..74.4
→→→→→→→--7506
遊離成分
非解離成分→→→→mg/kg
メタホウ酸→→→→→→4.6
メタケイ酸→→→→→-.58.3
→→→→→→→→→62.9
〔溶存ガス成分〕
遊離二酸化炭素→→→11.4
成分総計→→→-.11.95g/kg
禁忌症、適応症及び入浴上の注意
1:浴用の禁忌症
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、 呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、 妊娠中(特に初期と末期)

2:浴用の適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、 うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、 疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病

3:入浴上の注意
(1) 高度の動脈硬化症、高血圧症、心臓病の者は、原則として高温浴(42℃以上)にはいらぬこと。
(2) 熱い温泉に急にはいると、めまい等を起こすことがあるので、十分注意をすること。
(3) 食事の直前、直後及び飲酒しての入浴は避けること。
(4) 入浴中は安静にし、入浴後は一定時間の休息をとること。
(5) 温泉療養としての入浴は医師の指導によって行うこと。

禁忌症、適応症決定年月日→→→昭和60年8月10日
鳥取県米子保健所長

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天ヶ瀬温泉・成天閣
「豊後国風土記」にも登場する古湯天ヶ瀬温泉は、7世紀後半の大地震で山が崩れ、 そこから湯が湧出したという古い歴史を持つ温泉。玖珠川の清流をはさんで、約25軒の旅館やホテルがず らりと建ち並んでいる。 いかにも温泉郷と呼ぶにふさわしい独特な風情。温泉ファンには見逃せない名湯だ。
天ヶ瀬温泉の魅力はなんといっても川沿いに湧き7ヶ所もある町営の露天風呂。すぐ横を流れる川の 瀬音を聞きながら、青空の下、健康的な露天風呂を楽しむ心地よさは、ぜひ体験したいもの。 混浴だが女性はバスタオルでしっかりガードして入れば怖くない。安心してのびのびと入浴が楽しめるものもある。 入浴料は志程度。
一年を通して入れるが、町を包み込む山々が美しく紅に燃える紅葉期が魅力。泉質は単純泉で 泉温は70〜100度。

天ヶ瀬温泉駅下車すぐから旅館街。左手にも旅館はあるが、右手が温泉街となっている。
すぐの橋の袂にある酒屋はあいているが、生活に必要な雑貨や食料品、食堂などは いつのまにかアカズとなっている。 繰返す。ここにはなにもない。あるのは豊富な湯量の温泉だけ。

髪を湯船の湯で洗わないでください。 せっかくの美しい髪がぱさぱさになりますよ〜。 必ず蛇口の湯を使ってくださいねと、支配人。蛇口やシャワーの湯は、山水や水道水です。 この水は源泉の中を通して温めています。シャワーなどの管は温泉の湯を通すと すぐにボロボロになってしまうので使えないとも。

成天閣の泉源温度は73度あり、山水や水道水で加水されています。水道水といっても 町の水のように塩素を大量に放り込むやり方はしていないとのこと。そういえば臭いませんでした。 目の前を流れる玖珠川の水も調査した結果ナトリウム系が多く含まれているそうです。

申請者住所→→→天瀬町大字湯山1143
源泉名→→→→→合資会社・成天閣
湧出地→→→→→天瀬町大字湯山1145-1-2
調査年月日→→→平成15年7月8日
泉温→→→→→→73.0℃ (気温29.4℃)
pH値→→→→→→ 7.2
知覚的試験→→→ 無色、澄明、ほとんど無味、ほとんど無臭
ラドン(Rn)→→→測定せず
湧出量→→→→→測定せず(動力、掘削不明)
◇試験室における試験成績◇
試験終了年月日→→→平成15年8月29日
知覚的試験→→→→→ 無色、澄明、ほとんど無味、ほとんど無臭(3時間後)
密度→→→→→→→→0.9987g/cm3(20℃)
pH値→→→→→→→→7.25
蒸発残留物→→→→→0.502g/kg(110℃)

◆試料1kg中の成分  分量及び組成◆ 
(1)陽イオン
  成分→→→→→mg→→→mval→→mval%
リチウムイオン→→→0.4→→-...0.05→--..0.88
ナトリウムイオン→..106.0→→-...4.61→→81.31
カリウムイオン→→.-11.6→→-...0.29→→..5.29
マグネシウムイオン→.1.5→→-...0.12→→..2.12
カルシウムイオン→...11.7→→-...0.58→-..10.41
マンガンイオン→→→.0.1→→→0.00→→..0.00
→→→→→→-131.3→→→5.65→→.100
→→→→→
(2)陰イオン
成分→→→→→mg→→mval→→mval%
フッ化物イオン→→2.8→-...0.14→→-2.41
塩化物イオン→...124.0→-...3.49→→56.27
硫酸イオン→→→30.5→-...0.63→→10.29
チオ硫酸イオン→--.0.9→→.0.00→→-0.16
炭酸水素イオン-117.2→→.1.92→→30.87
炭酸イオン→→→-0.1→→.0.00→→-0.00
硝酸イオン→→→-0.1→→.0.00→→-0.00
→→→→→..275.6→-...6.18→→-100
その他微量成分
(飲用に係る成分)
成分→→→→→→→mg
総ヒ素・Asとして→.測定せず
総水銀・Hgとして測定せず
鉛イオン・Pb2+→→-測定せず
銅イオン・Cu2+→→-測定せず
フッ化物イオン・F-測定せず
(3)遊離成分
非解離成分→→→mg
メタ亜ヒ酸→→→-0.0
メタホウ酸→→--10.0
メタケイ酸→→-.201.4
→→→→→→211.4
溶存物質合計→→→0.618g
(ガス成分を除く)
溶存ガス成分→→→-mg
遊離炭酸→→→→→12.5
→→→→→→→→12.5
成分総計→→→→→-0.631g
単純温泉(中性低張性高温泉)

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長湯温泉
江戸時代には岡藩のお殿様が代々好んで湯治治療をした温泉で侍もお百姓も 楽しんだくつろぎの湯。

温泉地としては地理的に恵まれず別府のような歓楽地にもなれず文化薫 る湯布院にも変身できず、それでもお湯は最強だった。

昭和60年の全国調査以来、日本一の炭酸泉。 現在、泉源数は31。炭酸ガス(二酸化炭素)を飽和以上に含み沸騰しているように自噴している。
旧泉質名は含重曹−重炭酸土類泉。「御前湯」には低温と高温2本の源泉がある。 比較して見ると成分構成はほぼ同じだが成分量が違うのがわかる。

効き目の違いはどうか。通い続けて3日間は低温泉に、3日間は高温泉に、と入り比べる時間の 余裕があったら試してみてはどうだろう。

炭酸泉に入ると体内に吸収された炭酸ガスが全身の血管を拡張し血流がよくなり血圧も下がり 心臓の負担が軽くなり心拍数を上げることなく心臓の働きが改善されるので「心臓の湯」といわれる。

炭酸イオンは皮膚の炎症を抑えたり関節リュウマチや神経痛などの痛みや運動障害を伴う病気の 症状を緩和する。また、炭酸ガスの一部は重曹として解けて皮膚の脂肪、分泌物を乳化して 洗い流すので「美人湯」効果もある。

炭酸ガスは胃腸の働きを活発にし水分の吸収をよくする。 飲むと胃腸病、便秘に効果があるとともに利尿効果が大きく痛風にも。取っ手の部分がストローに なっている飲泉カップで時間をかけてゆっくり飲もう。

源泉名→→→直入町温泉療養文化館「御前湯」
湧出地→→→直入町大字長湯7977の先
調査及び試験年月日平成10年10月14日    pH値   6.5
泉温→→→→ 33.9℃ (気温29.8℃)      知覚試験   微弱茶褐色、澄明
湧出量→→→測定せず  (自噴)               微弱炭酸味、殆ど無臭
◆試料1kg中の成分  分量及び組成◆ 
1. 陽イオン
成分→→→→→→→mg→→mvalmval%
リチウムイオン→→→→0.2→→0.02→→0.13
ナトリウムイオン→→..186.0→--8.09→...33.61
カリウムイオン→→→-.31.7→→0.81→→3.37
マグネシウムイオン→.138.0→-11.35→-47.20
カルシウムイオン→→...75.2→→3.75→-15.58
マンガンイオン→→→→.0.3→.....0.01→-..0.04
鉄(II)イオン→→→→-....0.7→→0.02→-..0.08
→→→→→...432.1→-24.05→→100
2. 陰イオン
成分→→→→→→mg→→mvalmval%
フッ化物イオン→→→0.3→→0.01→-0.09
塩化物イオン→→→72.3→-...2.03→-8.98
臭化物イオン→→→-0.2→-...0.00→-0.00
硫酸イオン→→→. 143.0→-...2.9713.12
リン酸二水素イオン→-0.3→→0.00→-0.00
炭酸水素イオン1078.0→-.17.6677.77
炭酸イオン→→→→-0.3→→.0.00→...0.00
→→→→→-..1294.4→-22.67→-100
3. 遊離成分
非解離成分→→→→mg
メタホウ酸→→→-.....5.4
メタケイ酸→→→-132.8
→→→→→→-.138.2 →→→- →→→-
溶存ガス成分 →→→mg
遊離炭酸→→→→-365.8
→→→→→→→-365.8 →→→-
◆溶存物質量合計 1.865g
◆成分総計→→→-.2.230g
4. 飲用に係る微量成分
成分→→→→→→mg
総ヒ素----.----0.005
総水銀→→→-0.0005未満
鉛イオン→→→→0.01未満
銅イオン→→→-0.001未満
フッ化物イオン0.32

      マグネシウム・ナトリウム−炭酸水素塩泉  (中性低張性低温泉)           
源泉名→→→直入町温泉療養文化館「御前湯」
湧出地→→→直入町大字長湯7977番地
調査及び試験年月日平成13年7月10日    pH値  6.9
泉温→→→→ 48.6℃ (気温27.3℃) 知覚試験  炭酸味、弱鉱物味
湧出量→→→176リットル/分(自噴 掘削200m)  無色、澄明、殆ど無臭
◆試料1kg中の成分   分量及び組成◆ 
1. 陽イオン
成分→→→→→→→→ mg   mval   mval%
リチウムイオン→→→→→0.6→→0.08→→0.17
ナトリウムイオン→→→-355.0→-15.44→-32.51
カリウムイオン→→→→-.75.2→→1.92→→4.04
アンモニウムイオン→→→.2.0→→0.11→→0.23
マグネシウムイオン→→254.0→-.20.90→-44.00
カルシウムイオン→→→180.0→→.8.98→-18.19
マンガンイオン→→→→→1.1→→.0.04→→0.08
鉄(II)イオン→→→→→→.0.9→→.0.03→-..0.06
→→→→→→..868.8→→47.50→→100
2. 陰イオン
成分→→→→→→mg→→mvalmval%
フッ化物イオン→→→0.6→→0.03→-0.06
塩化物イオン→→→82.0→→.2.31→-4.54
硫酸イオン→→→. 347.0→→.7.2214.20
炭酸水素イオン2520.0→-.41.2981.09
炭酸イオン→→→→-1.6→→.0.05→. 0.12
→→→→→→
→→→→→→
→→→→→→
→→→→→→2951.2→-50.90→-100
3. 遊離成分
非解離成分→→→→mg
メタホウ酸→→→→12.5
メタケイ酸→→→-170.3
→→→→→→-.182.8
溶存ガス成分 →→→mg
遊離炭酸→→→→-247.0
→→→→→→→-247.0
◆溶存物質量合計 4.003g
◆成分総計→→→-.4.250g
4. 飲用に係る微量成分
成分→→→→→→mg
総ヒ素----.----0.001未満
総水銀→→→-0.0005未満
鉛イオン→→→→0.01未満
銅イオン→→→-0.001未満
フッ化物イオン→→0.6

      マグネシウム・ナトリウム−炭酸水素塩泉  (中性低張性高温泉)

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湯布院温泉 下ん湯
30年ほど前までは奥別府といわなければどこにある温泉?だったのに、いまや全国Noワンの人気
源泉数900近く、旅館やホテルが100軒以上あってもまだ増え続けそう

この下ん湯、瓦葺屋根が情緒ありオイデオイデと誘うけれど完全混浴、とどめは外から丸見え
気をつけるのは開けたら即お風呂!”のぞき”と間違えられないように
成分表からみると湯布院の代表的、平均的温泉といえます

源泉名→→→岳本共同浴場
湧出地→→→湯布院町大字川上1577
調査年月日平成5年4月14日
泉温→→→→ 69.4℃ (気温20.1℃) 水素イオン濃度  (pH)8.3 
湧出量→→→90.0リットル/分(動力 掘削) 性状 無色、澄明、無味、無臭
◆含有成分及びその分量(本水1kg中に)含有するr数◆ 
カチオン(+イオン)→→→mg
リチウムイオン→→→→.0.2
ナトリウムイオン→→-184.6
カリウムイオン→→→-.15.3
マグネシウムイオン→→--4.8
カルシウムイオン→→-.12.4
マンガンイオン→→→→.0.2
→→→→.
→→→→→→→→-217.5
アニオン(-イオン)→→→mg
フッ化物イオン→→→→.0.2
塩化物イオン→→→-.101.3
硫酸イオン→→→→→.91.1
リン酸-水素イオン→→→-0.1
炭酸水素イオン→→-.277.4
炭酸イオン→→→→→-.4.2
水酸化物イオン→→→-.0.0
→→→→→→→→-474.3
遊離成分
非解離成分→→→mg
メタ亜ヒ酸→→→--0.2
メタホウ酸→→→-..7.6
メタケイ酸→→-. 165.3
→→→→→→.173.1
溶存物質量    0.864g/s
成分総計     0.867g/kg
単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
適応症    神経痛・五十肩・打ち身
くじき・慢性消化器病・痔疾・ 冷え性・疲労回復・健康増進
溶存ガス成分mg
遊離炭酸→→→..2.4
遊離硫化水素   0.0
→→→→→→.2.4
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指宿温泉
市内に800ヶ所以上の源泉があふれる指宿。風物詩的に扱われることも多い「砂むし温泉」は 日本式サウナでスコップ一本あればOK。簡単、気持ちいい!の素晴らしい温泉文化です。

海岸の砂の下を自然湧出の熱い温泉が流れていて日本式サウナは砂の深さで温度を 調節します。それでも50〜60度あり埋まって10分、がんばっても15分。

汗と砂を流すのは「砂むし会館」砂むしにも泉質はあります。海に湧いているので成分はほとんど「塩」ですが 温泉水は海水ではなく化石水ではないかといわれています。

ふつうの温泉の3,4倍の効果があるといわれる砂むしの入浴?効果については、鹿児島大学医学部が 調査をしています。

砂に15分埋まっていると心臓から全身に送り出される血液の量が増えて 一時的に血圧が上がるほどです。血管の拡張より血流量が増えたためで血液中の酸素量も増え 赤黒いはずの静脈血も鮮紅色になったとか。

調査の結果、砂むし温泉はその温度と保温効果、プラス砂の重さ(30sくらい)によって循環を 促進し全身に酸素や栄養を行き渡らせるとともに血液中の痛みや炎症の元となる物質や老廃物を排出 する効果が高いことがわかり神経痛、リウマチ、腰痛、五十肩、ひざ関節症、脳卒中後マヒ、骨折、冷性、更年期障害の痛みなど への有効性が実証されています。

ただし、高血圧や心臓病、不整脈などのある人は禁忌。

◆市営元湯温泉
指宿温泉発祥の元湯。浴槽の底からお湯が湧いています。砂むし温泉から歩いて1分ほどの 昔ながらの風情を残した銭湯。泉質、成分は砂むし温泉とほぼ同じ。

源泉名→→→--------
湧出地→→→指宿市湯の浜5丁目25の17
使用施設名指宿市天然砂むし温泉施設
調査実施日平成4年1月7日→→→→    pH値   6.7
泉温→→→→ 83.1℃ (気温29.8℃)      性状   無色、澄明、強食塩味
湧出量→→→→→  (自噴)               無臭
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→ラドン含有量  0.57×10‐10ci/kg
◆試料1kg中の成分  分量及び組成◆ 
陽イオン
成分→→→→→→→mg→→mvalmval%
リチウムイオン→→→→3.5→→0.05→→0.24
ナトリウムイオン→-..3806.4165.6→--77.93
カリウムイオン→→→.232.2→→5.94→→2.80
マグネシウムイオン-...160.1→-.13.17→--6.20
カルシウムイオン→.....545.5→....27.22→-12.81
第一鉄イオン→→→→-.0.1→→.0.00→--0.00
マンガンイオン→→→→.1.2→→.0.04→--0.02
→→→→→4749.0→.212.5→→-100
陰イオン
成分→→→→→→mg→→mval→→mval%
フッ素イオン→→→→1.1→→0.06→→→0.03
塩素イオン→→-...7205.0203.2→→-...95.09
硫酸イオン→→→. 393.9→-...8.20→→-...3.84
炭酸水素イオン→-135.4→→.2.22→→.....1.04
→→→→→→
→→→→→→
→→→→→→
→→→→→-.7735.4→..213.7→→→100
遊離成分

メタケイ酸→→→→→→→→→→→.. 243.9mg
ガス成分を除く溶存物質総量→→→.12730.mg

遊離二酸化炭素→→→→→→→→→.. 13.6mg
成分総計→→→→→→→→→→→ 12740.mg
ナトリウム−塩化物泉  (高張性 中性 高温泉)

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地獄温泉 清風荘
今に残る細川藩の掟書によりますと、庶民は入れない湯でした。 その後庶民の湯治場となりその特徴あるお湯で現代秘湯界のメジャー温泉へ。 今ではフランス料理さえいただける摩訶不思議な秘湯の宿です

さて、そのお湯は単純酸性硫黄温泉(※硫化水素型)です。1kg中に特殊成分の水素イオンを 限界値1mg以上含んでいるので泉質名の始めに「酸性−」とつけることになっています。

また特殊成分のひとつである硫黄総量を限界値2mg以上を含むので硫黄泉、溶存物質量が 1g未満で「単純−」もつきます。
(※)内の硫化水素型とは硫黄が遊離硫化水素の型で主として 含まれているもの(旧硫化水素泉)と遊離硫化水素を含まないもの(旧硫黄泉)とを区別するために 泉質名につけ加えられているのです。・・・・わかりにくい?

旧泉質名では硫黄泉をガス成分が溶け込んでいるものと、ないものの2種類に分けてあったのですね。 硫化水素型のほうが少し効能の種類が多く高血圧や動脈硬化などの血管系等にも効くようです。 といっても高度の症状のある人は×です。どの温泉もこれは同じ。飲んでも便秘、痛風や糖尿病 に効くとされていますが、地獄温泉では薦めていません。

どうしてもという場合は一晩汲み置いて飲んでもらうそうです。そのままでは効き目より下痢のほうが 心配で・・・。入浴だけで効能は十分の自信もちらり?

源泉名→→→地獄温泉(すずめ湯第2泉源)
湧出地→→→阿蘇郡長陽村大字河陽2327-2
調査年月日昭和62年11月16日→→→pH値 2.81
泉温→→→→41.8℃ (気温13℃)→→→知覚的試験 灰濁色、酸味
湧出状況→→自然湧出 (自噴)→→→硫化水素臭
湧出量→→→−−−→→→ラドン 19.65×10−10Ci/リットル(5.41マッヘ)
◆試料1kg中の成分  分量及び組成◆ 
(1)陽イオン
  成分→→→→→mg→→→mval→→mval%
水素イオン→→→→.1.6→→-...1.55→→29.64
ナトリウムイオン...20.1→→-...0.87→→16.63
カリウムイオン→-..7.8→→-...0.20→→..3.82
アンモニウムイオン....8.0→→-...0.44→→..8.41
マグネシウムイオン-.6.3→→-...0.52→→..9.94
カルシウムイオン..18.5→→→0.92→-..17.59
マンガンイオン→.....0.2→→→0.01→→..0.19
アルミニウムイオン-11.0→→→0.41→→.7.84
鉄(II)イオン→→→-..4.5→→-...0.16→→.3.06
鉄(III)イオン→→→-.2.7→→→0.15→→..2.87
→→→→→→-.80.1→→→5.23→→100
(2)陰イオン
成分→→→→→mg→→mval→→mval%
フッ素イオン→→--0.2→-...0.01→→0.15
塩素イオン→→--16.8→→.0.47→→7.20
硫酸水素イオン--14.7→→.0.15→→2.30
硫酸イオン→---283.4→→.5.90→-90.35
リン酸二水素イオン-0.4→→.0.00→→0.00
→→→→→-315.5→-...6.53→→100 →→→→→
→→→→→
→→→→→
→→→→→
→→→→→
◆溶存物質量498.9mg
◆成分総量→→762.8mg
(3)遊離成分
非解離成分→→→mg
メタケイ酸→→-.101.4
メタホウ酸→→→-1.3
→→→→→→102.7
→→→
溶存ガス成分→→→mg
遊離二酸化炭素→-...249.8
遊離硫化水素→→→-14.1
→→→→→→→→263.9

単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)


(注)酸性水を飲む場合は歯を溶かすので歯につけないように飲みます
飲泉カップの飲み口がストロー状になっているのはそういう意味もあるそうです
薄めて飲むなど気をつけましょう。ところでオレンジジュースや酸性雨はPH3〜3.5くらいとのこと


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内牧温泉 蘇山郷
源泉は100もあり泉質はほぼ同じで共同浴場がたくさんあります。 蘇山郷自慢の100%天然温泉の分析書には、含石膏、苦味芒硝泉とありました。

改正以前の作成なので旧泉質名で新泉質名だとナトリウム・カルシウム・マグネシウム−硫酸塩泉です。 硫酸塩泉は4つに分類されます

含アルミニウム−硫酸塩泉(明礬泉)
ナトリウム−硫酸塩泉(芒硝泉)
カルシウム−(石膏泉)
マグネシウム硫酸塩泉−(正苦味泉)

水1kg中に溶存物質1g以上を含み陰イオンは硫酸イオンが主成分というのは同じ 陽イオンの主成分で泉質は変わりますが、このうち特殊成分のアルミニウムを限界値以上含んで いるものは「含アルミニウム−」と表示されます。

なぜなるか−−−鉱泉分析法指針でそう決まっているから。場合によって[含む]は付いたり消えたりして 素人にはほんと疲れる指針です。

「蘇山郷」の分析書には陽イオンにミリバル%値が20以上の成分が3つあり副成分の分類法によって 成分の多い順に書かれています。効能も多くリウマチ、神経痛、皮膚病、婦人科疾患、創傷、 飲用では便秘、動脈硬化、
高血圧、胆石、肝炎、痛風、糖尿病など。

源泉名→→→蘇山郷第2号泉源
所在地→→→阿蘇郡阿蘇町内牧145-6
調査年月日昭和38年10月1日
湧出量→→→273.3リットル/分 (自然湧出 泉源深さ150m)
泉温→→→→48.5℃ (気温13℃)
外観→→→→無色澄明→→→→→ラドン含有量 4.36×10−10キュリーラドン/リットル
臭味→→→→殆ど無味無臭→→→ラドン濃度 (1.20マッヘ)
反応→→→→中性→→→→→→→水素イオン濃度 7.38
カチオン→→→→→→→mg/kg→→mval%
カリウムイオン→→→→→46.4→→→4.01
ナトリウムイオン→→→→-.301.1→→-44.28
アンモニウムイオン→→→→..3.8→→-...0.72
カルシウムイオン→→→→..162.6→→-27.43
マグネシウムイオン→→→.....82.1→→-22.83
フェロイオン→→→→→→...1.5→→--0.18
第一マンガンイオン→→→→..0.5→→→0.06
アルミニウムイオン→→→→-1.3→→-...0.49
→→→→→→→→→-.599.3→→→100
アニオン→→→→→→mg/kg→→mval%
クロール(塩化物)イオン181.7→-...17.33
硫酸イオン→→→→→→-.961.8→→67.70
水硫(硫化水素)イオン→→-.0.3→→...0.03
ヒドロ炭酸イオン→→→→..269.5→-...14.93
ヒドロ燐酸イオン→→→→→..0.1→→-.0.01
→→→→→→-.
→→→→→→-.
→→→→→→-.
→→→→→→→→→1413.4→→-100
◆溶存物質量合計-2164.6mg/kg
◆成分総計→→→-2181.6mg/kg
(3)遊離成分  mg/kg
メタ硼酸→→→→16.4
メタ珪酸→→→-145.5
→→→→→→151.9
溶存ガス成分→→mg/kg
遊離硫化水素→→-0.1
遊離炭酸→→→...-16.9
→→→→→→...-17.0

含石膏・苦味芒硝泉  (緩和低張高温泉)


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雲仙・小地獄温泉
戦前の日本で仕事をしていた外国人たちが避暑地にしたこともあって、欧風というか一味違うしゃれた温泉地です
ここの温泉は単純泉だったり明礬(アルミニウムを含む)緑礬(鉄を含む)硫化水素(硫黄を含む)などの 含む○○−−となる特殊成分を限界値以上に含む温泉だったりします。

例によって泉質は各宿で少しずつ違いますがこれらの物質を含む温泉はたいてい酸性泉です。 雲仙ではぜひ、行く先々のお風呂場で分析書をごらんになってください。白濁の湯が、古くから、遠くの人からも 親しまれ続けている共同浴場の小地獄温泉は単純硫黄泉。

白濁の正体はコロイドイオウといわれますがコロイドとは物質が(この場合は硫黄)100万分の1mmから1000分の1mmの大きさの粒子になって分散している 状態で、この粒子は分子よりは大きいけれど、顕微鏡では見えないほど小さい。 コロイド粒子が液体に溶けたり分散している状態をコロイド溶液、ゾルといいます。

お湯をすくってみても見えないけれどからだにくっつく硫黄のツブツブは温泉の効き目そのものともいえます。 洗い流さないように拭き取ってしまわないように。

硫黄泉は成分による効用が医学的に確かめられている温泉です。 酸性硫黄泉は皮膚表面の乾癬にとても効果的。皮膚の修復作用や皮膚が剥がれて欠乏状態な肌に イオウの補給は有効です。他に切り傷など。熱めでも楽に入れるのもコロイド状態のお湯の特徴です。 温まるので痛み系や冷え性にも有効ですが飲めませんです。

源泉名→→→雲仙小地獄温泉
分析年月日平成5年3月19日
泉温→→→→90℃ 使用位置  41℃
泉質→→→→単純硫黄温泉(硫化水素型)
→→→→(低張性−弱酸性−高温泉)
◆試料1kg中の成分  分量及び組成◆ 
陽イオン
成分→→→→→→→→→mg
水素イオン→→→→→→→..0.8
ナトリウムイオン→→→→→.7.5
カリウムイオン→→→→→→3.0
アンモニウムイオン→→→→1.9
マグネシウムイオン→→→-..3.6
カルシウムイオン→→→→....8.5
鉄(II、III)イオン→→→→→-3.3
アルミニウムイオン→-→→-4.1
→→→→→→→→→-.32.7
陰イオン
成分→→→→→→→→→mg
塩イオン→→→→→→→→7.2
硫酸水素イオン→→→→→1.8
硫酸イオン→→→→→→107.6
チオ硫酸イオン→→→→→4.5
リン酸二水素イオン→→-....0.2
→→→→→→→→→
→→→→→→→→→
→→→→→→→→→
→→→→→→→→-.121.3
◆溶存物質量→→-0.228g/kg
◆成分総量→→→-0.579g/kg
(3)遊離成分 
非解離成分→→→→mg
メタケイ酸→→→→73.8
メタホウ酸→→→→..0.4
→→→→→→→..74.2
溶存ガス成分→→mg
二酸化炭素→→-349.0
硫化水素ガス→→-.2.5
→→→→→→...351.5
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