ラッカセイ
オヨギタコ科

  

時 代 1億年後
分類 頭足綱・タコ目・オヨギタコ科
分布地域 浅海
全長 4cm

 ラッカセイは、泳ぎ回る能力に長けた方向に進化したタコのグループに所属する。
 ラッカセイの群れは、かなりの高速で泳ぎ回り、リーフグライダー(大型の遊泳型ウミウシ)を見つけると、その体表に取り付き、大型の口器を突き刺すようにしてその体液を吸う。
ただ、群れは単に敵から身を守るために作られているだけで、リーダーが存在したり、集団としての戦略的な行動をとるということはないようである。

 高速で遊泳するタコのグループは、このラッカセイから遡ること約5000万年前に、その祖先らしい種を確認することができる。
その中に、このラッカセイと同様に他の生物の体液を吸う生活様式をもつ「ノミダコ」が知られている。
 しかしながら、「ノミダコ」は、体構造がかなり特殊化しており、ラッカセイとは直接の系統関係にあるわけではないようである。
高速遊泳するグループから、別の形で小型化し、群れで行動する方向に進化したのが、このラッカセイであると考えられている。
同じグループには、腕のうち4本が長く伸び、また頭部が滑らかで白色をしている「ハナラッキョウ」などの種も知られている。
 また、このように遊泳するタコの中には、かなり早い段階で分岐したとみられる体長が50cmほどで単独生活をするグループが知られている。  

     

[参考文献]
アーメンドイム.F 「ラッカセイの群れに順位制は存在するか」
オオヒ.G.エマワリ「ラッカセイのDNA解析からみる系統的進化」
ボル‐ボ.X    「ノミダコ類とのDNA配列の比較 分岐年代を推定する」
ササフェッテ.B  「ラッカセイ 遊泳から採餌へ 体勢の変化の動画的解析」
ティンテン.G   「ラッカセイが口器より分泌する凝固防止物質」