ノドノトゲは、ヴォーテックスをはじめとする濾過食性の大型の海生鳥類ペラゴルニスの咽頭のあたりをその生活場所にしている。
幼生の段階で、これらの鳥類に飲み込まれたノドノトゲはそこで変態をし、体後部の棘状になった部分を咽頭の組織に刺さる形で、そこを一生の住処とする。
もちろん、多くの幼生はタイミングが合わずに、そのまま消化されてしまう運命にある。
鳥類の咽頭に残ることに成功した個体は、鳥類が濾過食したプランクトンの一部をその腕で捕らえて、栄養としている。
体が小さいので、数個体のノドノトゲでは、ペラゴルニスとしてもさほど影響を受けないが、多く付着されると咽頭が狭くなり、採餌にも影響を受け、体が衰えてしまうという。
[参考文献]
スプリンター.A 「ノドノトゲの生活史の解明」
エキューラ.F 「ペラゴルニス類へのノドノトゲの影響」
シェギア.I 「ノドノトゲの幼生のふるまい」
アスティラ.U 「ノドノトゲ 寄生か片利共生か」