ウミユリやウミシダの仲間は、基本的に固着生活をするが、冠部にある腕を使って移動したり、あるいは一時的に基物より離れて遊泳することもある。
ブーケは、その中で完全に遊泳生活に移行した種といえよう。
本来、ウミユリは基物に付着するための茎部を持っているが、ブーケではこの部分が退化している。
そして、冠部の本体が大きく膨らんだ形状となっている。
後部に長く伸びた3本の尾のような構造は、バランサーの役割を果たしているらしい。
ブーケの食性は、基本的に祖先種と変わらず、濾過食である。
遊泳をしながら、腕の羽枝で捕らえた小型の生物や有機質の粒子を冠部中央にある口に運び、食料としている。
この羽枝には、弱い毒性があり、これで身も守っているらしい。
ブーケの体色(特に腕部)には、かなりの変異が見られる。
これが、個体変異の範囲なのか、亜種などの分類群レベルのものなのか、論議の対象となっている。
[参考文献]
ギグリオ.Z 「ブーケの体色は個体変異 連続的な変化」
アズケナ.P 「DNA解析からみる体色の違い」
リーリオ.F 「ブーケの変異の扱い 総括的な考察」
クリニ.B 「海の花束 ブーケ写真集」