アリスカメレオン
カメレオン科

  

時 代 500万年後
分類 爬虫類・有鱗目・カメレオン科
分布地域 アフリカ
全長 100cm

 アリスカメレオンは、この時代にアフリカで繁栄した地上性のカメレオンの1種であるが、他種生物との共生を成立させるという特殊化を果たしている。
 彼らの背部の左右のヒダは、融合し内部に空洞を生じさせる。その空間を利用して、シロアリの一種がコロニーを作っている。
皮膚のところどころには、あつらえたようにシロアリが出入りするためやベンチレータ用の穴が開いている。
背部が共生に合わせて膨らんではいるものの限られたスペースであるので、コロニーの構成個体数は数百にとどまる。
 しかしながら、外部より運び込み、細かくした葉片を耕地とした菌類の栽培を行う働きアリや巣であるカメレオンも含め防御の働きをする兵隊アリ、そしてもちろん女王アリと王アリという階級制は維持されている。
 空洞内は適度な湿気とカメレオンの分泌物により、菌類の繁殖に適した環境となっている。
また、カメレオンが乾燥した大地の所々に立つ樹木へ移動するため、働きアリは効率的に葉を採取することができる。
 一方、アリスカメレオン側の共生によるメリットは、やはり兵隊アリによって保護されている点が最大のものだといえよう。
カメレオンが襲われると、あっという間に、その相手にアリたちが取り付き、鋭い牙で攻撃を加える。
 アリスカメレオン自体は、雑食性で樹木の葉を食べたり、また巣から運び出されたシロアリの死骸を食べている様子も観察されている。
 

     

[参考文献]
レブレ.K   「アリスカメレオンの生態と共生」
トランプ.S  「地上性カメレオンの系統」
カワサ.K   「アリスカメレオンの分泌するシロアリ誘因性物質」
ホンジュ.L  「シロアリの栽培する菌類はカメレオンにも有益か」