陸に進出したアワビの子孫である。
殻にあいている孔の部分が長く伸び、細長くなっている
ところから「パイプ」+「アバロン(アワビ)」で、
このように名づけられた。
このパイプ構造の中には、少量の体液がたまり、
陸での呼吸を助けている。
本来この孔からは、排泄や卵や
精子の放出を行っていたが、その働きは体後部に
別の総排泄口に移された。
また、軟体部は、表面が皮の
ようになり、水分の損失を抑えるようになっている。
彼らは、薄暗い森林で、木の幹や落葉層に生じる菌類等を
食べて生活をしている。
パイプ構造は、その間に小枝や落ち葉が挟まることによって
カモフラージュに役立っているほか、呼気によりある周波数
の音を出している。
この音には、どうやらパイパバロンを
捕食する動物への忌避効果があるようである。
[参考文献]
トコブシー.A 「パイパバロンの生態 繁殖期に見られる行動」
オレーャ デ マール 「パイパバロン 個体変異 殻の色」
ゼーオル.D 「パイパバロン 音色の分析」
バオユィ.C 「新しい中華料理素材 〜パイパバロン」