CTRSとは?
 CTRS (Certified Therapeutic Recreation Specialist) とは実際にセラピューティック レクリエーションサービスを行う人が持つ資格です。NCTRC(National Council for Therapeutic Recreation Certification)という資格認定団体の認定基準を満たした人たちに与えられます。CTRSの資格を持つことにどんな意味があるのでしょう?CTRSとして認定されることで、消費者そして経営者が資格保持者のあなたの専門職としての技量を最低限度基準満たしていると確認することが出来ます。

 
ではここでCTRSになる為に何を必要とするかご説明します。
 まず4年大学、大学院等をセラピューティック レクリエーション学科、または専攻で卒業しNCTRCによる資格認定試験に合格しなければなりません。実際に資格を取った後は、CTRSとして活躍をすることが出来ます。更新は5年周期ですが、実際に団体には年に一度状況報告を必要とします。これを怠ってしまうとCTRSとしての更新に影響を及ぼします。各自のステイタスの状態はNCTRCのウェッブサイトにて確認する事ができます。

 実際にCTRSになる為の必須科目はなんでしょうか?
 TR(Therapeutic Recreation:セラピューティック レクリエーション)の概念などのTR イントロダクション, 基礎、オリエンテーションについての科目を始め歴史、運用、原則、テクニック、アッセッスメント(評価)、プログラミング、評価、トレンド等のTRに必要な知識を広く学ばねばいけません。一般教養の中の必須科目は解剖学、生理学、アブノーマル サイコロジー(異常心理学)、人間の成長と発達などTRサービスに必要な知識を学びます。

 TRもしくは、TRに必要な知識等について学んでいるにも関らず認められない科目もあります。
 TRのアート/クラフト、障害者の為のキャンプ、音楽療法、などの何か特別な対象にオプションとして存在している科目には認められません。それは、一般的な知識を必要とするTR パーソナルには専門的すぎるからです。

 Internship(フィールド プレイスメント)ではどんなことをするのでしょうか?
 まず、Internshipを始めるにあたって、学生は自分の興味のある活動分野を選びます。病院、コミュニティー、ナーシングホーム等活動分野はさまざまです。インターネットのウェッブサイト通してインターンを募集したりするエージェンシーもあります。学生自分がInternshipをしたいと思っているところにアプローチをかけたりもします。自分のボランティア先でそのままInternshipをしたりする人もいます。あと、大学のコーディネーターも良い相談相手です。
 学生はフルタイムで起用され、最低360時間を一つのエージェンシーで過ごします。そこでTRサービスのプランニング、インターベンション(介入)のプランニング、個人のインターベンションのプランニング、TRサービスの実施、 インターベンション、プランの評価、ドキュメンテーション(書面化), トリートメント(治療)/サービス チームと働く事、サービスのオルガナイジングそしてマネージング、対象者のすそ野を広げる運動/擁護, ピーアール,そしてプロフェッショナルとしての成長を学びます。スーパーバイザーは現役のフルタイムのCTRSで、学生は自分のスーパーバイザーとCTRSとしての役割を分けあいます。そして最後に学生はこのInternshipを単位として認めてもらわなければいけません。

 資格試験はどんなものなのでしょうか?
 2月,5月,8月そして11月に試験を受ける事が出来ます。試験日は、各月の月曜から金曜日の5日間の間で一日選択できます。全試験はコンピュータで受ける事になっています(数年前まではペーパテストでした)。全米どの州に在住していても試験を受ける事が出来ます。 試験時間は3時間です。もちろん、スペシィァル ニーズにも対応しています。
問題は全部で200問。4つの答えから1つ正しいものを選択するという極めてシンプルなものです。 
テストの アウトライン は以下となります。
@ 背景・・・8%
A 診断上のグループと仕える人々・・・14%
B アッセスメント・・・14%
C 介入のプラン・・・20%
D 個人化された介入プランの実施・・・21%
E ドキュメンティシオンと評価・・・13%
F オルガナイジングとマネ−ジングサービス・・・6%
G 職業上の進歩・・・4%

 CTRSの活躍の場
 CTRSの活動の場は大きく3つに分けられます。
 1. 病院やリハビリセンターのような急性期健康管理環境でCTRSは、医師、看護婦、心理学者、ソーシャル ワーカー、作業療法士、理学療法士とチームとしてまたは協力しあって特定の健康状態の個人に治療/リハビリテーションをします。

 ここでCRTSがリハビリセンター等で認識されているのかを説明します。アメリカのリハビリ医療の基準はJoint Commission of Accreditation of Healthcare Organizations (JACHO:医療施設認定合同機構)とCommission on Accreditation of Rehabilitation Facilities (CARF:リハビリ医療施設認可審査会)によって評価されています。JACHOのガイドラインの中には、Recreational Therapist(TRのことですが、アメリカの診療施設やリハビリセンターではRecreational/Recreation therapist(RT)とよばれる事が多いです)は精神病治療方のリハビリテーション、物質(特にアルコール・麻薬)濫用治療、そして身体のリハビリテ−ション サービスの治療メンバーの一員であるとされています。RTはCARFに急性脳損傷や急性脳破損後の入院患者のリハビリテーション治療チームの中心的一員としてPTや OTらと共に並べられています。 ADL、職業的調節(順応)、自然環境での運動神経のパフォーマンス能力の適用等においてのリハビリでは各セラピストは互いに補足しあっているところがあります。この中で、TRはQOLを高める為の社会生活技能、自己擁護、退院後の社会復帰のプランで大きなパートをしめています。

 その他に、他の専門職の人たちと一つの科を作ることもあります。
 アメリカの多くの小児病院では日本でも最近耳にする、チャイルド ライフ(Child Life- Child Life Council (C.L.C.)によってCertified Child Life Specialists (CCLS)に認定されます)とCTRSが一つの科に属しています。乳児から思春期までの子どもの最適な発達をプロモートとし、入院と病気という心理的な外傷を最小限にする為に協力しあいます。入院している子どもの治療プランにあわせ、CTRSはレクリエーション、余暇体験/教育を通して家族を子どもの発育の問題に重点をおいてコミュニテイー リソース/サポートグループにリンクさせ、レクリエーションや余暇スキルの機会を与えながら子どもの社会生活技能促進を促進します。この他にも、子どもが病院で学んだスキルを社会で使えるように外出もします。

 2. 長期/居住ケア施設(老人や精神障害者等) CTRSは余暇活動を使い健康の維持、増進を図ります。
 先に述べたリハビリセンターの様に、介護施設でのCTRSとしての主な役割は、理学療法士が個人の筋力、耐久性、移動能力のリカバリー/維持に対し役割を担い, 作業療法士が個人の日常生活動作スキルのリカバリー/維持を助けている間に、個人の自立の回復/維持そしてセラピュ−ティック余暇活動を通してQOLの向上を助ける事です。

 3. コミュニティーを基盤としたサービスでは、市が持つ公園・レクリエーション課や公立/私立の学校の特別教育, 老人や地域の障害者などを対象としています。エクササイズをしたり、創造力を高めたり、楽しい時間をすごしたり出来るようにしています
コミュニティーのレクリエーションセンターでは、CTRSは各参加者のニーズに合ったプログラムや活動を提供しなればいけません。そこで障害や参加に制限をもつ個人に適応器具を供給し必要に応じて活動を参加者に適応させなければいけません。キャンプ プログラム,車椅子バスケットボール、聴覚障害のハイキング、知的障害者の為のサッカー等が例です。

 どんな環境で働こうとも、CTRSは個人のアッセスメントをし、個人のニーズにもとづいてプログラムを運用しなければいけません。アセッスメントなしでは、ニーズに合ったプログラムを提供し参加者が最適な時を過ごす事が難しくなるからです。コミュニティー プログラムのアセッスメントの内容は治療を目的とした病院やリハビリテーション センターとは異なってきます。

 CTRS等の方を対象としたネット(ML)会員の募集
 岐阜市西部レクリエーション研究会「健康レクリエーション学苑」では、世界で活躍するCTRSの方、アメリカでCTRSを目指して勉強してされてる方及びセラピューティックレクリエーションに興味があり、岐阜から距離が遠くて毎月の勉強会に参加できない方のために、会員間で利用しているメーリングリスト(ML)制度を、平成16年1月より特別に解放するネット会員制度を開始します。
 それに先立ち、今から有効な活用方法、その他の利用方法等を研究するための試行を始めます。希望される方はここをクリックして、管理人宛に「ネット(ML)会員に加入する」旨のメールに、必要事項(住所、氏名、電話番号、職業、加入を希望する理由)を記載して送って下さい。
 加入を認める方には、メールで承認通知(今年度は会費を無料とする関係上、ネット会員の投稿は、その都度投稿承認を必要とさせていただきます。)を送付しますので利用を開始して下さい。

※ ネット(ML)会員制度とは
 セラピューティックレクリエーション学苑の会員間で、情報交換するために設けたMLに、CTRS等遠方の方を特別会員として新たに開始するものです。会員は、決められたアドレス宛に送信することにより、日頃疑問に思うことや質問を全会員宛に一斉に送付することができます。これに会員が個別に回答することにより会員間で情報交換できる制度です。
 16年から正式に発足(年会費3,000円の予定)しました。投稿を行えますので情報交換を盛んに実施します。
 今後もCTRSの資格を取得して帰国される方が増えるでしょう。私達は、このネット(ML)会員制度を利用して、まずCTRS等の方と情報交換を行い、今後もCTRSの資格保持者の就職を応援していきます。


 CTRSの出張
 当学苑の講師会員である森美和子CTRSを、4月から平日に希望される福祉施設、医療施設、学校等に出張させることにしました。希望される施設等の皆様からのご連絡をお待ちしています。

 
       
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